南スーダン 一覧

2023年04月05日

【Hunger Zero活動報告】 医薬品・食料援助


ウクライナでの戦争や新型コロナなどの影響により、援助物資の調達・輸送が非常に困難な中、2022年もFHカナダとの協働により南スーダンとブルンジで待ちわびている方々に必要な物資をお届けすることができました。

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【ブルンジ】
食料入手困難な家庭にスープミックス配布

 ブルンジ共和国は80% 以上の人が貧困ライン以下の生活をしています。援助物資のスープミックス(10袋入)960箱は、8月にブジュンブラ港に到着した後、現地パートナーであるFH ブルンジの活動地域、カヤザ州のカバロレ、ンゴジ州のムウンバ、ルイギ州のギスルで、最も必要性の高い家庭に配給されました。配給は1 年の中で特に料入手が困難になる、作物植え付けの頃に行われ受け取った家庭が何とかこの時期を乗り切れるようFH は期待していす。
 カヤンザ州カバロレのソンゴレコミュニティでは、村のリーダーやボランティアたちとFH の担当者が話し合い、12 人の母親に7人家族で30日間食べられる量のスープミックスを配給しました。(写真㊤)

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 スープミックスを受け取ったセリーヌ・ニラギラは、夫をなくし7人の子どもがいますがそのうち8 ~ 17歳の4 人の子どもと暮らしています。15歳の子どもはチャイルド・サポーター支援を受けていて、セリーヌは貯蓄グループに所属し、保健衛生、農業、教育のトレーニングなどの活動にも参加しています。
 セリーヌは「私は右手に障害があるため、食事の用意に人手を借りなければなりません。野菜スープは片手で簡単に調理できるので大変助かっています」と言っています。またスープに入っているニンジン、玉ねぎ、ほうれん草などはこの地域でも育つと学んだので子どもたちと栽培してみようとも思っています。彼女の子どもたちは学校に通い勉強を続けることができそうです

【南スーダン】
2つの国内避難民キャンプに医薬品を提供

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 2011年の独立後も国中の至るところで紛争や暴力が続き、今も南スーダン国内の避難民は*140万人以上に上っています。
 援助物資の医薬品は7 月にジュバに到着し、現地パートナーのニューテスタメントキリスト教会の担当者が分配。東エクアトリア州のパジョクとジュバにある2つの避難民キャンプから看護師が来て受け取りキャンプ内で用いられます。
 国内避難民キャンプに逃れて来ている人たちは、援助物資に頼る以外に生きていく術がありません。ジュバのキャンプのうち、一方には親を亡くした子ども、夫を亡くした女性、病人やけが人が集まっており、もう一方は、病人やけが人に加え、自らが負傷していたり戦禍の中で妻を亡くしたりした男性たちがほとんどとなっています。
そのような人々に対して、政府は十分な医療サービスを提供できていないため、このような医薬品の必要性は非常に高いです。

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*国連人道問題調整事務所2019年発表

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2019年07月05日

【南スーダン】マブイスクール学校給食支援


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南スーダン共和国、西レイク州、ルンベックのマブイスクールで学ぶ445人の子どもたち(男子225 名、女子220 名)に学校給食が提供されています。現地からの最新レポートです。

続きはハンガーゼロサイトから

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2017年10月30日

【南スーダン】緊急食料支援報告(2017年9月)


 国際飢餓対策機構南スーダンは、西エクアトリア州の大ムンドリ地域及びムボロ地域で、9月に263.81トンの食料を16,536人の方々に配布しました。 2017年6月のプロジェクト開始以来、846.55トンの食料を52,781人に配布したことになります。

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2017年09月07日

【南スーダン】募金目標額が達成しました


 飢餓対策ニュース6月号や過去のWEB活動報告で緊急食料支援のための募金をお願いした南スーダンでは、危機的な状況が続いています。状況が毎日刻々と変化するためFH南スーダンの職員は、安全を確保しながら必要な人々に必要な食料を届ける方法を日々模索しながら支援を続けています。

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2017年06月10日

【南スーダン】深刻な食料不足がつづく(募金受付開始)


 南スーダンは2011年にスーダン共和国から10州が独立した新しい国ですが、政府軍と反政府軍による内戦が続き、160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニアに難民として逃れています。一方比較的安全な上ナイル地方への国内避難民は189万人といわれています。

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2017年05月29日

【南スーダン】村人自身による地域変革の取り組みが始動


 世界で一番新しい国、南スーダン(2011年7月独立)。しかし、政治的また民族的な理由で、独立後も紛争が絶えません。紛争の影響は国中に及び、比較的安全な場所においても、あらゆる分野で開発の取り組みに遅れが生じており、人々の暮らしはなかなかよくなりません。そんな中、西レイク州の州都ルンベックで地域変革プログラムを実施している日本国際飢餓対策機構の現地パートナー団体「ライフ・イン・アバンダンス(LIA)」は、州内の2つの保健施設で毎年1,500人以上の人々が病気の治療を受けることができるように、また、450人の危機的状況にある子どもたちが学校に通って初等教育を受けることができるようにプログラムを実施してきました。その一環として、日本国際飢餓対策機構は、2012年よりマブイ小学校の学校給食を支援してきました。

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2017年04月07日

【南スーダン】国民の42%が食料不足


 南スーダンは2011年にスーダン共和国から10州が独立した新しい国ですが、政府軍と反政府軍による内戦が続き、160万人以上の人々が隣国のウガンダやケニヤに難民として逃れています。一方比較的安全な上ナイル地方への国内避難民は189万人といわれています。

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2016年05月10日

【南スーダン】学校給食支援を応援ください


当機構は南スーダンのマブイ小学校に通う子どもたち(現生徒数530人)の給食支援を行っています。

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2014年07月03日

【南スーダン】国連とも連携して全人的支援を展開


 2014年の初めから戦闘が特に激しくなった南スーダンの現状と支援状況について、FH南スーダンからの報告が届きました。状況はさらに厳しく490万人に人道支援が必要になっています。また世界保健機構は、水不足によってコレラ、腸チフスや下痢などが急増する恐れがあると警告しています。その上援助物資が略奪され、避難している人々への支援が滞っています。激しい紛争により、FHも一時的にスタッフが安全な場所に避難しなければならない事態になりました。
 FH南スーダンは、JIFHをはじめ国連機関との協力によって、上ナイル州、ジョングレイ州、レイ州の避難民9,000家族に対して支援を行いました。

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2014年04月21日

【南スーダン】内戦拡大で平和が脅かされる南スーダン


 南スーダンは、2011年にスーダンから分離独立を果たした世界で一番若い国です。長年の紛争後ようやく得た平和でしたが、昨年12月15日にサルバ・キール・マカルディ現大統領の国軍と、彼に解任させられた元副大統領リエク・マジャルに率いられた反政府軍との間で内戦状態に陥りました。内戦は政治的な対立が理由とされていますが、大統領はディンカ族、元副大統領はヌル族であることから、一般市民を巻き込んだ民族対立の抗争となっています。

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・内戦による死者1万人
・国内外の避難民86万人
・避難民の半数は子ども

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2014年02月25日

【南スーダン】食べられる、だから勉強に励むことができる


 食べ物が十分にない子どもたちにとってどこの国でも学校給食は、なくてはならない栄養源であり、エネルギー源でありまた、将来への希望の源にもなっています。レストラン「永田町 黒澤」が、お客様から頂いた食事代の一部を学校給食のために寄付してくださり、2010年から南スーダンのマブイ小学校に、地元のパートナー団体、ライフ・イン・アバンダンス(Life in Abundance)を通して給食支援が行われています。当機構の東アフリカ担当スタッフ、河合朝子が2013年12月にそのマブイ小学校を訪問してきました。以下、彼女からの報告です。

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2012年07月20日

【南スーダン】ルンベック・マブイスクールの子どもたちに制服を支援


ハンガーゼロアフリカの活動として当機構が給食支援を行っているルンベックのマブイ学校。
これまで学校に制服は無く、生徒がそれぞれバラバラの私服で学校に通っていました。
今回、現地スタッフのリクエストにより、学校の生徒全員に制服を支援させていただきました。

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2012年06月01日

【動画】南スーダン訪問/ルンベック・マブイ学校で見た現実


当機構は、ハンガーゼロ・アフリカの活動として、南スーダン・ルンベック・マブイ学校で給食支援をしています。
2012年5月に同地を訪れたスタッフが現地の様子を報告します。

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2012年05月10日

南スーダン現地報告


南スーダンの中部地方のルンベックにあるマブイ学校の給食の様子。
学校の子どもたち約300人が午後2時になると給食が始まります。

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