ハンガーゼロ アフリカ」とは

伊東 綾

2015年02月28日

想像する努力

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私たちの住む日本は、世界でもまれに見る地震の多い国です。
周囲を海に囲まれ、4つのプレート(北米、ユーラシア、太平洋、
フィリピン海)に挟まれています。
地震の発生する仕組みは気象庁のホームページに図解入りで詳し
く書かれています。

気象庁ホームページ


同じく気象庁の地震情報を見ても、日本全国で、頻繁に地震が発
生しているのかが分かります。

今週26日も、宮城県沖を震源とする地震がありました。
その時私は、石巻にいて揺れを感じました。
そこは、東日本大震災で、津波による浸水があった地域です。

揺れも大きかったため、すぐに外に出て周りの様子を確認しました。
遠くのスピーカーから、警報は聞こえましたが、その他の情報は全く何も分かりませんでした。

いつもは内陸部で揺れを感じることが多いのですが、
沿岸部で大きな揺れを経験したのは、今回で2度目。
内陸にいて感じる地震とは、恐怖感が異なることを実感しました。
沿岸部に住んでおられる方々は、毎回こんな気持ちになるのだと
改めて感じました。

間もなく震災から4年を迎えます。あの日がまざまざと蘇ってきます。
一人一人にそれぞれのストーリーがあります。

石巻のある女性は、津波の水が引いて自宅から避難所に行けたの
が震災3日後。その時にもらえたのは、「こんな小さなおにぎり一個だった。」と
話してくれました。

内陸部に住む私は、ライフラインが止まった中ではあっても、
備蓄品で切り抜け、毎日3食、何かしらの食べ物を口にすることが出来てい
ました。その内に流通も回復してきて、2週間後には店舗でも購入することが
可能になりました。

津波浸水地域で地震を経験してみて、初めて"そこにいる人"と
自然に同じ気持ちを感じることができるのだと思いました。

私たちは、自分の立場でしか"考えること"や"感じること"ができません。

他者の立場は、"想像"するしかないのです。

過酷な現状にいる人たちが、どんな思いで生きているのか、
どんな気持ちでいるのか、
どんな悲しみ、
どんな苦しみ、
どんな喜び、
どんな笑いがあるのか。

経験していないことを想像するためには力が必要です。

こんな状況下では、
どう感じるのだろうか、
どんな気持ちになるんだろうか、
他人に対してどういう感情を抱くのだろうか、

自分自身が力を振り絞って「彼ら」を感じとるのです。

世界各地では、過酷な生活を強いられている人々がいます。

一日の中で、少しの時間 "努力して想像する時"を持ってみるのはどうでしょう。
彼らの中に、自分を置いてみる。
彼らの痛みが、自分の痛みになっていくかもしれません。

DSCF5484.JPG


考える時間を持ちなさい 祈る時間を持ちなさい 笑う時間を持ちなさい
それは力の源 それは地球でもっとも偉大な力 それは魂の音楽
【コルカタ(カルカッタ)の「孤児の家」の壁にある看板より]】

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