ボリビア 一覧

2023年08月02日

ボリビア駐在 小西小百合 連載22


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変わるものと 変わらないもの

 私が2023年3月14日にボリビアに戻るとすぐに、高地担当スタッフから「サユリ、ビラビラ村のオクタビアちゃんが、学校をやめようとしている」と相談がありました。

 オクタビアちゃんは高校2年生で小学4年と1年生の弟がいます。彼女の村は山の上で現在5、6世帯しかなく、分校の小学校は生徒数が10人を切って数年前に廃校になり、姉弟は毎日山から下りてアサワニセンター校に通学しています。

 彼女の家には、数年前に市役所が設置した小さなソーラーパネルとバッテリーで発電した電灯が1個あります。その明かりで宿題をしていたのですが、去年バッテリーが故障しそれが使えなくなってろうそくになりました。

 彼女はろうそくの明かりだけでは宿題をすることが困難になり、気落ちして学校をやめると校長先生に言いに行ったそうです。「心配した校長先生から3月10日付で"この家庭はとても貧しく、バッテリーを買う余裕など全くない。どうかFH(注)で支援してほしい"という要望書が出されたが、事務所にはその資金がなく思案していたところだ」と担当スタッフ。

オクタビアちゃん宅に無事電気が戻った!右にソーラーパネル(母娘、スタッフ2人と小西)068-241-0413 Octavia Gerónimo Mamani2023.4.5.jpg

支援金でバッテリーを購入

 私はこれを聞いた時、神様が今この子の家族を支援するようにと、私を丁度この時期にボリビアへ戻して下さったのだと思いました。そして小西支援金の一部を用いてバッテリーを購入させて頂き、4月5日に他のスタッフと一緒に事務所の4輪駆動車でアサワニ入りしました。

 子どもたちは学校から山の上まで道なき道をものすごい速さで登っていくため1時間ほどで着くそうです。しかし私たちは学校の許可を得て早退したオクタビアちゃんの道案内の元、車で行けるところまで行き、そこからゆっくりと山の斜面をバッテリーを運びながら登っていきました。バッテリーはとても重かったのですが、男性スタッフ2人が運んで下さったのでとても助かりました。数年前と比べて車やバイクで行ける道が延長されたため、私たちは2時間半程の登山ですみました。高地で息切れしつつも、なんとか休み休み登りきることができました。

 そして泥レンガとわらぶき屋根の1部屋に家族5人が住むオクタビアちゃんの自宅に着くと、工具も無い中、スタッフが手作業の電気工事(?)をして、修理は完了。電気は回復しました!私たちは彼女を励まし、このご一家の祝福を祈りました。

 オクタビアちゃんに笑顔が戻って、その後子どもたちは頑張って勉強をしていると聞き、とても嬉しく思っています。彼らが変わらず笑顔でいてほしい。そして、これからも将来の夢に向かって歩んでいってほしいと心から願いました。

小西小百合連載22.pdf

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2023年03月07日

連載〈22〉変わるものと変わらないもの


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ボリビア多民族国 駐在 小西小百合

ラテンアメリカの人々とともに

2018年5月、コンフィタル村に住む当団体サポートチャイルドのルイス・マリオ君(当時12歳)が、脱穀機で左手の指3本を切断して出血多量の危機に陥りました。しかし"お金がかかるから"と、医者に連れて行くことを拒んでいた両親をFHB(注)スタッフが説得し、コチャバンバの病院で手術を受けさせました。私たちは入院から快復まで物心両面で支援し彼は元気になりました。

日本人夫妻から支援の申し出

しかし利き手の指3本の指先がない為に、右手で字を書くのに困難を極め中高等部に進むにつれて勉強の遅れが出てきました。教師が他の生徒と同じ進度を要求する中、マリオ君に大きなプレッシャーがかかり、2021年に学業を断念してしまいました。
 彼と家族のためにスタッフが祈り励まして関わり続け、学校側にも彼への理解と協力を求めた結果、復学することができました。そんな中、日本で私がボリビア報告をしていた際にあるクリスチャンご夫妻が、「ぜひマリオ君を応援したい!」と、特別募金を申し出て下さったのです。
 彼には手の障がいによって力のいる農業で生計を立てることができないという将来への不安があったため、"これを奨学金として彼が何らかの技術を取得するために役立てよう"とスタッフは考えました。
 そしてこの愛の支援をマリオ君に伝えて、様々な技術取得の可能性を示すと彼は「理容師になりたい」という夢を描くようになりました。

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優秀な成績で理容師に

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 その後、学校の長期休みにコチャバンバの町の短期理容専門学校で学び、学校の授業と重なる日はスタッフが学校にかけあって特別許可を得るなどして学び続け、2021年12月に32人中3番目の優秀な成績で修了し表彰されました。翌年5月に家庭訪問をした際にはマリオ君が父親の散髪をする姿を披露(写真㊤)してくれ、「日本の友人の皆さん、お祈りとご支援を本当にありがとう!」と満面の笑顔で言う彼と、息子を見つめるご両親の嬉しそうな顔が忘れられません。
 1人の愛の手と行動が、ひとりの子どもの人生を変え、未来を切り開きます。どうぞこれからもぜひ"ひとりの子ども"へのお祈りとご支援を宜しくお願い致します。


まことに、あなたがたに告げます。あなたがたが、これらのわたし(イエス・キリスト)の兄弟たち、しかも最も小さい者たちのひとりにしたのは、わたしにしたのです。(聖書)

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2023年02月03日

「貯蓄グループ」からビジネスに発展


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ボリビアのカラウタ地域の協力者であるエドガルさんは、「リオカイネでは栽培したパパイヤやレモンをコチャバンバの市場でとても安い値段で売っています。パパイヤをジャムにしたり、乾燥フルーツにしたり、レモンをジュースにしたりして高く売る知識が足りないからです」と語っています。今後はこのようなビジネスに取り組んでいこうと考えています。

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カンボジア国旗.jpgカンボジアでは、貯蓄グループのメンバーがビジネスを始めるための資金や方法、ビジネスプランの立て方などを学びました。将来は鶏やアヒルの飼育に関連したビジネスをしたいと考えています。実際に小規模ビジネスを始めたことによって年間500ドルの収入を得ることができました。

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ウガンダ国旗.jpgウガンダでは農民や貯蓄グループのメンバーたちが、収入向上のための小事業を考え、取り組んでいけるように研修を受けました。また農業組合を設立して精米の機械を買いました。さらに米を貯蔵用倉庫で貯蔵することで米の質を維持し、高い値段で販売、より多くの収入を得られるように考えました。その結果、農家は生産物の市場へのアクセスが容易になり、時にはケニアやタンザニアなどから買い付けに来るようになりました。さらに集荷のため、また収穫後のロスを減らすために穀物貯蔵庫を建設しています。

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フィリピン国旗.jpgフィリピンのスラとマトノグの両地区では、貯蓄メンバーによってオンライン販売、サリーサリーストア(小さな売店)、中小事業が開始されるようになりました。具体的には、2021年9月にスラ農水産業協同組合を設立し、組合が設立した店で果物、野菜、米を重点的に販売、人々は新鮮な果物や野菜を手にいれることができるようになり、食料安全保障につながっています。また一部のメンバーは、バナナをおやつ用に加工して販売したり、野菜を購入して惣菜を作り販売したりしています。マトノグでも、農業協同組合を設立しました。この地域の主な製品は米の小売/ 卸売ですが、卵、砂糖、油も販売しています。将来的には、遠くの地域に高品質で手頃な価格の米を届けられるようにサイドカーを購入したいと考えています。

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2022年09月29日

ラテンアメリカの人々とともに_変わるものと変わらないもの


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スクリーンショット 2022-09-29 11.01.52 のコピー.jpg<連載21> 変わるものと変わらないもの 

2022年3月5日、高地コンフィタル 村でFH注の支援を受けていた10歳・ 小学校5年生のエルリンダちゃんが亡くなったという知らせが日本に帰国中だった私に届き、私は深い悲しみに襲われました。彼女はバス道の料金所付近で運転手たちにお茶を売っていた時に、トレーラーにひかれて亡くなったのです。彼女について、担任の先生は「彼女は勉強が好きでいろいろな事に興味を持ち、夢を抱く少女で非常に責任感がありました。何よりも正直で明るい子でした」と言っておられました。また6人姉弟の長女である彼女は家族をよく助け、週末になるとお母さんとお茶や食べ物を売って家計を助けていました。お母さんを助けることは彼女にとってはとても嬉しい事で、「弟や妹たちが困ることがないように手伝っている」と話していました。

悲しみが癒えない両親を訪ねて

私はボリビアへ戻った後5月6日に現地スタッフ二人と共にエルリンダちゃんのご家族を訪問しました。彼女のお母さんは「あまりのショックで、最初のうちは悪夢にうなされ、とても苦しかった。最近はようやくそれを見なくなった。まだ悲しくてたまりませんか、ほんの少し落ち着いてきたところです。」お父さんは「まだエルリンダがいないことが信じがたい。すごく寂しい」と言っておられました。 私たちは、以前地域のキリスト教会に集い神様を信じている彼らに、聖書の言葉を用いて慰めるとともに、エルリンダちゃんに天国で会える希望について話をし、神様からの慰めと励ましがあるようにと祈りました。そして聖書と讃美歌集、素敵なブックマーカー(しおり)をプレゼントしました。


 

和解の祈りをするカシミご夫妻 のコピー.jpgまたFH スタ ッフのエドワルドさんは、あることが原因で夫のカシミロさんが妻のベルナルディーナさんに頻繁に暴力をふるっていたことを知って いたので、今回の訪問で"夫と妻に対す る神様のみこころ"を聖書の言葉から 説明し、互いに愛し合い尊重し合うことを勧めました。またエドワルドさん はご夫妻に「お互いに和解・赦し合う ための祈りをしましょう」と促し、私たちスタッフが讃美歌を歌っている間、 ご夫妻はひざまずいて肩を抱き合い和解の祈りを捧げました。そして現在、地域の重責を担って忙しくしているお父さんのカシミロさんに「家族を大切にし、時間を割いて関わり助けること」も勧めました。お二人ともこの訪問と夫婦お互いの和解の時をとても喜び、涙されていました。私たちは今後もこのご家族に継続して関わっていきます。エルリンダちゃんのご遺族の為に皆様のお祈りを宜しくお願い致します。


注)FH=Food for the Hungry 国際飢餓対策機構

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2022年02月16日

【告知】3/12「チャイサポハロハロWEB」参加者を募集します!


'22webチャイサポハロハロ案内.jpg昨年実施して大好評!
Zoomでどなたでも参加できる現地活動報告会、チャイサポハロハロを今年も開催します!

報告/ボリビア駐在員 小西小百合ほか

▼日時
2022年3月12日(土)午後2時〜3時半

▼参加費
無料

▼申込み資格
・チャイルドサポーター、またチャイルドサポートに関心のある方なら、どなたでもどうぞ!
・インターネット環境のある方(Zoomを使用してのセミナーとなります)

▼お申し込みはこちら
WEBセミナー申込フォーム

申込み締切:3月9日(水)

▼チャイサポハロハロ案内
'22webチャイサポハロハロ案内.pdf

▼お問い合わせはこちら
03-3518-0781
tokyo@jifh.org
ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)東京事務所 担当・中村まで

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2020年08月31日

FHのコロナ支援短信(バングラデシュとボリビア)


◦FHボリビアが支援地域の生活困難家庭に配布する『基本食料品とコロナ感染予防保健衛生キット』3,000 パックのための募金は満たされ、7,257 パックを配布することができました。ハンガーゼロもこれを応援しました。
◦ FH バングラデシュはロヒンギャ難民に対する共同対応プログラムを通してロヒンギャ難民のCOVID-19 罹患者隔離治療の支援を行っています。100万人以上が暮らす難民キャンプには200 しかベッドがありません。1 平方マイル(2.59 平方キロメートル)に人口10 万人のキャンプ内でソーシャル・ディスタンスを確保するのは非常に困難となっています。

※ FH =国際飢餓対策機構

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2020年04月17日

【ボリビア】小西スタッフから現地のコロナ最新報告


ボリビアの小西駐在スタッフから、新型コロナウイルスの最新感染状況と国際飢餓対策機構ボリビア(FHB)の緊急対応について報告が届きました。小西スタッフは、大統領による緊急衛生戒厳令から40日間、在宅勤務を続けています。体調はとくに問題はないとのことです。以下に要約。

【新型コロナウイルス感染状況】
●4月14日現在の感染者・・398人 死者28人 回復者7人
 感染者数は増加傾向にある。
 情報が更新されました。
●4月16日現在の感染者・・465人 死者31人 回復者26人

KONISHI_WEB.jpg【FHBのコロナ対策】
 FHBコチャバンバ事務所は、都市近郊の支援地の中で最も必要を覚えている数十家族に、基本的な食料パックを配布。
 現在、全支援地の緊急対応策の構築と既存プログラムの再構築を進めている。
 また各支援地担当者が携帯電話を使って地域リーダーや複数の家族にウイルス感染防止対策や政府発表の重要事項等を説明。さらに地域の他の方々にも情報提供を行っている。
 外出禁止令解除後に迅速に行動できるように地域の現状把握も継続中。

【終日外出禁止令の延長】 ボリビア日本大使館から小西に送られてきた連絡
 4月14日にアニェス暫定大統領が、4月30日まで終日外出禁止令の延長を発表。今後7日間で地域又は経済分野に応じて同措置を柔軟適用することが検討される。
 
ボリビアが実施している「緊急衛生戒厳令」とは ※違反者は拘束や罰金が科せれる
●全国で終日外出禁止令を実施、全ての公的及び民間の活動を停止。
●国境を完全封鎖し,例外なく出入国を禁止。
●国際便,国内便を含め,全ての国内交通機関を停止。(当局の事前許可を得る場合は除く)  

【緊急救援募金の送金方法】
緊急募金は、郵便振替又はウエブサイトから直接クレジットカード決済が利用できます。
募金はこちらから

●郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入欄に必ず「緊急救援募金」と明記

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2019年12月04日

社会的混乱が続くボリビア、FHボリビアから報告


 ボリビアでは2019年10月21日以来、大統領選挙に関連して多くの社会的混乱が続き、現地の国際飢餓対策機構(以下、FHボリビア)の働きにも大きな影響が出ました。現地スタッフによるとエスカレートした暴動により、一時スタッフは事務所に通うことができず、安全のため自宅退避しなければならないほどでした。

 FHボリビアが活動している3つの都市のうち2つは特に暴動がひどく、ファシリテーターとして活動する村々で通常の業務ができませんでした。しかし私たちは、コミュニティのリーダーと緊密なコミュニケーションを取り、サポートチャイルドとその家族が損害を受けないよう、また緊急の助けを必要とする場合には適切な対応ができるように備えてきました。

 数日前、このようなことがありました。一人の子どもが街で起きた暴動のため事故に遭いましたが、FHボリビアが活動するコミュニティのサポートチャイルドであったため、FHの事故保険を通して適切な治療を受け、危機的な状況から脱することができました。こうした支援は私たちの働きに関わるすべての子どもたちに提供されています。同様にFHの保健部門は今回の暴動の影響を受けた最も脆弱な家族に対して、栄養面での支援を続けています。

ボリビア駐在員.jpg幸いにも暴動は解消されつつあり、ここ数日ですべてのスタッフが通常の活動を再開しています。しかしすべてが正常に戻るには時間が掛かります。ボリビアの郵便事情悪化により、サポートチャイルドとのお手紙のやりとりなど滞っている状況を覚え、引き続きご理解とご支援をよろしくお願いいたします。

ハンガーゼロ(日本国際飢餓対策機構)は、ボリビアに駐在員として小西小百合スタッフを派遣しています。現在、小西は秋の世界食料デー大会での報告のため帰国しており、年明けの1月にボリビアに戻る予定です。但し、現地の治安状況が再び悪化した場合は、予定を変更する場合もあります。

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2018年10月26日

【東京事務所イベント】 『海外駐在! ヨモヤマばなし』11月17日


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Imaynalla! イマイナーヤ!(ケチュア語「お元気ですか?」)

世界食料デー大会が日本各地で開かれています。
各大会では、カンボジア、コンゴ民主共和国、ボリビアなど、
支援地から生の声が報告され「世界を変える」ために、
『わたしから始める人』が一人でも起こされるようにと願っています。

世界食料デー講演者の一人でもある ボリビア多民族国に長期駐在している
小西小百合スタッフが、東京に来てくれます。

長い長い海外駐在のあんな話しや、こんな話し、笑い話し、泣いた話し、
苦労話し、感動した話し、色々とお話ししてくれます。

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2018年03月19日

【ラテンアメリカの人々とともに(10)】コチャバンバ州で住民一斉ストライキ


 2018年1月16日、私の住むコチャバンバ州で住民一斉ストライキ とデモ、道路封鎖が実施されました。私の近所の道路も近隣の人々により、そして主要道路等は公共交通車両他によって全面封鎖されました。(他3州ではすでに実施済)
 また昨年11月23日から今年1月10日までの49日間、医療関係者の全国一斉スト(公立・私立全て)が実施 されましたが、それは救急患者と入院者以外は診療を一切しないというものでした。

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【写真:一斉ストで道路封鎖をする住民たち(コチャバンバ州)】

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2017年12月12日

【ラテンアメリカの人々とともに(9)】夢を生きる原動力に


 ファン・ダビッド君はリオカイネセンター・フロチコ村の中・高等部1年生・12歳。妹のジャネットちゃんは小学4年生・9歳です。2人とも勉強の成績が良く、態度もいいと先生たちのお墨付きです。

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2017年10月19日

【ボリビア】わたしの宝物を発見(サマーキャンプ報告 その2)


 2017年夏、当機構はボリビアの人たち・子どもたちとの交流を通して「宝物」を発見しよう、とボリビアでサマーキャンプを行いました。広島、名古屋、静岡、神奈川から6人の方が参加しました。前回の記事につづき、参加者3人を紹介!(前回記事:【ボリビア】わたしの宝物を発見(サマーキャンプ報告 その1)

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2017年10月17日

【ボリビア】わたしの宝物を発見(サマーキャンプ報告 その1)


 2017年夏、当機構はボリビアの人たち・子どもたちとの交流を通して「宝物」を発見しよ う、とボリビアでサマーキャンプを行いました。広島、名古屋、静岡、神奈川から6人の 方が、ボリビアが好き!ボリビアの人たち・子どもたちに会いたい、とキャンプに参加してく ださいました。きっと、ボリビアの人たちの「宝物」だけではなく、自分に対しても、日本に 対しても「気付き」が与えられたことでしょう。
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今回は参加者のうち3人をご紹介します。

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2017年08月08日

【ラテンアメリカの人々とともに(8)】支援地域の家で火災が発生


 標高3,300mの高地アサワニセンター・ヤルビコヤ村のロケ・コルケさん一家、2人の里子エンカルナちゃん12歳とエルミニアちゃん9歳の家の一室が5月16日㈫、焼失したことが土曜夜のスタッフの家庭訪問でわかりました。17歳、15歳、7歳の男子もいる7人家族です。

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2017年05月22日

【ラテンアメリカの人々とともに(7)】とっても美味な石焼料理


 日本での便利な生活に慣れている者にとってはボリビアでの生活は不便だと感じることも多々ありますが、"これはいい!"と思う、ボリビアならではのものや楽しみもあります。今回はその中から"素朴なもの、自然の恵み"の幾つかを紹介したいと思います。

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2016年12月16日

サッカー観戦でボリビアの子ども達を支援しよう!


今週末(12/18 19時〜)、「クラブW杯決勝戦のパブリックビューイング」が名古屋駅近くのカフェで行われます!

レナトフットボールクラブのご協力により、当日のチャージ料金は、日本国際飢餓対策機構(JIFH)を通してボリビアの子ども達にプレゼントするサッカーボールに当てられます。

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2016年11月14日

【ボリビア】継続支援によって子どもたちと地域が変わる


 ボリビア駐在の小西小百合スタッフは2006年11月に派遣され、チャイルドサポーター(世界里親会)の現地コーディネーター、また人づくりコーディネーターとして活動しています。今年の世界食料デーの現地報告者として一時帰国し、支援地の現状を様々なところで報告させていただきました。以下、インタビュー記事を掲載させていただきます。

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【写真:今年の世界食料デー大会で報告する小西小百合】

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2016年01月20日

【ボリビア】朝日放送「世界の村で発見!こんなところに日本人」で小西駐在スタッフ紹介


 昨年(2015)11月27日に「世界の村で発見!こんなところに日本人」(朝日放送)で当機構の小西小百合(ボリビア駐在スタッフ)が特集されました。番組では標高4000mを越える過酷な環境の中で、ひたむきに地域の方々に向き合い、子どもたちの教育支援、自立開発支援に取り組む姿が取り上げられました。放送上の趣旨で事前の放送案内の告知をすることができず、残念ではありましたが、現地の様子、状況を多くの方々に知って頂く良い機会となりました。放送内容については大阪事務所にお問合せください。

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【写真右:小西小百合スタッフ(ボリビア駐在)】

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2015年12月04日

【ボリビア】子どもたちの栄養のために(クリスマスプロジェクト)


 世界里親会が支援するボリビアのリオカイネ地域は、ボリビア第3の都市コチャバンバから135㎞離れた、標高1800mにあります。JIFHは2012年から、現地のFHボリビアを通して子どもたちの教育を支援してきました。

 リオカイネに住む人々の最も大きな課題のひとつは、環境の厳しさと貧困による栄養不良で、5歳以下の子ども、および妊婦や出産適齢期の女性の間では特に深刻です。ボリビア全体では1000人中39人の子どもが5歳未満で死亡していますが(日本は3人。ユニセフ2013年調査)、この地域では70人と大変高くなっています。中でも2歳以下の子どもの22.8%が慢性的な栄養不良に苦しんでいます。

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2014年12月17日

【ボリビア】継続支援で子どもが変わる(動画有り)


 当機構は、子どもの教育及び地域の自立開発支援をボリビア多民族国のチャヤ地域で12年間行ってきましたが、この地域での活動を2011年末に終了し、2012年からは同国の新たな2地域で活動を開始しています。

 私がボリビアに赴任してこの11月で早や満8年。今までの活動を振り返って今最も強く感じることは"継続支援の大切さ"です。

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2014年07月01日

【ボリビア】38家族が懸命に生きる村で見た宝物


 現在ボリビアでは乳幼児1,000人中41人が5才未満で死亡します。(日本は3人)。その死亡原因の第1位は慢性的な栄養失調です。中南米27ヵ国中ではハイチに次いでワースト2位となっています。特に支援地のリオカイネ地区では1,000人中70人、アサワニ地区では1,000人中50人が5歳を迎えることができません。子どもの権利である「生きる権利、守られる権利、育つ権利、参加する権利」それらが遵守される事によって、子どもたちの生活環境の改善や将来への希望が生まれてきます。

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2014年06月06日

【ボリビア】里親さんの励ましが子どもの心を支える


 「里親さん、僕の勉強を支えてくれてありがとう」「私が夢を追い続けるのを支えてくれてありがとう。」さる4月8日〜23日、田村治郎啓発総主事がJIFH支援活動地の一つ、南米ボリビア多民族国での世界里親会の活動現場を訪問した報告です。

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【写真:可愛い民族衣装で迎えてくれた子どもたちと田村】

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2013年08月30日

【ボリビア】リオカイネ地域の子どもたちに衛生教育プロジェクト実施


 8月21日(水)。ボリビアのトロトロ群リオカイネ地域にあるスクスマ小学校で衛生教育プロジェクトが行われた。この学校には幼稚園児と小学校3年生~6年生が通っている。
(1年生と2年生は教室が足らず少し離れた場所にある分校に通う)

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2013年06月24日

【ボリビア】貧しさの中で懸命に生きる子どもたち


 世界里親会が支援活動を行っているボリビアの2地域のうち、今回はリオカイネ地域から里子の一日の生活をご紹介します。リオカイネ地区は都市コチャバンバから135km、車で4時間半(公共バスで約6時間)のところに位置します。標高は1,800mありますがで、気候は温暖です。人々はケチュア語と公用語のスペイン語を話します。

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2013年03月27日

【ボリビア】アサワニ地区での活動報告


 新しい地域での世界里親会の活動が始まって1年が経ちました。昨年末までにリオカイネで164人、アサワニで128人計292人の子どもたち全員に、チャイルドサポーター(里親さま)が与えられましたことを心から感謝申し上げます。今回はアサワニ地区でこれまでに行われた活動の中から主なものをご報告します。(報告:ボリビア駐在 小西小百合)

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2012年09月19日

【ボリビア】アサワニ地域住民の劣悪な健康状態


先週末9月7~9日の3日間、ボリビアのアサワニ地区で高校を借り、医療・社会奉仕活動を実施。
医師による診察の結果、地域住民の健康状態が明らかになりました。
その様子をボリビア駐在員の小西小百合から報告させていただきます。

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【写真:診察を受けたアサワニ地域の子どもたち】

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2012年01月20日

ボリビアで新センター開設、チャイルドサポーター募集開始!


チャイルドサポーター(世界里親会)では、2012年1月よりボリビアに新センターを2カ所開設して、
子どもたちへの支援を始めます。アサワニ地区、リオカイネ地区で、併せて250名の里子候補がいます。

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【 新センターの子どもたち 】

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2012年01月19日

ボリビア・チャヤの奇跡から広がる地域変革


1999年から始まったボリビア・チャヤ地域での世界里親会(チャイルドサポーター)の働きは、国際飢餓対策機構ボリビアと地域の方々との協働で子ども達の教育支援、地域の開発に力を注いできました。

2011年11月21日、そのチャヤ地域でのクロージングセレモニーが行われ、12年の長きにわたる活動を終えて、いよいよ地元の人々にゆだねる時が来ました。

クロージングセレモニー

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