2017年03月11日

食料備蓄と国際協力を実現(救缶鳥プロジェクト)


 "176万食を廃棄!"昨年3月、毎日新聞に全国47都道府県と20の政令市が過去5年間に廃棄した災害備蓄食の集計が掲載されました。それ以外の自治体や企業、家庭も含めると備蓄食だけでどれだけ多くの食べ物が捨てられているのかわかりません。私たちは今年創業70年目を迎えるパン屋ですが、「おいしく食べて笑顔になって頂けるように」と作ったパンが、食べられずにゴミになってしまうことほど悲しいことはありません。

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 そんな私たちに22年前、大きな転機がありました。阪神淡路大震災の時に送った約2000食のパンが半分以上食べられずに廃棄されてしまったのです。神戸という大都市を襲った災害の混乱の中、賞味期限の短いパンはあまり活かされることはありませんでした。「美味しくてやわらかく、なおかつカンパンのように長期保存が出来ないの?」との被災者からの声が形になったのはそれから1年後のことです。

 世界で初めての柔らかい「パンの缶詰」は、栃木にある田舎のパン工場から生まれました。新潟の中越地震などを経験し、少しずつ「パンの缶詰」は知られるようになりました。しかし賞味期限が伸びたことによって、再び「食べられずに捨てられてしまう」という備蓄食ならではの問題に直面しました。冒頭にあったように自治体や企業では大量の備蓄食を置いていますが、その多くは賞味期限が切れると廃棄されてしまいます。防災訓練などで配布されたとしても、結局受け取った人が捨ててしまう場合も多いようです。

メッセージ文で被災者を激励

 日本では捨てられてしまう備蓄食を賞味期限を残した状態で回収し、世界の飢餓で苦しんでいる人たちや、災害で食べ物が不足しているところに届けることが出来るのが「救缶鳥プロジェクト」です。災害が起きた時、ライフラインが止まっていても缶を開けるだけで手軽に食べることが出来ます。このプロジェクト実現のために、日本国際飢餓対策機構が国内外の災害支援ネットワークを提供、緊急食料支援を行っています。幸いにも災害にあわなかった時は、日本の優しさを飢餓や災害で苦しんでいる人に届けることが出来るのです。「救缶鳥プロジェクト」は食べ物を送るだけではありません。東日本大震災で全国の救缶鳥が被災地へ送られましたが、「缶詰に書かれているメッセージに励まされました」という多くの声を頂きました。

 私たちは食べ物だけで生きているのではありません。困難なときほど人の優しさに触れることによって生きる希望が持てるのではないでしょうか。備蓄とちょっとした「優しさの支援」。自分のために、そして苦しんでいる人のために一緒に始めましょう。

※資料請求は、パン・アキモトまで
TEL:0287-65-3558国際義援事業本部

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▼詳細はコチラ
http://www.jifh.org/joinus/can/vending-machine.html

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