フィリピン台風被災者支援のために2月1日からレイテ島タクロバンに入っている当機構ボランティアチーム第2陣(リーダー吉田スタッフ以下6名)が、給食活動や学校訪問などを開始しています。
ボランティアメンバーは活動を始める前に、タクロバン市の被害状況を視察し「
実際の被災地を目の当たりにしてみなさん言葉を失っていました」(吉田)というようにいまだに台風の爪痕が生々しくのこる現地に衝撃を受けたとのことです。今回の参加メンバーの中には、当機構の東北ボランティアにも参加された方が多く、そうした方からは「被災状況を見ると東北の被災地と重なって見えます。そんな中で元気で明るくふるまわれるフィリピンの人たちには驚きます」(吉田)とのことです。 2月3日(月)は、現地パートナー団体の行っている給食活動に参加、現地の人々からフレンドリーな日本人チームが再びやって来たということで、今回は最初からとても温かく迎えていただく中で活動を始めることができました。
ボランティアメンバーの中に美容師さんがおられ、さっそくヘアカットサービスを子どもたち(5名)や大人(3名)に行っていただき、大変に喜んでいただきました。
本日2月4日(火)は、学校を訪れて、午前中は校内で給食活動、午後から小学校一年生80名を対象に人形劇や歌、ダンス、ゲームなどのアクティビティを行う予定です。
吉田によると「今回の日本人チームも、前回とまた違う雰囲気ではありますが、徐々にそれぞれの良さが出てきてとてもいい感じでまとまってきています。」とのことです。
当機構は、物資支援とともにこうした人的な応援も行わせていただいております。今後ともフィリピンの人々の復興を助ける応援をよろしくお願いいたします。
【2月5日 吉田より続報】
昨日4日(火)は、ウタップの小学校で一日を過ごしました。午前中に全校生徒約300人を対象に給食活動をしました。日本から持っていったカレールーを使い、とてもおいしくできました。たくさんの子どもたちがおかわりをしていました。(日本のカレー味はフィリピンの方も好まれるとのこと)
午後は小学校1年生を対象に特別授業。ボランティアの高峰さんによる日本語講座に始まり、近藤史門くんの歌とダンス、全員で行った人形劇、その後は中沢ゆりさんの提案で実施した大きな作品の制作。枯れた木の下絵に、子どもたちが夢や好きなものの絵を描いて一つの大きな夢のなる木をつくりました。
その後、現地団体のナビゲータースタッフがワライ語で子供たちに説明してくださいました。「確かにあの台風で傷つき、枯れた木のような街になってしまったかもしれない。しかし、君たちが夢を実現していけば、きっと素敵な木に成長するよ」と。
最後にフィリピンの子どもたちが自分の夢をみんなの前で発表したり、好きな歌を披露してくれました。
学校訪問活動は、帰国前の7日(金)にも行う予定で準備を進めています。




【2月6日 吉田より続報】
6日(木)は、午前中に学校で炊き出しをし、午後はウタップのコミュニティで炊き出しをしました。学校では子どもたちも今回のメンバーの名前を覚えていてくれたり、前回の日本人チームの授業で学んだ日本語を使って話しかけてくれる子どももいました。
コミュニティでは高峰さんの散髪が相変わらずの大好評で、順番待ちができています。チームのみんなは、炊き出しだけでなく折り紙や風船などで子どもたちと遊び、とても喜ばれています。
今日7日(金)は活動としては最終日です。午前中にヒルサイドでの炊き出し、午後から学校で特別授業を行います。