2015年08月19日

【バヌアツ】復興に向けて立ちあがる被災住民


3月13~14日に大型サイクロンに襲われたバヌアツでは、復興への長い道のりが始まっています。少しずつかつての日常を取り戻そうとしている被災住民を励ますため、6月に2度目の支援物資が神戸港からバヌアツの首都ポートビラの港に向けて送られました。以下は国際飢餓対策機構ニュージーランド(FHI-NZ)代表のジョセフ・リー師(写真下)からの報告です。

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 私たちがニュージーランドから到着した6月20日㈯には、既に日本からの支援物資が入港していました。FHI-NZバヌアツオフィスの副代表ジェームス・リー氏が貨物の受け取りに必要な手続きをすべて済ませており、週明けには受け取りが完了するはずでした。ところが、月曜日に大きなフェリーがバヌアツ港に入港し、乗客の安全確保のために埠ふとう頭が閉鎖されてしまいました。

 ようやく6月23日㈭の昼頃になって埠頭から運ばれてきた支援物資を、その日の午後から翌26日の夜にかけて配布しました。ポートビラの中で最も貧しい地域である、シーサイドの4地区、オレンの4地区、パンゴの2地区、メレの2地区、エアポートの2地区、ノースエファテの2地区、ブラックサンドの2地区の合計18の地区で、各地区平均100-200人の被災された方々にパンの缶詰とろうそくを届けることができました。

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質が高いと被災者に大好評

 前回もそうでしたが、送られてきたパンとろうそくの質の高さに、受け取った被災者の方々の間で、驚き、喜び、感謝の声が沸き起こりました。美しいケースに入ったろうそくは、風で火が消えるのを防いでくれる上に、ろうが垂れてくることを心配しなくてよいと、みんな、とても喜んでいました。パンを食べた後で、わざわざそのおいしさを感謝の言葉と共に伝えに来た人たちがたくさんいました。

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 パンゴの長老教会では、支援物資の配布を行った日に結婚式が行われていました。被災し、たくさんのものを失った中で、最も清潔でよい服をそれぞれが身に着けて集まっていました。支援物資の配布は、結婚式のお祝いムードを一気に盛り上げてくれました。

感謝を伝えて!

 政府の災害援助事務所からも、日本の皆さんに心からの感謝を伝えて欲しいと言われました。日本の皆さんが被災したバヌアツの人たちのことを忘れることなく、こうして温かい心と共に支援物資を届けてくださったことに、みんなとても感動していました。一度はサイクロンによって大きな痛手を負った人たちが、再び、日本から届いた支援に励まされ、笑顔と喜びの声が広がっていくのは、とても美しい光景でした。共に痛みを負ってくださった日本の皆さんに心から感謝申し上げます。

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