2012年07月18日

九州北部豪雨・現地調査(南阿蘇村)


 今月11日から断続的に続く「九州北部豪雨」では、死者・行方不明者が32人に上る甚大な被害をもたらしている。
被災地では、避難指示や避難勧告が続くなか、行方不明者の捜索や寸断された道路などの復旧が急ピッチで進められている。その深刻な状況を受け、当機構は、スタッフを派遣し、現地調査にあたっている。

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スタッフが向かったのは南阿蘇村の立野小学校。
数年前に廃校となり、現在避難所として村の人々が生活をしている。

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その学校で避難生活を余儀なくされている南阿蘇村在住の丸野さん。
彼の案内で土砂崩れの被害を受けた地域を訪ねた。

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【写真:丸野さん(左)から当時の様子を伺うJIFHスタッフ・清家】

土砂災害を受けた家は丸野さんの家から50mほど離れた場所にあった。大きな石が家や車を押しつぶしていた。
この土砂崩れによって数名の尊い命が失われた。

現在、水も電気も復旧しているが、いまだ危険な状態が続いている。行政からの避難指示により、村の人々は家に帰ることができない。先の見えない不安の中で、人々は避難所生活を送っている。

地元の人々も自治体も復興に向けて精いっぱい取り組まれている。当機構も何か協力できることがあれば、それを地元の方々と共に協力し進めていきたい。

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