カンボジア 一覧

2023年02月03日

「貯蓄グループ」からビジネスに発展


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ボリビアのカラウタ地域の協力者であるエドガルさんは、「リオカイネでは栽培したパパイヤやレモンをコチャバンバの市場でとても安い値段で売っています。パパイヤをジャムにしたり、乾燥フルーツにしたり、レモンをジュースにしたりして高く売る知識が足りないからです」と語っています。今後はこのようなビジネスに取り組んでいこうと考えています。

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カンボジア国旗.jpgカンボジアでは、貯蓄グループのメンバーがビジネスを始めるための資金や方法、ビジネスプランの立て方などを学びました。将来は鶏やアヒルの飼育に関連したビジネスをしたいと考えています。実際に小規模ビジネスを始めたことによって年間500ドルの収入を得ることができました。

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ウガンダ国旗.jpgウガンダでは農民や貯蓄グループのメンバーたちが、収入向上のための小事業を考え、取り組んでいけるように研修を受けました。また農業組合を設立して精米の機械を買いました。さらに米を貯蔵用倉庫で貯蔵することで米の質を維持し、高い値段で販売、より多くの収入を得られるように考えました。その結果、農家は生産物の市場へのアクセスが容易になり、時にはケニアやタンザニアなどから買い付けに来るようになりました。さらに集荷のため、また収穫後のロスを減らすために穀物貯蔵庫を建設しています。

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フィリピン国旗.jpgフィリピンのスラとマトノグの両地区では、貯蓄メンバーによってオンライン販売、サリーサリーストア(小さな売店)、中小事業が開始されるようになりました。具体的には、2021年9月にスラ農水産業協同組合を設立し、組合が設立した店で果物、野菜、米を重点的に販売、人々は新鮮な果物や野菜を手にいれることができるようになり、食料安全保障につながっています。また一部のメンバーは、バナナをおやつ用に加工して販売したり、野菜を購入して惣菜を作り販売したりしています。マトノグでも、農業協同組合を設立しました。この地域の主な製品は米の小売/ 卸売ですが、卵、砂糖、油も販売しています。将来的には、遠くの地域に高品質で手頃な価格の米を届けられるようにサイドカーを購入したいと考えています。

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2023年01月04日

大学生ボランティアのダブルスマイルサンタが支援地を訪問


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「日本の子どもと海外の子どもをダブルでスマイルに」という取り組みを通して、毎年、ハンガーゼロの活動地の1つであるカンボジアの子どもたちを支援してくださっている大学生ボランティアグループ「ダブルスマイルサンタ」のメンバー6 人が、2022年8月13日~20日の日程で、支援地域「バン・ミリア」へのスタディツアーに参加されました。その活動報告と感想が届きましたので、紹介させて頂きます。(報告者・支援チームリーダー竹森大洋さん)

貯蓄グループは信頼関係構築の証

 コミュニティ訪問1日目、チャン・ヒア村の貯蓄グループを訪問させていただきました。グループの代表の方からグループに参加した理由や、ハンガーゼロの現地パートナーであるFH カンボジアが村にきて変わったこと、今後望むことについてお聞きしました。日本の銀行のような役割を村のコミュニティーの中で行っていることに驚きました。自分のお金を預けるという事はお互いに信頼関係が築けていないと難しいことだと思います。しかし、このような活動が何年も続いているのは、FHカンボジアの根強い支援はもちろん、村の方々の強い意志があるからだと実感しました。子どもたちに教育を受けさせられるようにするため、自分たちの生活水準を高めるため、といった責任と決意がグループの方のお話から伝わってきて、FHカンボジアの支援が終了した後も持続が可能な取り組みだと感じました。

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取り組みを浸透させるカスケードシステム

 コミュニティ訪問2日目、サッカダ村の保健衛生グループを訪問させていただきました。こちらには2007 年に一度外部団体が入ってきたものの活動が続かず、2014 年からFH カンボジアが、村の活性化のための総合的な活動を行っている地域でした。ポリタンクで作れる簡易手洗い設備(Tippytap)の使い方や村の変化についてお聞きすることができました。

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ここで特に印象に残ったことはカスケードシステムについてです。村の中には、ご近所同士が集まったボランティアグループがいくつもできています。各グループの中からボランティアリーダーが選ばれて、FHカンボジアから保健衛生についてのトレーニングを受けます。各ボランティアリーダーは、学んだことを自分が所属するボランティアグループに教えます。そして、各ボランティアは、そこで学んだことを自分の家庭で実践しつつご近所に啓発するというカスケードシステムが整っていることに驚きました。このシステムがあるから保健衛生の取り組みを広く浸透させていけるのだと感じましたし、村全体が同じ目標に向かって進むことができるのだと思いました。保健衛生は活動の成果が目に見えやすいものだと思います。以前は汚れた水が気にならず関心もなかった住民が、手をきれいな水で洗ったり、トイレを利用したりするのが習慣化されることで、病気にかかりにくかったり、生活環境が良くなったりと目に見える成果に直接つながります。それが地域の人の大きなモチベーションにつながっているのではないかと感じました。お話を伺った後、グループに所属しているご家庭を訪問させていただきました。自分のイメージをはるかに上回るほど生活環境がきれいに保たれており、特にトイレやお風呂などの水回りやゴミが一つもない環境に驚きました。現地の住居を見ることができてとても貴重な経験をさせていただきました。

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念願の子どもクラブ訪問で感じたこと

 そして今回の大きな目的が小学校、子どもクラブの訪問でした。私たちは事前に「日本のことを知ってもらえる達成感のあるもの」をテーマに、日本の縁日をモチーフにした新聞紙でできるワークショップを考えました。考えていく中で規模感や現地の子どもたちの理解度、説明の仕方に苦戦し、メンバーで試行錯誤しながら準備を進めました。また、言語の壁も大きなもので、FHカンボジアの方やハンガーゼロのスタッフの方にたくさん助けていただきました。自分たちで進められるか不安でしたが、快く私たちを迎え入れてくださり、何より現地の子どもたちが楽しそうに取り組んでくれてとても嬉しかったです。正直、自分の中で日本の子どもたちと比べるとどこか違う部分があるのではないかと思っていました。しかし子どもたちのキラキラした目を見て、生活水準や環境、文化が異なっても同じ子どもで何も変わらないのだと実感しました。小学校訪問では私たちが12 月24日に集めたチャリティー募金が使われて設立された図書館も見せていただきました。実際に絵本を読んでいる姿や絵本によって学びに良い影響があるというお話を聞くことができ、胸がいっぱいになりました。

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3年ぶりの支援地訪問で得られたこと

 この約1 週間のスタディーツアーを通して多くのことを学び、経験し、考えることができました。3 年ぶりのスタディーツアーという事もあり、これまで紙でしか支援状況が見られず、本当に自分たちの支援方法は現地の人にとってプラスなのかと不安に思うこともありました。しかし、実際に支援先を訪れて自分の目で見たり、現地の方のお話を聞いたりする中で、自分たちの行っている活動が誰かのためになっていると身に染みて感じることができましたし、自分の活動に自信が持てるきっかけになりました。不安と緊張を抱いて臨んだこのツアーでしたが、それ以上に多くのものを持って帰ることができた気がしています。

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2019年04月10日

ダブルスマイルサンタがFH カンボジアの活動を視察


2 月11 日から15 日、カンボジアのスバイルー地区の子どもたちを継続支援してくださっている「ダブルスマイルサンタ」から3名の方々が、FH(国際飢餓対策機構)カンボジアの活動地を訪問、報告をしてくださいました。

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2018年04月27日

【FHカンボジア】活動地 スバイルーを訪問


2018年3月12~16日カンボジアのスバイルー地区 の子どもたちを継続して支援してくださっている
「ダブルスマイルサンタ」代表の西田大樹さんと 共に、FHカンボジアの活動地を訪問しました。

黒坂2.jpg(写真:子ども集会で交流する西田さん)

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2017年04月21日

【カンボジア】絵を描くことが才能の発見に


 世界食料デー(10月16日)月間に開催される芦屋大会(兵庫県)での「国際児童画展」は、今年26回目を迎えます。JIFHが支援活動を行っている5ヵ国の子どもたちの力作がパートナー団体を通じて届けられ、食料デー大会で展示されたり、貸し出し教材として利用されたりしています。この児童画展に毎年参加している、国際飢餓対策機構(FH)カンボジアから児童画展への「感謝の声」が届きましたのでご紹介します。

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2017年02月21日

【カンボジア】学習の価値がよく分かった


 国際飢餓対策機構(FH)は2014年からカンボジア、スバイルー地区で活動しています。村長のハイ・ヒアさんは、「FHは村に貯蓄グループを勧めてくれました。また健康・農業ボランティアを育ててくれて知識や技術を身につけることができました。今、私の村の人たちは愛を持って、互いに良い関係の中で支えあっています。FHには村の成長を大いに助けてもらって感謝しています」と言っています。

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【写真:収入向上の取り組み】

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2016年08月30日

【カンボジア】親善大使「ナイトdeライト」活動地訪問レポート(2)


 昨年6組目の親善大使として就任していただいた4人組人気バンド「ナイトdeライト」の皆さんをJIFHの活動地の一つ、カンボジアにお連れし、貧困と闘う現地の人々の状況や支援活動の詳細を見ていただきました。

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前回につづき、メンバーの平野翔一さんと三橋恵之矩さんのレポートを掲載します。

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2016年08月29日

【カンボジア】親善大使「ナイトdeライト」活動地訪問レポート(1)


 昨年6組目の親善大使として就任していただいた4人組人気バンド「ナイトdeライト」の皆さんをJIFHの活動地の一つ、カンボジアにお連れし、貧困と闘う現地の人々の状況や支援活動の詳細を見ていただきました。

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2016年07月07日

【カンボジア】家族の生活の変化(チャンヒア村)


 里子バ・リアさん(15歳)は中学2年生の女の子です。FHカンボジア子どもクラブのリーダーで、貯蓄グループのリーダーでもあります。彼女には父(50歳)、母(48歳)、兄(17歳)、そして小学5年生の妹(11歳)がいます。

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【写真:家畜のお世話をするバ・リアさん】

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2016年02月12日

【カンボジア】村開発委員会で問題解決


 国際飢餓対策機構(Food for the Hungry略してFH)は2014年からカンボジアの6つの村を含むスバイルー地区で活動をしています。村の開発計画に興味を持っている人々によって作られた、村開発委員会が中心になって月に一度会議が開かれます。FHのスタッフはアドバイザーとして参加しています。そしてFHとリーダーたちとの関係を深め、子どもたちが教育を受けられるように貧困家庭の家計改善や食の安定と安全に取り組むよう励ましています。

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2015年08月10日

【カンボジア】里子訪問ツアーに参加して


 2015年5月、アンロンベン地区の支援終了式典に出席、里子訪問のためにカンボジアへ行って参りました。「私たちといつも一緒にいて共に歩いてくれたNGO団体はFHだけでした。私たちは幸せです。これからは教わったことを自分たちの力だけで実践していけます。」「学校大好き!」笑顔と自信に満ちて感謝や決意を語る人々の姿から、支援活動によって実った希望をはっきりと見ることができました。(引率:山田香菜)

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2015年02月25日

【カンボジア】里子訪問ツアーのご案内


 本年7月に自立支援の完了を迎えるトゥールトゥベン村とタクチョップ村を訪問し、記念式典に参加、子どもたちや地区の皆さんと交流いたします。また新活動地のスバイルー村も訪問予定です。

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2014年12月11日

【カンボジア】希望のプロジェクト


 シェムリアップ州北部のスバイルー地区には有名なアンコールワット遺跡があり、観光客で賑わう影に極貧が隠されている地域です。またポルポト支配の影響が少なからず残っており、北部では地雷が埋まっている危険な場所もあります。

 カンボジア政府によるとシェムリアップ州は、開発の度合いが194の郡のうち184番目で、その中でもスバイルー地区は最も開発が遅れている地域です。このことから、FHカンボジアはこの地域での活動を決定しました。

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【写真:里子のカム・ティム君(左)と家族/スバイルー地区の村にて】

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2014年07月18日

【カンボジア】子どもの成長から地域が変わる


 去る5月12日から17日に行われたカンボジア里子訪問ツアーに参加された方々が、感想を寄せてくださいましたのでご紹介します。

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2014年06月20日

【カンボジア】里子とともに迎えた喜びの記念日


 「チョムリアップ スオ(こんにちは)!」大阪事務所の世界里親会担当の山田です。日ごろは世界の飢餓・貧困と闘う子どもたちの支援にご協力くださり感謝いたします。このたび国際飢餓対策機構(以下、FH)カンボジアにおける世界里親会の「教育・自立支援活動」を7月に終えるにあたり、この地域の子どもをサポーターとして支援を続けてくださった皆様と現地を訪問して参りました。一行は元当機構スタッフでこの地の活動の立ち上げに関わった浜名基弘・マリヤ夫妻(現在は宣教師としてタイ在住)を含め11人でした。記念式典と里子訪問の様子を報告させていただきます。

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2013年04月15日

【カンボジア】カンボジアの里子を訪ねて


 このほど当機構の特命大使に就任した近藤高史氏(ノア・デジタル代表取締役)が、2月に活動地のカンボジアとバングラデシュを訪問しました。今回はカンボジア訪問の報告を掲載させていただきます。

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2012年11月09日

【カンボジア】地域ボランティアの導入により生活改善


 当機構のチャイルドサポーター(世界里親会)は、通学が困難な状況にある子どもたちが学校に行けるように支援しています。そのうちカンボジアでは、2012年9月現在8つの村に住む370名の子どもたちを、日本のチャイルド・サポーター(里親さん)が里子として支援をしています。この8つの村には、およそ4,200人が暮らしていて、学齢期の子どもは1,200人いますので、支援を受けているのはそのうちの3分の1足らずの子どもであることがわかります。

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