2011年03月18日

失意の中、生きる気力をふりしぼって出てきたおばあさん


 仙台市で救援活動を続けている清家スタッフからの続報。

 18日は、朝から塩竈市で愛知から届けられた水、食料、女性用品、紙オムツなどの生活必需品を配布した。配布は、避難所とその近隣の家々を訪ねての2ルートで行った。
 避難所での配布は、すでに届けられているものが多かった。これはある程度予想したことでもあった。これからは、避難所内でのニーズの変化を見極めていかないと物があふれるところも出てくるだろう。
 一方、数人に分かれて30分間、近隣の家々を訪ねて声をかけたところ、配布場所に多くの人々がすぐに集まり、そのため、用意した配布物はあっと言う間になくなった。その中で10キロの米袋を持ち帰るおばあちゃんのために、ボランティアの一人が家まで運んだところ「娘二人の行方がわからないんです」と言われたという。失意の中、生きる気力を精一杯ふり絞って家から出てきてくださったことがわかった。
 このように家でひっそりを身を寄せておられる人々は、避難所のような配給がないので、外に出て長い時間並んで、僅かな食べ物を買わないといけない。ある程度元気な方ならそれも可能であるが、高齢者や病の方や家族を失って失意の中にある方、小さな子どもを抱えているお母さんにはあまりにも過酷だ。避難所だけでなく、そのような人々にも支援の手が届くように、今後も家々を回る配布も必要であることを改めて思わされた。
 活動を続けていると全国から様々な電話がかかってくる。その多くが、温かい善意にあふれている。支援参加の申し出であったり、物資提供、被災者のために保養施設を提供したいなどなど、本当に胸が熱くなる。この人びとの温かい思いをどのように支援者の必要につなげていくか、ひとつひとつ考え、またそれを生かしていきたいと願っている。皆さんありがとう。しばらくは物資配布を続けます。そして週明けをめどに炊き出しサービスを始める予定です。被災地の中にも当機構といっしょにこの活動を広げたいといってくださる方々の輪も生み出されている、それがスタッフたちにも力となっている。

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