2014年07月30日

【ニジェール】深刻な食料危機が続くサヘル地域


 サヘル地域では干ばつ、食料不足、政情不安によって人々の生活は依然として危機的な状況にあります。当機構は現地パートナー団体のバルナバス・ファンドと協力して、ニジェールでの食料支援を引き続き行っています。ニジェールの人々は2005年、2010年、2012年の雨不足そして突然の大雨による洪水によって食料不足に苦しみ続けています。飢餓に苦しむ人々の半分以上が子どもで、特に農村での飢餓が深刻です。

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【写真:突然の雨による洪水(ニジェール)】

 今回支援できたのは、孤立している地域の174家族と町の貧困家庭および難民として暮らしている207家族です。ドウンバ村のスマナさんは「神様に感謝します。これは天からの贈り物です。支援してくださった皆様に神様の祝福が豊かにありますように。また食料配布地に私たちの村を選んで持ってきてくださった方々に感謝します。」と話していました。

いまある宝を用いて

 一方、当機構と現地パートナー団体のバルナバス・ファンドの協力で、人々の自立のためのトレーニング、「共同体のビジョン」が2013年9月に行われました。参加したリーダーは「このセミナーで、私たちは宝の箱の上に座っている乞食のような姿だったと気がつきました。これからは外からの援助だけに頼るのではなく、私たちに与えられている宝を用いたいと思います。」と語り、それぞれの地域の自立のための案を出しました。その結果、まずアフォレとマイロの2つの地域で家畜の飼育プロジェクトを始めることになりました。家畜を育て、それを売ることで利益を得ようとするものです。具体的には、人々の食料支援と並行してアフォレで雌牛16頭、雄12頭、ヤギ・羊12頭、マイロでは雌牛28頭、雄牛4頭、カート20台と種を支給しました。

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【写真:家畜飼育プロジェクト】

言葉に表せない喜び

 アフォレの住民の1人は「この12年間、十分に食べ物が手に入ったことがありません。私たちが家畜を育てることができるなん
て思いもしなかったことです。どんなに嬉しいか言葉に言い表せないほどです」と、またマイロでは「ありがとう!私たちの顔をみればどんなに喜んでいるかわかるでしょ!私たちはもう以前と同じではないんです」など喜びの声が聞かれました。

 しかし、このように支援できた家族の数は、ほんのわずかです。重度の栄養不良で治療が必要になる子どもの数は1年で40万人に上るといわれています。マラディ、ジンダー、タホアでは人々は食料がなく、木の葉を食べ始めている状況です。

 ハンガーゼロ・アフリカの願いが一歩でも前進するために、ハンガーゼロ・サポーターとなってご協力をよろしくお願いいたします。

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