先日2月4日(土)、東京事務所にて「白砂糖不使用のチョコ作りをして、フェアトレードを学ぼう!!」というイベントを開催しました。
約20名の方が参加してくださり、半数以上が初めての参加でした。
まず最初に「チョコレートクイズ」を行いました。
チョコレートを1枚100円として、誰に何%還元されているのかを当てるゲームです。ちょっと難しかったようで、全問正解は残念ながら誰もいませんでした。皆さんも考えてみてください。
答えは一番下にあります。
ゲストに井戸本結実さんを招いて、白砂糖不使用のチョコレート作りの講師と「なぜ白砂糖不使用チョコなのか」についてのプレゼンをしていただきました。
スペシャルゲスト:
井戸本 結実(いどもと ゆみ)
アレルギー・疲れやすい体質を改善するために、2年前から栄養や健康について徹底的に学び始め、自身の健康ブログ「yumiid.com」で健康について発信している。インスタグラム(ID:@yumiid)には、筋トレビデオや健康情報などを投稿。現在はPR・制作会社のプロデューサーとして活躍する傍ら、全米エクササイズ協会(ACE)認定パーソナルトレーナーの資格取得に向けて奮闘中。白砂糖や小麦粉、加工品を摂らない食生活を心がけている。
プレゼン内容について詳しくはこちらへ(必読!)→「なぜ私が白砂糖とさよならしたか」
チョコレート作り開始!
量って、湯煎しながら混ぜるだけ。
簡単そうですが、不器用な私は5回ほど事前に練習して、5回とも失敗。。
でも、イベントではどのグループも上手にできていました!
出来上がったチョコレートを食べながら、フェアトレードについてのプレゼンを行いました。
世界には『フェアトレード=公正な貿易を』を必要としている現実があります。それは公正ではない貿易が行われているからです。
不均衡な取引(搾取)、児童労働、環境破壊、劣悪な労働環境、紛争など様々な問題が取り巻いています。
一生懸命カカオ農園で働いても正当な賃金が払われず、貧しい中で暮らしていかなくてはならない多くの人たちがいます。
→動画「カカオの真実」
チョコレートを見たことも食べたこともない子どもたちが、危ない環境の中でカカオ農園で働いています。学校にはもちろん行けません。
チョコレートだけではなく、ファストファッションなどの衣服、バナナ、コーヒー、レアメタルなど日本に住んでいる私たちにとっても関係のある多くの物がフェアトレードでない状況で作られています。
最後にグループごとにディスカッションをしました。
「知らなかったことを学べてよかった。これからは考えて買いたいと思う」
「これからは買う時に、考えてから買うようにしたい」
など様々な意見がありました。
私個人的にも、今回多くの学びがありました。
印象に残ったのは、ゲストの井戸本さんの言葉。
『自分のお財布で企業に投票する時代。
どんな製品を作っている会社に投票したいか、よく考えて!』
私たちは、つい「安いから」と言って買ったり、「メディアで宣伝されているから」と言って買ったりしがちだと思います。
その製品に含まれているものが体に及ぼす影響は何なのか?
その製品を作っている人たちはどんな環境の中で作っているのか?搾取は行われていなのか?児童労働によって作られているのではないか?
その製品に使われているものやバックグランドについて考えてから買う必要性があることを痛感しました。
ただ安いから買う。テレビや雑誌で紹介されているから良いものだと思って買う。
その結果、途上国で学校にも行けず農園で子どもたちが働き、劣悪な環境で女性たちが働き、また私たちも体に良くないもの食べて病気になる可能性もあります。
買い物かごに入れる前に、原材料名を見てみましょう。フェアトレードマークがあるか見てみましょう。その製造元・企業のことを調べてみましょう。製品の見た目と値段だけではなく、もっとその中身に、バックグランドに関心を持ちましょう!!
ぜひ、この記事を読んでいる全ての人に実行してほしいです!
少しずつでも、世界が変わっていくのではないでしょうか?
『わたしから始める、世界が変わる」これが、私たちJIFHのモットーです。
東京事務所 福地麻美