ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2011年02月16日

今 is the time for action

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何をかくそう、「サンタさんなんていない」と気づいてから、早くも20年。
ともすれば、「知基が何を考えているのか分からない」と母親を悩ませていた頃から、早くも10年。
ついには、大学の卒論で「青年期におけるフィリピン人と日本人の家族イメージの相違」について発表してから、早くも1年。


そんなわけで、パキスタン視察へ行ってから、早くも1カ月が経つわけです。
年月の流れの早さに恐怖すら覚える吉田知基です。

・・・

さてパキスタン滞在3日目のこと。
ついに昨年JIFHが支援したスワト峡谷を目指し出発しました。

首都イスラマバードから車で北へ約10時間。
北部地域にはタリバン勢力が潜んでおり、途中で10回以上パキスタン軍の検問に止められました。
奥地へ進むにつれて異様な緊張感が漂い、銃を持った兵隊が至る所で目を光らせていたわけです。

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徐々に洪水被害を受けたと思われる建物が目の前に広がってきます。
しかしながら、その原因は洪水だけではありません。
中にはテロ攻撃によって破壊された建物も混在していました。
それら二つの建物も全然見分けがつかず。
テロの脅威と洪水被害の凄まじさを感じたわけです。

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スワト峡谷のバーレーンに到着した翌日朝、
私たち一行は昨年支援したマンキャルへ向かいました。
被害状況はさらに悪化していきます。

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道路は洪水によって破壊され。
山の中に作られた崖っぷちの斜面を進んで行きました。

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ところが、前日の雪と雨で路面は泥沼状態。
ついにハンドルもきかなくなり、スリップしまくり。

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これ以上車で進むのはあまりに危険とのことでマンキャル行きを断念。
それでもあきらめきれなかった私は行けるとこまで歩かせてくださいとお願い。
日が沈む前の帰宅を考え、結局2時間だけ歩きました。
バーレーンからマンキャルまで実際には片道5時間以上かかるそうです。

その行き帰りの中で現地の方と何度もすれ違いました。
彼らはマンキャルなどの地域から食料や生活雑貨品をもとめて降りてきた人々。
中には大きな荷物を背負ったおじいさんが息を切らせながらとぼとぼ歩いておられました。

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マンキャルには約700家族が暮らしており、彼らは主に農業で生計を立てています。
洪水によって作物は流され、約350世帯の家が崩壊。村に唯一あった学校も流されてしまい。
そのため昨年7月の洪水以降、学校は休校。再開のめどはたっていないわけです。
現地NGO団体の代表ザヒッド・ジョンソン氏は語っておられました。

「これから2月、3月と本格的な冬に入り、1m以上の雪が積もります。
 そうなると人々は食料を得るために山を降りることがさらに困難となります。
 それまでに何とかして食料と毛布を彼らに届けたいのです」


JIFHはこの食料&毛布配布支援のために今回新たに20万ルピー(約20万円)を支援させていただきました。
みなさんの日頃のご支援に心から感謝いたします。

・・・

私たちに与えられた時間は限られています。
すべての人に等しく与えられているこの「今」という瞬間。

この「今」を必死で生きる人々がいます。
彼らの「今」を支えようと命がけで奮闘する人々がいます。
そこには「今」しかできない働きがあるわけです。


 『男らしく、強くありなさい。
  いっさいのことを愛をもって行いなさい。』

          (聖書 Ⅰコリント16:13~14)

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