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【大阪事務所】

2016年05月05日

余震の町から

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28日に大阪から熊本入りしてからまもなく8日目の深夜をむかえる。

「あっ来た!」「揺れてる揺れてる」この8日間、こういう会話が途切れることは一日もなかった。
この日までスマホの緊急地震速報が警告音を鳴らすほどの強震はなかったのだが、
それでも昼夜に関係なく、体にはっきり体感できる地震が突然、建物を揺らす。
「今度のは大きいのでは?」「逃げなてくも大丈夫か」「早く揺れがおさまれ・・」ちょっと身構えながら、
頭の中で様々な思いがこの瞬間にかけめぐる。それでも数秒後には揺れも収まり、何ごともなかった日常に戻る。

 震度3 程度の余震なら、心理的な負担はないだろうと思っていたのだが、連日となるとだんだん気持ちがナーバスになる。とくに、深夜の地震はきてほしくないと思う。事実、ここに来てから睡眠が浅くなり、地震後はなかなか寝付けなくなってしまった。これまで電気を全部消して真っ暗な部屋で寝ることにとくに不安を感じることがなかったが、ここでは小さな明かりが安心を与えてくれている。
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 建物を一瞬して破壊するほどの大地震を二度も経験した益城町では、いまも家の前で車中泊を続ける家族が少なくないという。この日福祉施設での炊き出しに訪れた高齢のご婦人は、「私と爺さんは家で寝れるようになったんけど、孫たちはまだ怖いから家族で車中泊を続けてるねんよ」という。こうした声を聞くのは初めてではない、まだまだ人々の避難生活は終わらない。子どもたちはこの連休明けからほどなく、学校が再開するのだが、とくに低学年の子どもたちが今までのように親元を離れられるのかが気がかりだ。
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 「たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、私はわざわいを恐れません」(詩篇23篇の一節)

 先日、地震で家の教会が倒壊し、閉じ込められ5時間後に無事救出されたことがテレビや新聞で報道された熊本東聖書キリスト教会員の豊世美文さん(保育士)とお会いした。今では手の怪我もすこしづつ回復され、仕事復帰も果たされている。前述の聖書のことばは、救出されるまでの間、自分の心を励まし続けたという。「お風呂に入る直前の脱衣所で地震に襲われていなかったら、風呂場の中で落ちてきた天井に押しつぶされていたと思います。・・もちろん救出される前の状態は裸で、レスキューの方もそのことにとても気にかけてくださっていたのですが、私は全然、いのちが助かるならそんなことどうでもいいです!って言ったんです」明るくそしてはっきりと当時のことを語ってくださる美文さんに安堵するとともに、聖書のことばが人に対して生きて働くものであることを覚えさせていただいた。
 
 「私は山に向かって目をあげる。
  私の助けは、どこから来るのだろうか。
  私の助けは、天地を造られた主から来る。」
                詩篇121:1、2

いまも大きな不安の中にある方々に神様の守りと助けがあるように。
心からお見舞い申し上げます。
 


 

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