2021年04月25日

【続報】エチオピア緊急支援


ティグレ州の国内避難民を助けよう

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■ エチオピア・ティグレ州(2021年3月29日)■
 FHは内戦が続くティグレ州で緊急援助に当たっています。住んでいた場所を追われ援助を必要としている50万人の人々のために、新たに提供される資金により、食料を配給します。また43,600世帯余りを対象にライト(照明)、毛布、就寝用床マット、調理器具、衣服および水の供給ならびに保健衛生サービスを提供します。
FH は主要地域のパートナーと連携して、トイレやシャワー設備の設置・運営・維持ならびに水の供給を行うと同時に保健衛生に関するトレーニングを実施します。

FH=国際飢餓対策機構

不衛生な一時避難所での暮らし

 現在ティグレ州の全人口の81%に当たる450万人以上(出典:国連人道問題調整事務所)が人道的支援を必要としており、そのうち73万7,000人が国内避難民となっていると推測されています。緊急援助調整センター(ECC)によると、ティグレ州で現在も続く戦闘を逃れて避難してきた人たち(国内避難民)は州都のメケレに95,000人います。そのほとんどが学校などの一時避難所で暮らしており、雨風を凌しのぐことや身の安全を守ることが困難な、不衛生で非人間的な状態に置かれています。

 国連の国際移住機関によって、国内避難民の定住型キャンプとして指定されたメケレのセバカレ(Sebacare 4)キャンプでは、第一段階として5,500人の国内避難民を受け入れるための1,100の仮設住宅が建設されます。そして、第2 段階では更に10,000人の受け入れを想定しています。
FH は国連機関と連携して、仮設住宅、食料以外の日用品、水の供給、保健衛生サービスの整備などの準備を進めていきます。またこの国内避難民キャンプにおいて1,100世帯への水の供給と保健衛生サービスを提供します。

世界の皆さんと力を合わせて

 FH エチオピアの代表は「影響を受けた人々の最低限の必要がいち早く満たされ、人としての尊厳を回復することができるように、これまで対応に当たってきた職員を再派遣しました。またそれらの緊急援助活動が速やかに行われるように職員の増員を進めています。私たちエチオピアチームは、世界的なネットワークで繋がる皆さんと共に、変化していく状況に合わせてでき得ることのすべてを全力で行っていきます」と語っています。

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緊急募金にご協力ください(2つの方法があります)
①郵便振替
 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構
 「エチオピア緊急援助」と明記のこと。
②クレジットカード
 こちらから「エチオピア緊急援助」をクリック。


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