2017年12月12日

【ラテンアメリカの人々とともに(9)】夢を生きる原動力に


 ファン・ダビッド君はリオカイネセンター・フロチコ村の中・高等部1年生・12歳。妹のジャネットちゃんは小学4年生・9歳です。2人とも勉強の成績が良く、態度もいいと先生たちのお墨付きです。

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 ファン・ダビッド君は難病でいつ症状が悪化するかわからない状態ですが、今は元気に生活することができています。彼の両親は同じ病気ですでに亡くなり現在2人は叔母一家に引き取られて生活していますが、一家も彼ら兄妹の他に実の娘4人を含め6人の世話をしているため、子どもたちが成長するにしたがって部屋も狭くなり、経済的にも苦しい状況になってきています。現在予算はありませんが地域の人々を含め有志を募り新しい部屋を作れないかと今祈りつつ考えているところです。

 さて兄妹はこの8月JIFHサマーキャンプチームの訪問を受けて、食料品やサッカーボール、人形と共に、ファン・ダビッド君のサポーター・東北の郡山キリスト福音教会から届いた寄せ書きカードやプレゼントを嬉しく受け取りました。そして地球の反対側から来てくれた日本のお友だちが自分たちのためにたっぷりと時間をとって遊んでくれたこと、特に一緒に家の前の砂地でフットサルの試合を思いっきり楽しめたことは、サッカー好きな彼らへの大きな励ましとなりました。2人は自分たちが愛されている喜びを充分に感じ、笑顔が絶えませんでした。

夢を生きる原動力に

 ファン・ダビッド君の将来の夢は「よいサッカー選手になりたい」。またジャネットちゃんは最初「まだ考えていない、わからない」と答えていましたが、会話をしているうちに「建築士になりたい」という夢が具体的に出てきました。そしてそのために「これからも一生懸命勉強する!」と言い、2人ともそれを紙に書いてくれました。

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 私は最初は、いつ病状が悪化するか、またいつまで生きられるかわからないファン・ダビッド君に「将来の夢」を尋ねるのは酷なので、この質問をすることは控えようかと思ったのですが、いや、そのような状況にある彼だからこそ、夢を持って精一杯生きて欲しい。そしてその夢を叶えることができるように神様が彼を支えて下さる、と希望を持って質問をしました。

 このように自分を支え励ましてくれる人がいて、夢を持つことができるのは、どんな環境にいても変わることがない、生きるための大きな原動力になると確信しています。この兄妹の祝福を、特にファン・ダビッド君の健康が支えられ、心も身体もすくすくと成長していってくれることを願ってやみません。

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