2014年04月02日
【里親会】10年後のめぐみ(アフリカ・モザンビークの元里子から)
1991年から10年間にわたって行われたモザンビークでの世界里親会の活動は、今たくさんの実をみのらせています。その当時は、この活動が子どもたちにどれほどの結果をもたらすのか私には想像できませんでした。しかし今、子どもたちのためにしてきたことは決して無駄ではなかったことが分かります。ムササの子どもたちを支援してくださった方々に改めて感謝致します。
(元FHモザンビークスタッフ/エルネスト・カラベティ)
日本の里親さんが支援してくださったモザンビークの子どもたちは大きく成長し、今はそれぞれ社会へ出てがんばっています。その中から2人の元里子を紹介させていただきます。
勉強を続けながら子ども3人の父親に(ルイ・セルソ)
私は、ファンビッシ区域ドンド地区ムササ小学校で里親のミツル・ナラサキ様から支援を受けて勉強したルイ・セルソです。長い間連絡をしていませんでしたが、あなたの支援を受けてから神様がどんなに素晴らしいことを私の人生にしてくださったかをお話ししたいと思います。
2002年にマファンビッシ中学校10年生を修了し、2004年にイニャミズワの専門学校で教える資格を取得しました。次にイニャミンガの教師養成学校でポルトガル語文学を教える資格を取得して、そこで2011年まで教えた後、私の教師としての働きが評価され、ベイラの教育大学で奨学金を得て勉強することが可能になりました。今この大学の3年生です。大学では初等教育と教育機関の経営について学んでいます。
今はこの写真のように大人になってひげも生え、声も太くなりました。私は感謝の気持ちを表しきれる言葉がないくらい里親の方に感謝しています。あなたの助けがあったからこそ、今の私になりました。私の親は、ここまで勉強できて今の状況まで来ることができるほど経済面で私を支えることはとうてい無理でした。私は今3人の子どもの父親です。2人が娘で1人が息子です。あなたに神様の祝福がありますようにお祈りします。
大学で物理を学びながら母校では先生(アルトゥール・アゴスティニョ)
私は今自分が通ったムササ小学校の先生をしています。この小学校の横に、様々な商品が揃った、私の文具店があります。私はドンド地区の学校で高等教育を終了し、現在ベイラ教育大の3年生です。物理学を勉強していて、もう少しで修了します。母校の教師と文具店の運営もしている私は、里親の方(ミサヲ・フクナカ様)の助けが何年もあったからこそ、十分な教育を受けることができ、勉学を続けるための商売をするというビジョンも与えられました。私が生まれたこのコミュニティーが発展していくのを見ることが私の目標です。
教師であり生徒であり、商売もしている私には、現在妻と3人の子どもがいます。職場や大学の教室で、そして授業が終わってから働くお店で、日々さまざまな経験をしています。ムササは今電気が通るようになり、発展の一途をたどっています。里親の方に感謝します。私のような喜びを経験することができるよう、どうかこれからも他の人々への支援を続けてください。
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