2017年02月27日

【支援者の取組み】神様が授けてくださったわが子ファン


 和歌山シオン教会の牧師、有井先生ご夫妻は2011年からチャイルドサポーターにご協力くださっています。今回はお二人がどのような思いで支援してくださっているのかお話を伺いました。

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 私たちが支援させていただいているボリビア在住の青年の名は「ファン」、現在、17歳です。

 2011年世界食料デー東大阪大会において、出会いが与えられました。当時私たちは、結婚して満6年になろうとしていました。実子が与えられず、そのことは何かにつけて私の心を掻き乱し、現実を受け止めることができないままでした。「神様、大丈夫そうなフリをしていますが、心を自制することはできません。ここから解放されて前に進みたいです!」と祈り求めていました。

 食料デ―大会直後に思い切ってチャイルドサポーターに申し込みました。ある日、事務局から「きずなノート」が届きました。私は驚愕しました。その表紙には目鼻立ちのしっかりした12歳の少年がじっとこちらを向いて写っていたからです。《わたしの目に、あなたは高価で尊い。わたしは、あなたを愛している》という聖書の言葉が添えられていました。私は自分の愚かさに気づかされました。子どもは神様が授けて下さるのであって、私たちが身勝手に選ぶことはできません。恥じ入ることに「支援させていただく子どもを自分たちで選ぶことができる。可愛らしい女の子にしよう」と決めていたのです。自分の無知を心から悔い改めて、神様にお詫びしました。

思いがけない病、しかし...

 ところが支援を決めた数週間の内に私は思いがけない病を発症し、生活スタイルが一変しました。「心身が痛む不安定な状態で、経済的にも支援をスタートできるのだろうか?」と頭を抱えました。しかし「私たちがどのような状態にあっても、神様が約束されているのだから信頼しよう!」と祈って前に進むことができました。種蒔く人には種を与え、食べる人には糧を与える神様が、今日に至るまで支援を継続させて下さっています。

 この5年間を振り返る時、ファンくんの成長が私たちの大きな喜びとなっていることを覚えます。特にクリスマスカードを目にするたびに、神様がファンくんを成長させて下さっていることを教えられます。初めてのカードには、高くそびえる茶色の山々や水汲みの仕事に励む姿が描かれていました。ある年、そこにサッカーボールで遊ぶファンくんと友人が向き合って登場。そして、昨年のカードには、「ぼくはとても幸せです」と記されていました。私たちは「子の幸せを常に願い続ける親」の思いを胸にしたかのようでした。私の心を癒し立ち上がらせて下さった神様に心から感謝しています。


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 チャイルドサポーターの活動は子どもをとりまく環境を整えていくことを通して、子どもの健やかな成長を支援しています。

チャイルドサポーター専用ホームページも開設させていただいております。
活動に関する詳しい内容は下記ページをご確認ください。
https://child.jifh.org/


チャイルドサポーター事務局
電話 072-920-2226(直通)

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