2014年10月14日

【フィリピン】2014夏のワークキャンプ報告(フィリピン体験記)


 パートナー団体ハンズオブラブ・フィリピン(HOLPFI)の活動地、ミンドロ島にあるマンヤン族の村、シドに滞在させていただき、村の人々との交流や小学校校舎の給水塔建設作業の手伝いを通し、また首都マニラでは極めて厳しい貧困の現実を目の当たりにして、ワークキャンプ参加者一人一人が確かな気付きを与えられています。その報告をお読みください。

01philippines_work2014.jpg


■参加者:秋山記吏香さん
03philippines_work2014.jpg

 マニラ空港に着いて宿泊するホテルに向かうとき、道路の汚さに驚きました。ゴミ袋がそのまま置かれていたり、壊れたビルがたくさんあったり......凄くショックを受けたし、もっとフィリピンの現状を知りたくなりました。都市部のストリートチルドレンに出会った時は、子どもたちをじっと見ていてられず、目を逸らしてしまいました。全裸で、お腹がふくらんで、でも手足はガリガリの姿。日本では考えられない子どもたちの様子や生活を目にしました。また、昼食でチキンを食べていた時、女の子がドアからじっと見ている姿を見て、胸がぎゅっと締め付けられる様に痛かったです。

 原住民マンヤンの村に行くのは本当に大変で正直もう嫌だと思っていましたが、私より小さい子が昔学校までこの道のりを毎日通っていたと知ったとき、自分が惨めに思いました。

 貧困の地域だけではなく、とってもきれいなリゾート地にも行かせていただきました。同じ国なのにこうも違うのかと思い、私がこれから研究し勉強していく1つの課題になったと思います。現代にも将来にも大切な事を学べたワークキャンプとなりました。(秋山記吏香)


■参加者:井上恵さん
04philippines_work2014.jpg

 フィリピンでの10 日間は、私の人生に大きなインパクトを与えました。一番印象に残っているのは、マンヤンの村での出来事です。村は、マニラからものすごく揺れる船で 1 時間、その後ものすごく揺れるジープで 1 時間、そして森と川を徒歩で 1 時間半ほど行った所にありました。

 その出来事とは、村の方たちが現金収入を得るために制作しているビーズクラフトや竹かごの制作体験をさせてもらった時のことです。私の先生になってくれた女性は 21 歳。彼女は、村の方たちにビーズクラフトを教える技術を身に着け、学校では道徳教育(聖書を通じて人の尊厳やあるべき姿を学ぶ)をする先生になり、日曜礼拝では前に立って賛美や祈りをしていました。若くしてたくさんの才能を発揮している彼女のことを心からすごいと思い、そのことを彼女に伝えました。彼女は迷うことなくこう答えました。「すべて神様が与えて下さったものです。」

 思わず目頭があつくなりました。彼女は、自分の体と心と才能と、すべてが神様から与えられていることに素直に感謝し、素直に表現し、村のために働いている。では私はどうなのだろうか?日常生活の中でどれだけそのことを意識し、彼女のように生活しているだろうか?大きなチャレンジを受けた出来事でした。

 この度キャンプに参加させてくださった神様、訪問地のすべての方々、また快く送り出してくれた主人に、心より感謝をします。本当に、今回のキャンプに参加してよかったです。(井上恵)


■参加者:中村恒太郎
02philippines_work2014.jpg

 自分たちより暮らし向きが豊かでない人々への同情心や正義感から、このフィリピンワークキャンプへの参加を思い立ったことを、私は今、大変恥ずかしく思っています。なぜなら、物質的には裕福に見える私たちも、心の豊かさの面では彼らとは比べようもないほど、貧しい状態にあるように感じるからです。

 ミンドロ島の山奥、シドの村に住む人々は、給水設備、医療、食料、衛生環境、教育、どれも日本に住む私たちにとっては不十分、不便に感じる水準かもしれません。自然災害によって容易に飢餓状態に陥りうる環境です。しかし彼らは、厳しい生活でもそれを受け入れ、本当に素敵な笑顔をもって毎日を過ごしているのです。そういった彼らの姿が、神様からのあらゆる祝福を喜ぶことを教えてくれました。

 私たちにできることはなんでしょうか。私はまず祈りたいと思います。それは、飢餓と貧困に苦しむ人々のための、そして、実際にこれらの問題と向き合い、働きをしている現地のスタッフのための祈りです。また、サポーターとなることを通して、フィリピンの地域社会の変革、持続可能な人材や社会基盤の開発に貢献していくこともできます。一人の日本人にできるのは、ほんの小さなことかもしれません。自分の手には負えない。誰かがなんとかするはずだ。そのような態度をとることもできるでしょう。ですが、聖書の「2 匹の魚と5つのパンによる 5000 人の給食」(イエスの奇跡)にあるように、一人ひとりの些細な提供であっても、神様がそれを用いて人々のために豊かに役立ててくださると私は信じています。(中村恒太郎)

05philippines_work2014.jpg06philippines_work2014.jpg

カテゴリー

月別表示