2019年12月04日
社会的混乱が続くボリビア、FHボリビアから報告
ボリビアでは2019年10月21日以来、大統領選挙に関連して多くの社会的混乱が続き、現地の国際飢餓対策機構(以下、FHボリビア)の働きにも大きな影響が出ました。現地スタッフによるとエスカレートした暴動により、一時スタッフは事務所に通うことができず、安全のため自宅退避しなければならないほどでした。
FHボリビアが活動している3つの都市のうち2つは特に暴動がひどく、ファシリテーターとして活動する村々で通常の業務ができませんでした。しかし私たちは、コミュニティのリーダーと緊密なコミュニケーションを取り、サポートチャイルドとその家族が損害を受けないよう、また緊急の助けを必要とする場合には適切な対応ができるように備えてきました。
数日前、このようなことがありました。一人の子どもが街で起きた暴動のため事故に遭いましたが、FHボリビアが活動するコミュニティのサポートチャイルドであったため、FHの事故保険を通して適切な治療を受け、危機的な状況から脱することができました。こうした支援は私たちの働きに関わるすべての子どもたちに提供されています。同様にFHの保健部門は今回の暴動の影響を受けた最も脆弱な家族に対して、栄養面での支援を続けています。
幸いにも暴動は解消されつつあり、ここ数日ですべてのスタッフが通常の活動を再開しています。しかしすべてが正常に戻るには時間が掛かります。ボリビアの郵便事情悪化により、サポートチャイルドとのお手紙のやりとりなど滞っている状況を覚え、引き続きご理解とご支援をよろしくお願いいたします。
ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)は、ボリビアに駐在員として小西小百合スタッフを派遣しています。現在、小西は秋の世界食料デー大会での報告のため帰国しており、年明けの1月にボリビアに戻る予定です。但し、現地の治安状況が再び悪化した場合は、予定を変更する場合もあります。
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