ウクライナ 一覧

2022年09月06日

森親善大使ウクライナ訪問報告


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ハンガーゼロ親善大使の森祐理さん(福音歌手)が、8月14日から20日までの日程でポーランドとウクライナを訪問されました。現地では参加したメンバー全員がコロナ感染となり、予定や帰国日の変更を余儀なくされましたが、最初の日程の小学校やキリスト教会での慰問演奏や砲撃で怪我をされ入院中の婦人のお見舞いなどを行うことができました。
以下は、森祐理さんが自身の公式ウエブサイトでの報告の転載です。現地の様子を撮影した動画もご覧ください。

ハレルヤ!主の御名を賛美いたします。
 
 ウクライナ&ポーランドでの避難民支援の旅を終え、このレターを書いています。皆様の熱いお祈りとお支えによって、最後まで守られましたことを深く感謝申し上げます。
 
 未だ戦時下の場所に入ることは、とても不安があり、躊躇しました。しかし祈りと御言葉を通し、はっきりと主が導かれていることを感じました。また最初反対をしていた母にも主が語って下さり、祈りによって送り出してくれた時、ただゆだねて踏み出そうと決心しました。
 
 8月14日、日本から30時間以上かけてワルシャワへ到着。すぐにポーランド南部の街、プシェミシルへ車で5時間の移動。そして翌朝国境を越えて、ウクライナへ入りました。
 リビウにあるブチフ小学校、ボリチャ小学校の避難所にてコンサート。
イバノフランコフスクの街へ移動し、爆撃で足を失った方のお見舞いをし、復活教会にて賛美しました。つたないウクライナ語で歌いましたが、こんな私の歌に「希望が与えられた」と涙されたご婦人。その涙だけでも、本当に行って良かったと思いました。

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リビウ教会にある仮設住宅を訪問したり、実際に避難民の親子を車に乗せてポーランドへと移動するお手伝いもできました。誰もが家や家族を失い、故郷を追われていました。でも私たちの見たことは、ほんの一部です。その数百倍もの方々が、同じ痛み、苦しみを抱えておられると思うと、言葉が出ません。
 
ポーランドに戻り、ワルシャワにあるウクライナ人の教会で集会をもった翌日、日本に帰国予定でしたが、コロナ陽性となり、一週間以上ポーランド滞在を余儀なくされました。でもそれによって、体験したことを深く咀嚼する時間が与えられ、またその間に、ウクライナ独立記念日の行事や避難民の礼拝にも出席できました。すべてに意味があったのだと思います。
 
今回、人々と交わり、共に食し、時を過ごす中で、多く耳にした言葉が、「平和」です。
この言葉が、深い意味を持って私の心に響いています。避難民の方々だけでなく、
日本の私たちにも必要なものは、「神の愛」です。
この愛だけが、本当の希望と平和を与えることができます。
世界に平和が来ますように・・・、今、まったく違う想いをこめて祈り続けています。
主に在りて
森 祐理

ボリチャ小学校web.jpg

【ウクライナ緊急支援】にご協力ください】
募金は、
①郵便振替 ②ホームページからのクレジットカード決済利用の2種類

①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記
②ホームページ 募金画面からクレジットカード、コンビニ決済がご利用できます。
ホームページはこちら▶︎ウクライナ緊急支援

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2022年08月29日

続報!ウクライナ難民緊急支援


「ウクライナの人々の憎しみや悲しみは簡単には消えません。赦せるようになるには神さまの愛が必要です...」

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ハンガーゼロのボランティアとして2度現地に入り、2ヵ 月半にわたってウクライナの難民支援活動に携わってこられた月井サムエルさん(本郷台キリスト教会伝道師)に聞きました。

Q 今回ウクライナ難民支援にかかわった経緯は
今までに日本の被災地での支援活動だけではなく、ネパールでの地震被害にあった小学校の修復にも参加したことがあるのですが、ウクライナの避難民のニュースを見て心を痛めていました。現地に行く心の用意はできていることを池田牧師(ハンガーゼロ理事)にお伝えしたところ、ハンガーゼロから要請がきていることがわかり、参加させていただきました。僕は、ただ困難にあっている人々のために祈るだけではなく実際に現地に行って、その場所で祈りたいのです。

Q ポーランドに入った最初の印象は
3月に行って3週間いましたが、その時は難民でごった返している、という感じでした。その後また2ヵ月支援に関わりましたが、今は様子が変わってきていて、家を壊されて避難 してくる人もいますが今だったら国に帰れるかも、と帰っていく人や、外国に避難していたけど行った所と自分の思いが違っていて、ここでは暮らせないと再び避難先を探している 人がいたりします。

Q 現地ではどんな活動をされましたか
最初はウクライナに徒歩で入って、国境での支援の様子を見せてもらいました。ポーランドから6回ウクライナに車で食料などの物資を持って行ったりいろんなことをさせて頂きました。物資のある倉庫が閉まっていて持っていくものがないという時でも不思議な方法で車いっぱいの支援物資が与えられて 、SAVE UKURAINE というクリスチャンの 団体やオデッサにある船越宣教師の教会を通してウクライナの人々に届けられています。そしてポーランドに戻るときには避難したい人を車にお乗せして帰っていました。

Q 印象に残った出会いは
オデッサから日本に避難したいという兄弟を連れて帰るとき、「日本で何をしたい?」と尋ねると「生きたい」という答えが返ってきたのは衝撃的でした。また10歳くらいの女の子が、「プーチン早く亡くなればいい!」というのを聞いた時、ウクライナの人々の憎しみや悲しみは簡単には消えない、赦せるようになるには神さまの愛が必要だと思いました。

Q この戦いが終結を迎えた時の復興については
ウクライナはIT先進国ではありますがインフラが追い付いていない中で戦争になりました。ですから元に戻るのではなく人々が本当に住みやすい場所になっていかなければならないと思います。子どもに関しては、もともと孤児が多い所に戦争孤児が生まれていますし、孤児院や学校教育の環境整備の支援も必要です。女性のひとり親が多いので母子家庭の支援も必要です。ハンガーゼロには、王さんという以前からウクライナにいて言葉もでき 、ウクライナの文化にも精通しているパートナーがいますので、そのために共に協力していけると思います。

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2022年08月13日

森親善大使をポーランドとウクライナ に派遣


MORIYURI.jpgハンガーゼロは14日から1週間の予定で親善大使の森祐理さんと岡さん(モリユリ・ミュージック・ミニストリーズ理事)、ハンガーゼロの田村治郎、安達燎平スタッフを緊急支援活動地のポーランドとウクライナ に派遣します。
 一行は現地で緊急支援活動を続けている王ボランティアとともに、ウクライナ難民緊急支援の活動地を訪問するほか、ポーランドとウクライナの避難所(ウクライナでは小学校でも予定)など複数箇所で森親善大使の慰問演奏が行なう予定です。
 なお現地での状況、とくに安全面を考慮して予定が変更されることもあります。

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訪問の様子は現地から報告が届き次第速報でお知らせする予定です。

ウクライナ避難民の母娘が大阪・八尾に到着

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ハンガーゼロを通じて、日本での避難生活をするためにウクライナ避難民の母娘が今週ポーランド経由で入国、
受け入れ先のグレース宣教会(大阪府八尾市)に到着しました。
これからハンガーゼロも含めて、同教会と地元自治体の八尾市で母娘の生活をサポートしていきます。


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2022年07月14日

月井サムエル/2回目の緊急支援活動を終えて


【ウクライナ難民支援報告22/月井サムエル・ボランティア】(最終回)

6月24日〜6月30日

国内避難民の支援

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 UKRAINE というウクライナの団体と協力して活動する中で、ウクライナ国内の避難民に大きな支援の必要があることがわかったので、ウクライナ国内で比較的安全だとされる地域にアパートを借りて、主に避難家族が入居できるように、支援体制を作りました。
 ハンガーゼロが比較的に安全な地域でアパートを借りて管理して、SAVE UKRAINEがそのアパートに東部からの避難家族を送り、地域の教会が入居した家族の助けをするという支援体制です。今回はイバノフランコフスクという街に2軒のアパートを借りました。今後リヴィウという街にもアパートを借りる計画です。

サムエル最終回01.jpg後日、ポーランドに戻って大量の物資を積み込み、イバノフランコフスクの教会を訪れて、物資をお渡ししました。牧師先生と一緒にアパートを確認して、大変喜んでいただくことができました。このイバノフランコフスクの教会は始まって4年ほどの若い教会ですが、毎週数十人の避難者が東から西に逃れるための中継地点となって働いているそうです。

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 私が訪問した時も10代の男兄弟3人が宿泊していました。この兄弟は、東部のロシアに占領された街におり、脱出しようと試みたのですが、検問所でロシア兵に止められて危険な状態だったそうです。しかし、兄弟で一緒にお祈りしていると検問所の兵士が他のロシア兵と交代になり、通って良いと言われて脱出することができたのだそうです。

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次のステップ

 ここまでで私は自分の働きに区切りをつけることにしたので、今後は新たなハンガーゼロの仲間、王さんに働きをバトンタッチして帰国します。王さんはウクライナの街リヴィウの教会を拠点として使わせていただけることになり、国内外への避難民の支援をハンガーゼロのボランティアスタッフとして、フルタイムで働いていただきます。王さんへの応援をよろしくお願いします。
 私は王さんに国境まで送っていただき、徒歩でポーランドに入り電車でワルシャワに戻りました。
 ワルシャワで最後に日本への渡航希望者(7月13日来日)と面談して飛行機に乗り、6月30日に帰国しました。
 皆さんからの応援、お祈りに感謝します。
ほとんど一人で動いていましたが、背後にたくさんの方々の思いや支援があることをいつも感じて、100人力の気持ちと態度でいることができました。
 サムエル最終回04.jpgその後の報告。ハンガーゼロの借りたアパートはすでに2つの家族が使用しており、王さんは家を無くした家族を安全な場所に避難させるためにウクライナを走り回っています。私は王さんたちを通して日本への避難を希望するウクライナ人の対応を日本から行なっていきます。日本国内でご協力いただける方はぜひハンガーゼロにお声掛けください。


【お知らせ】
❶サムエルさんが活動報告(大阪)
月井サムエルさんは、7月24日(日)グレース宣教会(大阪府八尾市)で午後2時から開催される「Pray for Ukraine ウクライナ支援チャリティイベント」(主催:中高生会)で、ハンガーゼロの活動報告をされる予定です。
当日は音楽ゲストとしてプロのハーモニカ演奏家 竹内海人さんが出演されます。
詳しくはこちらまでアクセスください。

❷森祐理親善大使がポーランドの活動地を訪問します
ハンガーゼロの田村、安達に同行して、8月14日から1週間の予定。マネージャーの岡氏も行かれます。

 
【ウクライナ緊急支援】にご協力ください
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2022年07月09日

ウクライナ西部リヴィウの病室を訪ねて・・


【ウクライナ難民支援報告21/王ボランティア】
 現在リヴィウにある病院で治療を受けている婦人をお見舞いしました。彼女によると「10日前、東部にある家の庭で娘と電話で話している時、ミサイルが飛んできて、その時に左足の膝から下を失いました」突然の悲劇の状況は電話の向こうで娘さんがずっと聞いていたそうです。婦人は近所の人たちによって助けだされました。

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 私(王)が通っている教会から治療中の彼女を訪問してほしいという依頼があり、すぐに聖書を携えて病室を訪ねてみました。その方はさぞ辛い状況の中で悲しんでおられると想像していたのですが、病室で出会った婦人は比較的落ち着いておられ表情にも明るさもありました。ベットの枕元には聖書が置かれていました。
彼女は「ミサイルで怪我した時にずっと神様に祈り続けていました。また、私たちを支えてくれているボランティアのために祈っています」と語られました。

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 婦人の怪我は、左足にとどまらず、激しい爆発の衝撃で右足の筋肉もところどこに欠損があり、ミサイルの破片も取り除く必要があるため、治療は8月位まで続けれられる見込みだそうです。
 彼女の心配は、視力障害のある母が自宅のある東部に止まっていること。だから「怪我が回復したら、自宅に戻っていつものように姉と一緒にお母さんの世話をしたいのです」と語られました。

 今回、ハンガーゼロとしてこの病院にいる人々のために食料を届けることにしました。

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2022年06月30日

「この品物は買うのではなく...募金に対するギフトです」


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本誌5月号でご紹介しました名古屋学院大学元教授の増田喜治さんの「ウクライナ緊急支援チャリティセール」(協力:せと銀座通り商店街ギャラリーNani)は、最終的に目標200万円を大きく超える2,835,252円の販売となり、ハンガーゼロに全額を募金してくださいました。以下は広報の質問に対する増田さんの寄稿文です。

Q 最初のきっかけを
 ハンガーゼロの近藤さん(総主事)とは長年のお付き合いがあり、私の蓄音器コンサートによるチャリティー活動にも支援して頂いていました。昨年9月頃から名古屋学院大学の退職に際して、自分のコレクションを使った終活とボランティアについて相談していました。それで今年2月のロシアによるウクライナ侵攻に心を痛めている中で、新約聖書の黙示録22章11節が心に刺さりました。「世の終わりに、罪に汚れた者はますます罪に汚れた者となる。神のみこころを行う者はいよいよ神のみこころを行い」(要約)。それでどこか場所を借りてチャリティー販売をしようと思い、近藤さん、せと銀座通り商店街のギャラリーNaniさんらの協力で支援チャリティーセールが急遽決まりました。

Q チャリティーにはどんな方が訪れましたか
 銀座商店街の皆様、大学の教職員の方々や友人だち、40数名の教え子たち、ウクライナ支援のコーヒー豆を提供された珈琲専門店のオーナー、蓄音器愛好家、珈琲ミル収集家、瀬戸の陶芸家など実に幅広いジャンルの方々と思い出深い一品一品を通しての趣味の世界を語る楽しいひと時とウクライナの平和を願う祈りの交流がありました。教え子の中には店内の珈琲ミルやカップを手に取り「私、これで飲んだことある」「このミル研究室で見たことあるから欲しい」と言って自分の過去とのつながりを再発見してウクライナ募金をするのです。一万円以上の募金をする機会が無かった方々も、募金する事により、プレゼントとしてお気に入りの品物を手にしてギャラリーを笑顔で去られるのです。
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Q セールで心掛けられたことは何でしょう
 趣味と支援を一生繋げる、これが全てです。私はセール期間中、可能な限りギャラリーに腰据えて来客の対応をしました。名古屋学院大学、金城学院大学とその他のボランティアの若者達に「これは増田のショップではないよ。皆んなで取り組むウクライナ支援なんだ」と共通のビジョンを分かち合いました。そして陳列されてある品物については、彼らが十分に説明可能なように私が時間をかけてトレーニングをしました。その結果、彼ら自身の中に蓄音器や珈琲ミルに関する興味や知識が増加した様子でした。彼らが蓄音器でSPレコード演奏し珈琲ミルで豆を挽く実演をする姿に私は何度もニヤリとしつつ、一ヶ月半の間、楽しんでセールに取り組むことができました。


Q 改めて気づいたことは
 先ずは、終活とチャリティーを掛け合わせ、共通したビジョンを持つチームワークでかなりの募金を生み出せるという事です。次に、この実践が多くの終活者の刺激となった事です。ギャラリーには「私も珈琲ミルや万年筆を沢山収集してます。ウクライナ支援の為に利用してもらえますか?」と色々な商品を持ち運んで来る方々も現れ始めました。そんな時には私からはすかさず「品物は出来るだけ一万円以上の価値あるものをお願いします」とちゃっかり依頼してました。
 また、ギャラリーに来られた方には「ここは骨董品店ではありません。ハンガーゼロを通してのウクライナ難民への支援の募金をする所です。ですから、まず心の中でどれほど募金したいのかをお考え下さい。目前にある品物は募金に対するギフトです。」と繰り返し言い伝えました。そうすると、お気に入りの品物が無くても、かなりの募金をして下さる方々も大勢おられました。

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Q 学生たちとの繋がりについて
 私は今年の3月末に退職しました。しかし、この世を去るまで、若者と繋がり、そして世界と繋がり続けるのが私の使命です。コアとなったボランティアの学生達とは毎週、ゴスペル音楽と聖書の学びを行ってます。これらの学びの実践が今回のチャリティー活動に発揮されたのでしょう。来年の2月にはカンボジア750キロを今回活動に参加した学生達と一緒に自転車で一周し、学校建設の募金活動する準備を始めてます。私自身も若者と一緒に自転車で長距離走行が可能なように身体を鍛えてます。一生、趣味とビジョンに生き、全世界を視野に入れたボランティア活動を共に若者達と繋がる事は、私自身の生きる力となります。そして、混沌とした世界の中で生きる力を持つマルチリンガル、マルチカルチャルな若者の教育の一旦を担いたいと願ってます。
関わって下さった全ての方々に感謝しつつ。

 本文:増田善治さん

(お詫び:機関紙の印刷版では募金額が2,835,252万円となっておりました。正しくは2,835,252円です。)

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2022年06月30日

【続報!ウクライナ難民緊急支援】刻々と変化する状況とニーズに応えて


【ウクライナ難民支援報告20/安達スタッフ】
 5月16日から6月3日までハンガーゼロのウクライナ緊急支援として、隣国のポーランドに行きました。
 2月24日のロシアによるウクライナ侵攻以来、たくさんのウクライナの方々がポーランドをはじめヨーロッパ各国への避難を余儀なくされています。成人男性は国内に残って戦地に派遣されているために、その多くは女性と子どもたちです。私は今回このような難民となった方々と接する機会がありました。

日本デスクに10名の渡航希望者

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 ポーランド東部の町プシミシェルにはスーパーマーケットを居抜きにした避難所があります(通称:テスコ)。かつて最大2,000 人の難民がここで生活していました。この避難所の特徴は次の渡航先への手続きができることです。ヨー
ロッパのさまざまな国がこの避難所に渡航デスクを出して渡航の手伝いをしています。ハンガーゼロも日本デスクを設置して日本への渡航希望者を募った結果、現在までに10名の応募がありました。人々が渡航先として日本を選ぶ主な理由は、ロシアから少しでも離れたいというものでした。日本とロシアの地理的距離は実際は遠くはないのですが、陸路で侵攻されるという恐怖がウクライナの人々中に渦巻いているようでした。

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 避難所は多くの人が出入りし賑わっていますが、独特の雰囲気がありました。緊張感が漂い、人々の不安な顔で満ちていました。そこでは食料や、寝具、医療品など生活に必要なものは全て無償で提供されます。しかし難民となった方たちの求めるものは安定や安心であり、物質だけで解決できる問題ではないことを痛感させられました。
 今日、明日の保証がない中での生活は、本当に恐ろしいものだと思います。私たちが海外で一文無しになり泊まる所もない場合などと比べようもないほど、はるかに不安で厳しい状態を強いられています。家族との安定した暮らし一切を奪うのが戦争であり、紛争です。

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避難所で子どもたちを対象とした活動の一つとして、テントを設置してその中にお菓子やおもちゃをたくさん置いている所があります。そのテントの前にはお母さんたちがくつろげるスペースがあり、子どもたちはテントのお菓子やおもちゃを見つけるとすぐに笑顔になって駆け寄って来ます。けれどお母さんの多くに笑顔はありません。
 しかし、子どもたちが楽しそうにしている姿を見ているうちにお母さんたちの表情も柔らかくなり、私にいろんなことを話してくれました。そしてテントを去るころにはみんな笑顔になって帰って行かれ、私も本当に嬉しかったことを覚えています。

[首都ワルシャワで渡航申請手続き]

 プシミシェル避難所で日本デスクに来られた渡航希望者ワルシャワの日本大使館にお連れしました。大使館では一人ひとり渡航のための面接が行われますが、とてもリラックスした雰囲気で、時には日本のアニメや漫画の話をして難民の方々の緊張をほぐしてくださっていました。現在までに10人のビザが発給されて、すでに日本で生活を始めてい
ます。

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難民との交流で厳しい現実を実感

 ビザ申請が終わった後は、韓国国際飢餓対策機構が支援するホステルに滞在しますが、ある日そこを訪問すると、日本への渡航希望の家族がボルシチをごちそうしてくれました。限られた食料の中から分け与えてくださったことが本当に嬉しかったです。彼らはロシア語で話すので、出会った当初はコミュニケーションをとることが非常に難しく、スマホのアプリを使って会話していました。しかし一緒に大使館に行ったり、食事をしたりする中でだんだんとお互いの思いが伝わっていくのを感じました。このような交流を通して、改めて戦争の悲惨さを実感しました。私たちは民族も言葉も違いますが、ウクライナ人とロシア人は同じ民族で同じ言葉を話す関係です。しかし分かり合うどころか殺しあうことになってしまっています。戦争がいち早くおわることと、難民となった方たちのこれからの生活が少しでも良いものとなるように願います。
 ハンガーゼロの支援でさらに数名がビザの発給を待っています。人々の日本での生活も支援していきます。

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2022年06月28日

月井ボランティアからウクライナでの活動報告(動画あり)


【ウクライナ難民支援報告19/月井ボランティア】
0628サムエルさん動画報告.jpgポーランドでウクライナ難民緊急支援を続けている月井サムエルさん(本郷台キリスト教会)からレポートが届きました。新たに活動に加わった王さん(台湾出身)とともに沢山の支援物資を車に満載してウクライナ国内のオデッサなどに届ける様子を動画でも報告しています。

前回の報告「オデッサに行きました」も参照

6月18日〜6月23日 月井サムエル

 ウクライナ国内の戦争はますます困難な状況になり、国土の約5分の1をロシアに制圧されています。ロシアは東から徐々に制圧してきており、北はベラルーシから首都キエフや西側の線路などへの補給路が攻撃を受けます。南は海を封鎖されています。他国からの支援は徐々に減り始めて、訓練を受けた兵士の数も減りました。
 今の状況で難民支援に一番必要とされているものは食料と住む場所です。そのためハンガーゼロの働きとして様々な場所に物資を届けて、難民の方々の住むところの確保も行なっています。

オデッサ01.jpg以前、物資を届けたオデッサの教会のリーダーの一人、アントンさんから報告があり、ニコライエフで戦争被害に遭っている街の人たちに物資を届けた写真が送られてきました。日本人宣教師の船越先生も一緒に物資を届けにいっています。オデッサ02.jpg
宣教団体Y W A Mからの依頼を受けてテルノペリへ物資を届けました。ウクライナ各地から集まった人たちがY W A Mテルノペリで一緒に暮らしながら難民支援を行なっています。
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 ポーランドの首都、ワルシャワに戻り、最大規模の難民避難所、Global Expoに行きました。ウクライナ人の子供たちのための学校や留学プログラムを見せていただきました。韓国の教会から来た人たちがコンサートを行なっていました。Global Expoのマネージャーがハンガーゼロのためにと、素敵なホテルを予約してくださり、しばし旅の疲れを癒すことができました。オデッサ04.jpgGEM ワルシャワの倉庫を訪ねました。「パン・アキモト」からの3度目のパン缶の支援を大変喜んでいました。国境付近で難民のために必要とされているウエットティッシュを1パレット、生理用品を1パレットいただいて再度出発です。オデッサ05.jpg
 国境付近に5箇所の活動拠点を持つY W A Mジェシェフに物資を委ね、代わりにウクライナ国内に送るための食料を車に乗せます。この車はすでに25万km走っている古い車ですが、いつも重い荷物に耐えてよく走ってくれています。オデッサ06.jpg
 以前物資を届けたリビウの教会が「また食料を送ってもらえると助かる」ということだったのでもう一度食料を届けました。難民の担当者からは「必要なものが全て与えられたよ、こんなにたくさんどこから持ってきたの?」と驚かれます。毎回ウクライナに行くときは不思議とたくさんの物資がどこかしらから与えられるので感謝です。この教会は今78人の避難民を保護しています。オデッサ07.jpgウクライナ国内は故障者、事故車のオンパレードです。I T技術が大変進んでいるのに対して、インフラは全然整っていないので、道路や建物の整備が行き届いていません。道中、バッテリー切れの車を手伝ったり、積荷がないときはヒッチハイカーを乗せたりしながらゆっくり進みます。

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2022年06月24日

オデッサに行きました


【ウクライナ難民支援報告18/月井ボランティア】

難民への支援のあり方は様々
 月井サムエル100100.jpgウクライナでの戦争の状況は日々変わります。そのため、難民の人たちの状況や必要も変わっていきます。
 「今すぐに、どこでもいいから避難しなくては!」という緊急性のあるケースは少なくなりました。逆に避難を余儀なくされているけど、自分がもっとも避難しやすいところ、安心して過ごせるところはどこかを決めてから道筋を立てて脱出するケースに多く出会います。
 自分の家や街を完全に失った東部地域の人、次は自分の街に攻めてくる可能性が高い、と警戒している人、この国にいることがそもそも危険だと考える人など、様々です。
避難する人たちにとって文化的に生活しやすいのはヨーロッパですが、ヨーロッパはすでにさまざまな国の難民を受け入れてきた経緯があり、難民による問題をたくさん抱えています。
 日本はどうかというと、私の認識ではこれだけオープンに難民(日本では避難民)を迎えたのは国としても初めてで、いろんな自治体や企業が手厚い対応をしようと工夫してくれています。そのため、言葉や文化の壁などの難しさがあっても日本に行きたいという人たちがたくさんいます。
 そのため、ハンガーゼロは、Ukraina To Japan という日本人ビジネスマンの有志の人たちと協力しながら、日本への避難をお手伝いしています。避難民の保証人になることのハードルの高さや、無償のアパートの確保など、課題が多いですがたくさんの方々からの支援を受けて順調に進行しています。

支援物資を託してくれたイギリス人
 ウクライナのオデッサには日本人宣教師の船越先生の教会があり、ウクライナの人々への支援をされているので物資を持っていこうと決めたのはいいものの、週末はどこの倉庫もしまっていて、肝心の届ける物資が何もありません。困っていると友だちが出会ったイギリス人が、ウクライナに持っていって欲しいと、食品や発電機などの貴重な物資を献品してくれました。ハンガーゼロから飲料水の物資を追加して出発です。

オデーサ物資運搬.jpg 途中車の故障があり、通りがかりの村の修理屋さんに直してもらいました。修理屋の見習いの青年が、自分は大学生で今は授業はオンラインで出て修理の見習いもしていると話してくれました。戦争について尋ねると、「この村の方にもミサイルは飛んでくるけど、ほとんどがその前に撃ち落とされるから大丈夫だよ」と言いました。サイレンの音が聞こえても誰も慌てる様子はありません。
王さん.jpgオデッサではハンガーゼロの通訳としてこれから一緒に活動する王さん(写真)という台湾人をまずはピックアップしました。彼はウクライナ語、ロシア語、日本語、英語、台湾語が話せます。
 王さんと一緒に船越先生の教会に物資を届けました。来週、教会の方々がオデッサの隣にある戦闘地、ニコライエフにいるもっとも必要な方々に物資を届けてくださいます。

「生きたい」の一言に涙しました
 続いて、オデッサ駅に日本への渡航希望者に会いに行きました。姉(21)と弟(15)の兄弟で、お母さんは泣きながら送り出しました。その後は、この2人と王さんを乗せて、ポーランドに戻りました。ウクライナのホテルに泊まったり避難所テスコに泊まったりして3日かけてワルシャワに戻りました。15歳の弟に日本で何をしたいか尋ねてみると、「生きたい」と一言で返ってきました。ディズニーランドに行きたいとかそういうコメントをイメージしていた僕はショックで運転しながら泣いてしまいました。

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 ワルシャワで大使館に難民ビザを申請しに行き、渡航希望者と日本にすでにいるウクライナ人を電話でつなげて情報共有を図りました。KFHI(韓国国際飢餓対策機構)が運営し、ハンガーゼロも資金提供をしている一時避難所やUkraine To Japan の方のアパートを難民ビザ取得までの滞在先に利用させていただいています。

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2022年05月31日

車に物資を満載してキーウに向かいました


【ウクライナ難民支援報告17/月井ボランティア】
5月29日まで
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 ポーランドから車でウクライナの首都キーウ(キエフ)に向かいました。当初に比べると西部地区の状況が落ち着いてきたこともあり、いま多くのウクライナ人が自国に戻りつつあり、そのため国境へのルートは人や物資を運ぶ車やトラックで大混雑となっています。とくにトラックが国境を通過するのに3日ほどかかる場合もあり、さらにウクライナ国内のガソリンスタンドではどこも燃料不足で給油ができない状態が続いています。そんな中でしたが、今回は幸いにも3時間ほどで国境を通過することができました。キーウまでは順調にいけば6時間ほどです。
 UKraineHZ月井02.jpgウクライナに入った途端、道路の状況が悪くなります。アスファルトの路面がガタガタに波打っていたりするので、慎重なハンドル操作が求められます。また、幹線道路以外は未舗装の道が多く、馬、牛、鶏に出くわすこともあります。運転しているとウクライナの自然や街並みの美しさはとても新鮮に感じます。ただ、戦争は続いているので、バリケードが設置されていたり、火炎瓶と思えるようなものも見かけます。キーウでは、孤児を支援する団体を訪ねて、GEMの倉庫で車に積み込んだ、おもちゃや食料品などの支援物資を届けます。また日本に渡航を希望している女性の方にあって面談をしました。

ウクライナ難民の日本への受け入れ
 ハンガーゼロがポーランドの一時避難所(テスコ)に設置した日本行きの案内デスクに来た2名のウクライナ人女性が無事に日本に到着し、コロナ感染対策でホテルでの隔離期間を過ごしているとの連絡を受けました。本当に良かったです。さらに来週以降、8〜10人ほどが日本に渡航する予定になっています。最初の二人については、私の教会の本郷台キリスト教会が横浜市の行政サポート(オール横浜支援パッケージ)を活用しながら日本での生活をサポートしていくことになっています。また横浜以外の教会からも応援したいとの申し出がきています。

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一時避難所(テスコ)に日本財団の会長
 先週、日本財団の笹川陽平会長がテスコに来られました。(広報:日本財団は、ウクライナ避難民支援助成プログラムを通じて、ウクライナ人を支援する国内の各種団体を助成〈渡航費、滞在費など〉しています)
 このため、テスコのリーダーたちが笹川会長を迎える準備をする中、私に「失礼のない正しい日本語の挨拶を教えてくれと」やってきました。そのようなこともあって私も笹川会長との出会いは私も大変緊張してしまいました。

GEM倉庫
 ハンガーゼロが協力しているGEM(グローバル・エンパワーメント・ミッション=米国の物資支援団体)のワルシャワ倉庫を訪問したところ、パン・アキモトの「パンの缶詰」が大量に届いたので皆さんとても喜んでおられました。日本で災害に苦しむ人々を助けるために生み出されたものが海外の緊急支援でも生かされていることが嬉しいです。また、中京医薬品からの物資(包帯、消毒液、バンドエイド)も届いていたので、ハンガーゼロの安達スタッフと一緒に、使い方の説明したり、説明書のウクライナ語翻訳を進めています。医薬品類も不足しているので、少しでも適切な場所に届けられ、正しく用いられるように願っています。
 GEMの倉庫では、国境通過に時間がかかるようになっているので、輸送方法をトラックから貨物列車に切り替えていくことになっています。
 倉庫では、マネージャー、アンドリューさんと久々に再会を喜ぶことができました。アンドリューさんと話す中で、ロシアへの怒りと憎しみを強く感じる言葉がたくさん出てきました。抑えきれない怒りとともに泣き出しそうな辛さ悲しみもあって、いまも苦しい日々を過ごしておられることに心が痛みました。
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月井サムエル(伝道師の祈り)

【聖書=ヨハネの福音書から】
 イエスは答えられた。「この水を飲む人はみな、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」

 今、ウクライナはたくさんの物資を必要としています。特に重要なのは食料です。毎日たくさんの食料が届けられています。食料は食べたらまたすぐに必要になります。ウクライナの人たちの訴えは切実です。でも、ウクライナの人たちが食料だけじゃなくて神様からの"生ける心の水"をいただくことができるように祈り願います。憎しみで満たされた心を神様の温かい愛でおおい包まれますように。


【ウクライナ緊急支援】にご協力ください
募金は、
①郵便振替 ②ホームページからのクレジットカード決済利用の2種類

①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記
②ホームページ 募金画面からクレジットカード、コンビニ決済がご利用できます。
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2022年05月31日

日本大使館での渡航手続きをサポート


【ウクライナ緊急支援報告16/安達燎平スタッフ】

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5月23日 初めて日本大使館へ同行
 ウクライナ難民と一緒にポーランドの首都ワルシャワに移動して初めて日本大使館に行きました。ウクライナのドネツク(マリウポリから北へ100キロほど)出身の女性ルボフさん(おそらく30代)とは、3日前にプシミシェル避難所(テスコ)内のハンガーゼロの日本渡航の相談デスクで出会いました。大使館で面接と書類申請をして問題なければビザが発行され、日本への渡航が実現します。ルボフさんのご両親はまだドネツクに住んでおられます。彼女は基本的にはロシア語を話し、ウクライナ語もある程度理解できますが、英語は全く話せませんので、日本での生活は苦労されると思います。ウクライナでは看護師をされていましたが、日本では違う職業を探さないといけないことを大使館員の方はとても心配していました。彼女は申請が出るまで、韓国国際飢餓対策機構が運営している小規模の避難所で泊まることになりました。環境の変化にもよく順応されて、日本に行くことが待ちきれない様子が明るい表情からも見てとれました。

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 ルボフさんのビザ申請の後、アリサさんというスポーツミニストリー宣教師が運営を担当するワルシャワ郊外の避難所(大きめの住宅)の様子を見に行きました。月井ボランティアも定期的に訪問してフォローしています。ハンガーゼロは、ここに入る難民たちのために家賃を支援しています。
 この避難所はポーランド在住のご夫婦の自宅ですが、いわゆる庭付きの大豪邸です。到着すると出迎えた夫人のヘイディさんが避難所を案内してくれました。ここに避難しているのは主にスポーツ選手の家族(大半は母親と子どもたち)で一時期は20人以上滞在していましたが、今は10人になってだいぶ落ち着いたようです。ヘイディさんは得意の日曜大工を生かして部屋をどんどん拡張したり、庭に新たなプレハブ小屋を作ったり、新しいバスルームの工事したりして、夫婦で熱心にこの活動に取り組まれています。元々はアメリカ出身のポーランド系アメリカ人なので母教会のネットワークを生かしてアメリカで集まった募金を改装費用にされています。
 この避難所住宅の運営担当者はアリサさん(この日は会議のためアフリカ出張中で不在)が担い、ここに何人を受け入れて、部屋の割当から、家事の当番に至るまで細かく調整されているとのことです。来週にフェンシング選手の家族が避難に来るようです。

UKraineHZ安達05.jpgカトリーナさん家族との出会い
 韓国国際飢餓対策機構が運営するワルシャワの避難所で、カトリーナさん家族と出会いました。カトリーナさんと二人の子ども(3歳と4歳)と彼女の弟ルスランくん(16)との4人家族です。この家族も日本に渡航したいとのことだったので一緒に日本大使に行くことになりました。大使館での面談では、実は韓国に行きたいという話も出て驚かされましたが、結局は日本に行くことで決着がつきました。この人たちの中では韓国と日本の違いをよく認識されていないようで少し不安になりました。韓流ドラマやKPOPが大好きなこともあってなんか観光にいくような感覚で面談していました。
それでも日本大使館の方は親身に接してくださり、隣の韓国大使館で一度アドバイスを受けることなどを提案してくれましたが、コロナで事前予約がなかったので韓国大使館には入ることはできませんでした。
 その後、パスポートを持たない家族のために在ポーランドウクライナ領事館で渡航証明書を申請に行きました。領事館に着くと難民であふれていました。仮設のテントやトイレもあり、いままで見た避難所とは違う重苦しい雰囲気を感じました。不安を抱えながら渡航手続きに来ている難民の姿を見ていると心苦しくなりました。話を聞いてみると今からでは証明書を受け取ることは困難なことがわかり、翌朝に出直すことにしました。

翌朝、再び領事館へ
UKraineHZ安達04.jpg 翌朝、家族連れて再びウクライナ領事館にいくと幸いにも2時間ほどで渡航証明を取得。その足で日本大使館に行き無事に渡航申請を終えることができました。大使館からはビザが問題なく発行できれば、6月4日のワルシャワ~成田の政府特別直航便に乗れるとの説明を受けました。日本での生活の心配もありますが、とりあえず日本大使館で申請の手続きが終えられたことはひと段落です。緊張状態から解かれたカトリーナさんのほっとした様子を見て私の心も解放された感じがしました。
 今回サポートしてみてとくに感じたことは、小さな子どもを抱えた難民家族が、外国の地で町中を駆け回って渡航手続きをすることは非常に大変な労力であるということです。その中でポーランドの日本大使館のウクライナ難民に寄り添った迅速で丁寧な対応はとても素晴らしく思いました。また反省点として、難民の渡航手続きというサポートは、状況をよく見極めつつ慎重に事を進めていくことが大切であると感じました。
 私はここでの活動期間を終えてまもなく帰国の途に着きます。現地ではここで書ききれないほど様々な体験をしました。帰国後は、支援者の皆様にできるだけのご報告をさせていただければと思います。皆様のご支援を心より感謝いたします。

ウクライナ領事館の仮説テントの様子▶︎

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2022年05月23日

安達スタッフから活動レポート


【ウクライナ緊急支援報告15】安達スタッフは5月16日にポーランド入りしています

5月19日(木)
プシミシェル避難所(テスコ)のJAPANデスクで活動

安達スタッフ100100.jpg 朝、ハリコフ出身のお母さんと息子(16歳)の親子が日本への渡航希望者としてデスクに来ました。彼らはロシアから少しでも離れたい(実際には日本とロシアは近いですが...)とのことで日本を渡航先に選んだとのことです。
 受け入れ先となる横浜市の提供する支援パッケージの説明をすること約2時間、様々な質問をやり取りをする中で、母子の意思を最終確認をしました。このため翌週23日の月曜日にワルシャワの日本大使館に一緒に行くことしました。その後ビザが発行されるまで(申請の可否は未定)ワルシャワに滞在してもらう予定です。宿泊先は国際飢餓対策機構・韓国が用意してくれます。UkraineHZ05_03.jpg
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詳しくは横浜市のホームページで確認ください。


避難所の状況が変化・・

 テスコにはだんだん人が少なくなっています。この日は午前10時から午後6時までで難民を乗せたバスが一台しか来ませんでした。難民の中にヨーロッパで生活する移動型民族での人たちも多く含まれていることもあり、避難民との間でトラブルに発展して警察を呼ぶ騒ぎになることも出てきています。彼ら(ジプシー=差別用語との指摘も)は常に差別の対象なので緊張感が増しています。避難所内では、いま盗難も多発したり、夜中でもいざこざ騒ぎがあったりで、難民の中には睡眠不足で精神不安定になる方も増えてきています。また、残念なことにテスコのセキュリティシステムでデータの一部流出事件が起こり、全体の責任者(自元の有力者)がその任を解かれ現場を去りました。その処置への抗議としてテスコから撤退する団体も出ており、避難所運営の混乱が広がる要因にもなってしまっています。
 
5月20日(金)
●YWAMの活動に参加

 この日、日本への渡航希望者がなかったので、YWAM(ユース・ウィズ・ア・ミッション=キリスト教団体)が屋外に設けているテントの手伝いをしました。テントにはたくさんのおもちゃが置いてあり、子どもたちが目一杯遊べる仕様になっています。そこには母親たちも集まりYWAMのスタッフと話すこともできます。
 多くのお母さんはご主人を国内に残したまま、単身異国の地で避難生活を強いられているので本当に笑顔がありません。しかし、じっくりと話をしていく中で、また子どもたちが楽しそうに遊んでいる姿をみて徐々に表情が穏やかになっていくおかあさんを見ることができました。とくに子たちにとって心身の健康を保つことにもなるのでこうした活動は母子ともに必要だと思いました。とくにテスコ内は騒然してきているのでよい気分転換となったようです。
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YWAMのテントおもちゃ等

一番に思わされること
 避難民の支援をする中で一番に思わされることは、常に状況が変化し続けていることです。
私も限られた時間の中でどのように過ごすかを考えさせられますが、難民の方々の気持ちを考え
るととてもそんなことは言ってられないです。テスコに設置したJAPANデスクから今の所、2名の日本渡航が決まっていますが、人生を大きく左右する役割を担っていると感じています。真摯に取り組みたいです。また今後の活動も状況の変化に柔軟に合わせていく必要があり、先がはっきり見通せることは困難です。ですから月井ボランティアとそれぞの活動をふり返り、ハンガーゼロの支援活動のあり方として何が最善であるかを確認し続けています。コロナや日夜の気温差が激しかったりですが体調はいまのところ安定しています。とにかく地道に一人一人助けていくと言う気持ちで支援活動に携わりたいと思います。


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2022年05月23日

新たなニーズにも応えながら活動


【ウクライナ緊急支援報告14】
月井サムエル100100.jpg5月6日に再びポーランドに入った月井サムエルさん(緊急支援ボランティア)からの報告です。現地では引き続きウクライナ難民への支援物資の提供や避難所の運営サポートにもあたりながら、新たに難民の日本受け入れの橋渡しや孤児たちのポーランドへの一時避難プログラムにも着手しています。また、同16日からハンガーゼロ安達燎平スタッフも現地入りし、この活動を行なっています。

 ポーランドに再び入りました。前回4月初旬に活動していた時は難民の方々が町中でごった返していましたが、少し落ち着いた様子です。しかし、相変わらず駅などの公共の場所にはウクライナから来た人があちこちにいて、ボランティアが食事を配ったり、一時滞在用のシェルターを作ったりしています。戦争の状況変化によって、ウクライナに戻っていく難民の方々も毎日たくさんいるので、国境付近のバスはいつもいっぱいです。

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GEMの倉庫にパンの缶詰が届く
 GEM(グローバル・エンパワーメント・ミッション=米国の物資支援団体)の職員でウクライナ難民の方が、パン・アキモトのパンの缶詰「救缶鳥」が倉庫にやっと届いたと喜んでいました。また、中京医薬品からの医療物資(包帯・絆創膏・傷口消毒液)も一緒に届いています。今後、ウクライナのどの地域に送られるのかを確認して、報告をもらうようにしていきます。
※パンの缶詰支援は、NHKニュースのほか新聞でも報道されました。

日本への難民受け入れをサポート
 4月にポーランドから日本に戻ってきた時、日本でウクライナ難民支援をするために準備をしてくださっている方々がたくさんいることを知りました。それでハンガーゼロにポーランドで行き場をなくしているウクライナの人々を日本に繋ぐ橋渡しの役割を提案したところ、具体的に進めていくことになりました。早速、メディカの一時避難所内に日本に渡航を希望する人のための案内デスクを設置したところ、すぐに数名の方から「行きたい」との申し出がありました。そのためポーランドの日本大使館との調整、諸手続きを慎重に進めているところです。
【ウクライナ緊急支援報告12】既報こちらに記事

ウクライナ人孤児の支援
 戦争が始まる前からウクライナには大勢の孤児がいました。戦争が始まった今、彼らは親と生きられないトラウマと、戦争のトラウマの二つのトラウマを抱えています。こうした孤児たちをウクライナからポーランドへ疎開させることに関して現地の施設関係者から相談を受けることがあります。
ただ、保護者なしで外国に行くことは人身売買につながる恐れもあるので孤児たちの避難については慎重に進めなければなりません。そのためポーランドの団体、ウクライナの団体と連絡をとりながら、支援実現の調整をしています。

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難民の最初の避難所「テスコ」について
 国境付近や街中にある難民の避難所の中で、テスコという大きなショッピングモールを避難所として活用している場所があり、ハンガーゼロが何度も支援やボランティアで訪れています。他の避難所と比べていろんな機能が集中していることもあり、とても忙しく、日本からのボランティアでもすることがたくさんあります。
 他の避難所との違いは、ポーランドでここだけが、他国に避難する難民の一時的な滞在場所となっていることです。毎日200~300人がバスでウクライナから到着します。テスコに難民が滞在できるのは最長で3日間だけです。彼らはその間に行き先(他国)を決めて出発しなければなりません。
 テスコのユニークなところは、全てボランティアのみで運営されているところです。ハンガーゼロの最初の緊急支援チーム(近藤スタッフほか2名)や私もボランティア登録をして、清掃やベットメイキング、キッチンワークなどの作業をして、ここの運営を手伝いました。出入り口だけは軍隊と警察に管理してもらっていますが、リーダーも医者も調理人もみんなボランティアです。そのため、国の都合でいつ急に閉鎖になってもおかしくない状況なのですが、今は政府からも町からも喜ばれて協力を得ることができています。

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ウクライナ人アスリートの支援
 私は日本の教会で青少年を対象にスポーツ交流プログラムをしています。その関係でスポーツ選手のネットワークを使って難民支援をしているアリサさん(ウクライナ人プロ卓球選手=写真㊧)を支援しています。今回、日本のみなさんから預かったアリサさんへの募金をお渡ししました。また、アリサさんがポーランドの首都ワルシャワで選手活動と難民支援を続けることができるようにハンガーゼロが住居支援をしてくれています。
 アリサさんの住居には、他のウクライナ人スポーツ選手が一緒に暮らしており、一時的に難民が宿泊できるようにもしています。

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日本から来たボランティアたち
 5月9日に日本の関東地区から私の友人でもある3名のボランティアがきてくれました。彼らはポーランド国境付近で活動しているYWAM(ユース・ウィズ・ア・ミッション)という団体でボランティアを始めてくれています。(写真㊤)まだ到着して数日ですが、避難所で演奏をしたり難民の荷物を運んであげたり、施設を消毒したり、子どもたちを笑顔にしたりとそれぞれの持ち味を発揮して、よい活動をしています。演奏ボランティアでは、一緒にウクライナ語で歌いはじめる人や泣きながら聞きいる人もいて、大きな励ましになっています。彼ら(全員ミュージシャン)はハンガーゼロの活動も手伝ってくれることになっています。


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2022年05月20日

難民の日本渡航を支援する相談窓口を開設


【ウクライナ難民緊急支援報告13】
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ウクライナからポーランドに避難してきた難民が最初に入る国境近くのプシミシェル人道支援センター(通称テスコ)内に、ハンガーゼロは日本への渡航を希望する人のための相談窓口(JAPANデスク)を開設しました。
相談は派遣中の月井ボランティアや安達スタッフが交代で対応しています。
開設後にすでに多くの方からの相談が来ており、現在1名の方の渡航が決定しました。
渡航への手続きは、ワルシャワにある日本大使館でビザの申請。ビザが発行されれば、成田への直行便で日本に行くことができます。日本到着後は、それぞれ受け入れ先の自治体や支援グループからサポートを受けることができます。
ハンガーゼロの役割は、日本に渡航するまでの橋渡しとなります。
安達スタッフによると「ウクライナ難民に一番人気の渡航先はポーランドとドイツ」とのことです。
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2022年05月16日

安達スタッフをポーランドに派遣しました


【ウクライナ難民緊急支援報告 12】

ハンガーゼロは本日16日に、安達燎平スタッフをポーランドに派遣しました。現地では月井サムエル・ボランティアと合流して、ウクライナ難民支援活動を行なっていきます。ハンガーゼロスタッフの現地派遣は、5人目となります。
現地の様子や活動報告は届き次第お知らせします。


安達スタッフ.jpg 
 


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2022年05月13日

明日14日に森親善大使がウクライナ避難民支援コンサート


ひまわりの咲く日を願って

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モリユリ・ミュージック・ミニストリーズ主催「ウクライナ避難民支援コンサート」が5月14 日㈯午後2時半、大阪クリスチャンセンターOCC ホールで開催されます。

親善大使の森祐理さんのコンサートとハンガーゼロの緊急支援チームとしてポーランドに派遣した近藤高史スタッフの活動報告があります。また、会場で緊急支援の報告や活動写真パネルも掲示します。
入場無料。席上募金にご協力ください
なお当日同時刻のみYouTube で配信も行われます。
お近くの方はぜひご参加ください。
詳しくは同事務所でご確認ください。
PDFはこちら→5月14日OCCコンサート.pdf

5月11日の読売新聞(大阪)で紹介されました
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2022年05月10日

[告知] シンスタッフ、森祐理さんのラジオ番組に出演5/12, 5/19放送


ハンガーゼロのシン・オクチョルスタッフが福音歌手・森祐理さん(ハンガーゼロ親善大使)のラジオ番組「モリユリのこころのメロディ」(ラジオ関西 毎週木曜日午後9時半、30分番組)に5月12日と5月19日の2週にわたり出演。ウクライナ避難民緊急支援活動の報告をさせていただきます。

IMG_20220503_150118 のコピー.jpgのサムネール画像

以下に番組スケジュールを記します。
放送エリアでない方も、森祐理さんのホームページから聴くことができます。


★ラジオ関西「モリユリのこころのメロディ」
AM588KHz、FM91.1MHz
5月12日(木)、19日(木)午後9時30分~(30分番組)

*モリユリHP「ラジオ番組」より、放送終了後、番組を全編お聴き頂けます!
HPはこちら

ぜひSNSなどでほかの皆様にもお知らせいただければ感謝です。
ハンガーゼロ 広報

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2022年05月02日

月井ボランティアが再度ポーランドへ


【ウクライナ難民緊急支援報告 11】

UkraineHZv_02.jpg ハンガーゼロのウクライナ難民支援活動に先月参加して帰国されていた月井サムエルさんが、5月6日から再びポーランドに入りボランティアとして活動していただくことになりました。今回の滞在は2ヶ月程度になる予定です。月井ボランティアは、ハンガーゼロの支援者である本郷台キリスト教会(横浜市)のスタッフです。ポーランドでは、ハンガーゼロが国際飢餓対策機構や現地支援団体と行っている避難所の運営や物資倉庫のGEMを通じてのウクライナへの緊急支援物資の配布活動などをサポートしていただきます。また、ウクライナ国境近くのポーランド・メディア近郊で開設を予定している50〜100人規模の孤児院のサポートにも関わっていただきます。開設する孤児院は、「孤児たちとポーランドに一時避難したい」との現地からの要請に応えるものです。期間は3〜6カ月として、状況によりさらに延長されることもあります。
 また日本のユース・ウィズ・ア・ミッション(YWAM=キリスト教の団体)に所属する4、5名が5月9日にポーランドに入ります。月井ボランティアは彼らとも親交があることから、ハンガーゼロの活動に協力していただく予定になっています。

16日から安達燎平スタッフをポーランドに派遣
安達スタッフ.jpg ハンガーゼロは5月16日から安達燎平スタッフをポーランドに派遣します。現地では月井ボランティアやソン・ソルナム親善大使らと難民の支援活動にあたります。なお4月に緊急支援チームとしてポーランドに派遣した近藤、申、ジェロム、その後の浅野スタッフらはすでに帰国、国内でのウクライナ支援集会(コンサートや各種報告会)などで現地での活動報告などを行っています。
 5月14日に森親善大使の支援コンサート開催
詳しくはこちら

パンの缶詰と医療用品を送付しました
pan_kan.jpg 協力企業のパン・アキモトの「パンの缶詰」2400食分、中京医薬品の「包帯、絆創膏、傷口消毒液」(900〜1000セット)がポーランドに到着、物資倉庫のGEM経由で主にウクライナ国内への支援物資として届けられます。
【5/2追記】NHKニュースで紹介されました!
パンの缶詰の支援について、「NHK関東・甲信越地区 5月2日(月)午後18時からの首都圏ネットワーク」のニュース枠で紹介されました。放送では近藤スタッフのインタビューやハンガーゼロの提供映像もあります。インターネット配信のNHKプラスに登録し利用(受信契約者は無料)されている方は、同サイトから1週間程度視聴することができます。また5月6日(金)に、NHK栃木放送局のローカルニュースでも紹介される予定です。パン・アキモトは栃木県那須塩原市に本社があります。
 
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GEMの倉庫に調達した食料品を提供
 ウクライナ側からの要請に応えて、浅野スタッフ(帰国前)が日持ちのする肉の缶詰、パスタ、お粥(ポリッジ)などをポーランドで調達、GEMの倉庫に搬入されました。このために皆様のからの募金を用いさせていただきました。

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2022年04月26日

緊急支援報告⑩イースターで一時帰国する難民も


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【22日報告:浅野陽子】
 国際飢餓対策機構(韓国)の車で国境の町メディカとプシェミシルのコルチョバ避難所を訪問しました。
このところ戦闘が東部や南部に集中しており、西部やキーウ地方は比較的落ち着いているためか、国境周辺に避難してきた人たちの姿は少なく、逆にスーツケースなどの荷物を持ってウクライナに戻っていく人たちの姿を目にしました。
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 後から聞いた話では、ウクライナでは今度の日曜日(4/24)がイースター(キリスト教の復活祭)のため、家族とイースターを祝うために一時的に戻っている人たちや戦闘が落ち着いたため家に戻っていく人たちだろうとのことです。徒歩で国境を超える検問所とは違い、車で国境を超える検問所は、大型トラックや自家用車など果てしなく長い車の列がウクライナに向かってできています。支援物資を運び込み、脱出する人たちを手助けする人たちかと思われるが、関税が撤廃されたため自動車を運び込むカーキャリアも多く見られました。
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 メディカを訪れた後、コルチョバ避難所に向まました。国際飢餓対策機構は、協力してくれているボランティアから必要品の情報をもとに、難民が荷物を入れるためのIKEAの手提げバッグ、ボランティアのためにはエナジーバーを大量に購入し届けていました。
UkraineHZa_013.jpg コルチョバ避難所に入って最初に目につくのは、衣料品の山、おもちゃの山、車いすの山など大量の物資の山。物が溢れているが必要な物がないという印象。物資による支援の難しさを感じました。
 侵攻開始直後に比べると、今はずいぶん人が少ない様子。折り畳みベッドもあちこちに山積みされており、滞在されている方々は折りたたんだベッドで囲いを作って何とかプライベートスペースを確保しようとされていました。
 プシェミシルの避難所と比べると国境から離れている分、避難民の数はもともと少ないが、ボランティア(写真)の話では、現在は150人程度、先週は300人ほど、侵攻開始時は3000人ほどだったが、戦況次第でまた大量の難民が発生する可能性もあり流動的とのことです。現在は15~20人程度のボランティアが活動しており、食事の調理補助や掃除、寄贈物資の受け取り、訪問者の対応から子どもと遊ぶことに至るまで仕事は多岐にわたっています。治安維持のため、警察と軍隊も常駐しています。元ショッピングセンターだった避難所内ではすべてのものが無料で提供されるが、裏手にコンビニが1つ営業を続けており、近隣の方、ボランティア、難民の方など誰でも利用でき、難民の中にはタバコなど提供されない品を買い求めてきたりされているとのことです。

孤児のための避難所探しで苦戦
 ハンガーゼロの新たな支援協力として避難地域の一つジェシェフで「ウクライナの孤児たちを避難させるための家の支援」の可能性を探っています。ネットを使いながら物件探してもなかなかよい物件が見つかりません。というのもジェシェフでは、借家のニーズが急増しており値段も高騰しているからです。また見つけたと思っても結局空きがなかったりします。教えてもらった検索サイトはポーランド語しかなく翻訳機能を使って日本語で見てみるがその先に進めなかったりで、ウクライナから避難されてきた方々のご苦労を垣間見る気持ちがしています。

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2022年04月26日

緊急支援報告⑨難民のための避難施設を訪問


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【報告:浅野陽子】
 ポーランドルブリン郊外で開設準備をしているウクライナ難民のための避難所(元会計事務所)を訪問しました。ここでの活動は、国際飢餓対策機構(韓国)とEERF(2013年にウクライナ政府から公認された民間組織で代表者はポーランド人)と自元のキリスト教会で行われています。EERFは、ロシア侵攻後に複数の支援団体と協力関係を構築し、ポーランド国内での避難所の開設、ウクライナ国内への緊急物資の輸送、危険地域に留まっている住民の避難支援などを行っています。国際飢餓対策機構とは10年以上の協力関係があり、ハンガーゼロもこの避難所の取り組みのために資金協力をしました。

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 建物の間取りは、1階を教会、地下1階を難民のための中期滞在型住居となり、現在までに教会スペースはすでに使用されていて、日曜日礼拝には100人前後のウクライナ難民が集まってきているとのことです。また教会では心のケアのためにダンプリンなど離れた避難所で暮らす難民の送迎バスのサービスもしています。
 この取り組みはすでにルブリンやダンプリンでも始められており、同様の避難所で80人ほどの難民が滞在しています。そのほとんどが女性と子どもで男性はわずか3名とのことです。(多くはウクライナでの兵役義務のため)各避難所では、週に5日子どもクラブを開催し、体操やダンス、聖書のお話など様々なアクティビティを行っています。その活動に協力している外国人ボランティアによると「子どもたちはここに来たばかりの時は怯えていて全く笑わなかったが、今では笑い、走り回るようになり子どもらしさを取り戻してきている」とのことです。ただ生活できる場所を提供するだけでなく、過酷な経験をしてきている難民、とりわけ小さな子どもたいにとってこうした心のケアは重要になっています。

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 難民が暮らすための地下のスペースは、家族構成(ほどんど女性と子ども)によってスペースで区切り、全体で30人ほどが収容できるように改装されていきます。なお、この地下スペースは難民支援が終了後に近隣に幼稚園がない自元のために幼稚園として活用される計画案も出ています。
 進められている改装工事は、1階に2つあるトイレのうち1つをシャワールームに改装し、1階と地下にトイレ、シャワー、キッチンを設置します。ハンガーゼロは追加の資金協力としてキッチンのコンロ、電子レンジ、洗濯機などを購入しました。
UkraineHZa_09.jpg この日の夜、もう一つの中期滞在型住居を訪問しました。その時にハンガーゼロ支援者の常盤台教会の牧師先生から頂いたウクライナ色の折り紙を使って子どもたちと束の間の交流をしました。子どもたちは大好きな日本アニメのピカチュウや手裏剣を折り紙で作ることに興味を示して楽しんでくれました。初めてなのに器用に折り紙ができたのにはびっくりです。避難所には年齢の違うたくさんの子どもたちが居住しているので、一緒に楽しく遊ぶことはよい心のケアになるとのことです。

「ウクライナにはもう戻らないだろう・・」
 ウクライナ難民の女性と少し話す機会をいただきました。
 その方はいま激戦地になっているドンバス地方の出身で「自分にとって戦争は8年前から続いている」といい。クリミア侵攻当時「1歳だった一人息子を抱えて命からがらキーウ地方に逃げてきた」とのこと。今回2度目の避難で国境まで夫が車で送ってくれて、そこからはポーランドに住む知人を頼っていました。夫は今もウクライナに残り、教会で働き、避難する人たちの脱出を手助けされています。週末にウクライナに一時戻ることができて久しぶりに家族3人で過ごせましたが、「今は余計に会えない悲しさが増しています」と涙ながらに語ってくれました。ウクライナ国内に残っている家族の心配、会えない寂しさ、先の見えない不安、そんな気持ちを押し殺して何とか普通の生活を送ろうとしている難民の思いに少し触れただけでも心が痛みます。避難所では難民同士で自由に語り合えるようなことはできないこともあり、私のような関係の薄い人にでも話を聞いてもらいたいのでは感じます。この方は「たとえ侵攻が終わっても、地雷や爆発物が至るところにあり、インフラが破壊されてしまい、とても子どもを育てる環境ではなくなったウクライナにはたぶん戻らないだろう」と寂しそうに話していました。

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①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記

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2022年04月22日

緊急支援報告⑧圧倒的に不足している心のケア


【ポーランドで緊急支援対応をしているハンガーゼロの浅野陽子スタッフからの報告です】

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UkraineHZa_01.jpg建物に入りきれないほどの人が集まっている「ワルシャワ バプテスト教会」を4月17日に訪れました。ロシアのクリミア侵攻の時の避難民で、5年前からこの教会のウクライナ人礼拝を行っているミーシャ牧師にお話を伺いました。
多岐にわたる教会の支援
 「ロシアの侵攻前は、教会に集うウクライナ人は250人ほどだったが、いまでは600人以上、正確な数はもはや把握できないほどです。教会には難民の方々が持ち帰れるように物資部屋がつくられて、衣服、オムツ、トイレットペーパー、ハブラシ、食料品などが置かれています。侵攻が始まったのが2月24日で、みんな冬服で逃げてきたので、春物の衣類を大量に購入する資金が必要です。教会ではワルシャワの避難民の方々への支援と共に、ウクライナ国内に食料、飲料水、医薬品などの物資を運んで希望する方々を脱出させる手助けをしています。ここで必要とされることは想像を超える大きさで、どう持続させていくかが目下の課題です。」
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 ポーランド政府がウクライナ避難民に対して社会保障番号を発行しており、それを取得すると公共サービスを利用できるようになるため、その取得の手助けや長期的な住居の確保など教会の支援は多岐にわたっています。今、ワルシャワの5人に1人がウクライナ人で、いま最大の課題は一気に増えた人たちにどうやって仕事を見つけるかということのようでした。

圧倒的に不足している心のケア
 「物資支援は引き続き必要ですが、同時に心のケアが圧倒的に不足しています。ウクライナの避難民は女性が多く、安心して集まり心の内を話せる場所が必要なので、礼拝後に別の場所を用意して自由に話し、祈り合う時間を設けています。教会では心を許して話せるので、その必要に応えるためトラウマ カウンセリングのトレーニングの準備を進めているところです。」
 トレーニングの準備のために教会を訪れていた米国人宣教師(ウクライナに長くいて言葉が通じる)と話すウクライナの方々は、自分の体験や悩みを涙ながらに打ち明けていました。
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全てを失う人生二度目の体験で落胆
 お話を伺うことができたドネツク出身の女性は、ロシアのクリミア侵攻の時、キーウに避難して生活を再建し、イルピンに家を建てて入居した矢先に今回の侵攻が起こり、一生懸命働いてやっと建てた家が全壊した、と涙ながらに話しておられました。また人生に二度もすべてを失う体験をし、50歳過ぎて言葉も通じない国でどうやって働き生きていけばいいのかと途方に暮れていました。避難している人はみんな残っている家族や友人のことを心配すると同時に、自分が逃げた後ろめたさに苛まれています。
 もう一人のオデーサ出身の若い女性は、元は幼稚園の先生をしていたが、今はウエイトレスとして働くしかないと悲しそうに話していました。

(注)この動画は本文の方ではありません

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2022年04月13日

緊急支援報告⑦月井ボランティアから【追記あり】


【4月11日】
 ハンガーゼロのウクライナ緊急支援の活動費を使って、GEM(グローバル・エンパーワメント・ミッション)の倉庫にこちらで購入した食料を搬入しました。今回で2回目となります。GEMの倉庫には少し前までたくさんの支援物資があったのですが、現在はハンガーゼロがポーランドで購入して先週搬入した食料以外はほとんどなくなっています。食料を含む支援物資は、ここで活動に参加しているウクライナ人ドライバーたちによってウクライナに送られています。コロナ禍での輸送の問題で海外の支援団体からの食料がなかなか届かない中、ハンガーゼロはこうした緊急の必要に応えています。ソン・ソルナムさん(ハンガーゼロ親善大使)も車に物資を満載して、自ら運転してウクライナ国内に届ける活動を何度もしています。

UkraineHZv_007.jpg(搬入した食料品)
小麦600キロ、トマトソース400、パスタ185袋、スパム缶詰600缶、シリアル320袋、ジュース780本
約30万円

国境(メディカ)に到着した難民の一時宿泊用のテントを準備
GEMから荷物を載せるパレット30枚を車で国境に運び、大きなテントを建てる土台づくりに参加しました。テントは、長い時間をかけて国境を越えてたあと、バスがなくて、そこで夜を過ごさなくてはいけないウクライナ人難民のための宿泊に使われます。これもGEMの取り組みの一つです。
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プシミシェル人道支援センターで子どもたちと過ごす
 この最後はプシミシェルの避難所(テスコ※旧ショッピングモールの名称)に行き、子どもたちと遊んで過ごしました。ここにいるウクライナの人たちは、行き先がわからず途方に暮れている人や、行き先が決まったけど国から離れなければいけない寂しさを抱えている人など、心の状況もさまざまです。子どもたちと楽しく時間を過ごすことや、住んでいた街から逃れてきたウクライナの人から話を聞くことも大切な活動となります。
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聖書:マタイの福音書から
「わたしはあなたに天の御国の鍵を与えます。あなたが地上でつなぐことは天においてもつながれ、あなたが地上で解くことは天においても解かれます。」

 ポーランドの電車の駅で賛美をしてウクライナからの難民を迎え入れる人たちがいます。国境でウクライナの人たちの話を聞いてあげて、祈る人たちがいます。避難所でプレイヤーウォークをする人たちがいます。
ウクライナから来られた方々の上に神様の慰めと励ましが豊かにあるように。 〜月井サムエル〜

 月井サムエルさんは、横浜・本郷台キリスト教会で伝道師して働いておられます。また教会の地域貢献活動として子どもたちとのスポーツ(サッカーなど)を通じての交流も行っています。

【4月15日追記】
支援活動を通じて友だちになった鉄人!アレックス

アレックス(44歳)
スペイン在住のセルビア人。
ロシア語、スペイン語、英語、ポルトガル語、セルビア語が話せます。
身長は190センチ位で岩のような体をしています。
彼はウクライナの難民支援のために、スペインの教会が協力して送ったチームメンバーです。
スペインから42時間車を運転してポーランドに来ました。
UkraineHZv_010.jpgアレックス(写真中央)は、国境で逃れてきた人たちの重たいカバンを持ってあげたり、ウクライナ人との会話をロシア語で通訳をしてくれます。また夜中に難民の人たちが国境で寒い中過ごしていると聞いて、自分は寝ないで夜通し一緒にいてあげるとても優しい鉄人なのです。
 そんなアレックスにはちょっと大きな犯罪歴がありそのために刑務所で7年間服役しました。彼はそこで聖書の神様に出会いました。刑期を終えて出所してから社会復帰も思うように進まない日々を過ごす中で、なんと彼は建物9階から転落して大怪我を負い、1年以上も意識が戻りませんでした。しかし、彼は奇跡的に回復しました。「神様が助けてくれた」と彼は確信しています。体には至る所に傷が残りましたが、今では大工さんとして普通に働けているとのことです。
 鉄人アレックスの尊敬すべきところは、教会の仲間を本物の家族と呼んで、実際にそのように行動するところです。だから「サムエル(私)も本物の俺の家族だ」と言って私の大好きなケバブをご馳走してくれるのです。
緊急支援のボランティアを通じて、素晴らしい友、スペインに本物の家族ができたことを神様に感謝します。

旧約聖書の詩篇より
 「見よ。なんという幸せ なんという楽しさだろう。兄弟たちが一つになって ともに生きることは。」
   〜月井サムエル〜

【ハンガーゼロから】
 月井サムエルさんはポーランドでの活動を終えて4月14日に日本に帰国しました。困難がともなう現場で献身的にボランティア活動をしてくださり感謝いたします。並びに月井さんをボランティアとして送り出してくださいました支援団体の本郷台キリスト教会に感謝を申し上げます。

16日にハンガーゼロ浅野スタッフがポーランドに向けて出発
緊急支援活動のために海外事業部の浅野陽子スタッフを派遣します。派遣は4月下旬までの予定。


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2022年04月08日

緊急支援報告⑥月井サムエル 〜ポーランドから〜


緊急支援ボランティアとしてポーランドで活動している月井サムエルさんからの報告
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UkraineHZv_003.jpg ハンガーゼロは、ジェシェフに大規模な支援物資の倉庫を設置しているGEM(Global Empowerment Mission、米国のNGO)と協力しています。GEMの倉庫は、連日たくさんのトラックがやってきて、支援物資を積んでウクライナに届けています。ここに届けられる物資は、主に海外の協力団体からのもので、到着までに時間がかかったり、不足気味のものもあります。とくに現在、ウクライナに送る食料が足らなくなって倉庫の食料棚(写真:C表記の棚)には空きスペースが目立っています。
 このため、私は大きな車をレンタルして地元のコストコのような大型スーパーに行って、食料(パスタ、小麦粉、野菜ソース、ツナ缶、スパム)を約40万円分購入、倉庫に搬入しました。購入品は、GEMの倉庫で活動に参加しているウクライナ人を通じて、現地からリクエストされたものです。幸いポーランドの物価は、日本よりも安いのでたくさん買うことができました。
UkraineHZv_01.jpg買い出しを終えて戻ると倉庫の方々から「これで自分の国に食料を送ることができる」ととても喜んでいただきました。これらの食料品は、彼らがウクライナ国内に運び、荷物が無事に届いたら写真で報告してくれる段取りとなっています。物資をウクライナに送るための荷造りは、一つ一つ丁寧に仕分けて、みんなが均等に受け取れるようしてくれています。
 支援物資を集める倉庫は、日本の災害ボランティアでも経験しましたが、外国の団体が来て自分たちの運びたいものを倉庫の事情をあまり考えずに持って行ったりするのを何度も見ていると、倉庫を管理する人たちは複雑な心境になります。今日は倉庫内のみんながそんな気持ちになっていたようです。なので、今日食料を届けることができてよかったです。

ハンガーゼロの良いところ
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ハンガーゼロの支援チームが、避難所で食事を提供しているワールド・セントラル・キッチンやG E Mの倉庫にボランティア参加しながら、ウクライナ支援のための協力関係を構築している姿勢を見たり、体験してみて「せっかくここまで来たのだから、ウクライナに入国して何としでも成果をあげたい!」と多少強引に考える諸団体が多い中、たとえ目立たなくてもいまできる必要な支援活動からはじめるハンガーゼロの姿勢が素敵だなと思いました。

ポーランド人の良いところ
私が出会ったポーランド人は皆さん真面目で思いやりがあります。英語が話せる人は思ったよりも少なくて、相手がポーランド語がわからないと知っても関係なくポーランド語で話し続けます(笑)(特におばあちゃんたち) UkraineHZv_02.jpg

動画ポーランド入りした月井サムエルさん(ハンガーゼロユーチューブチャンネル)

ハンガーゼロから
①協力企業のパン・アキモトを通じて緊急食の「パンの缶詰」(1回2400食分を数セット)、中京医薬品を通じて現地で調達が困難な包帯、傷口の消毒液、絆創膏などの医療物資相当数をポーランドに届ける準備を進めています。
主な配布先は国際飢餓対策機構が運営する一時避難所やGEMを通じてウクライナ国内の人々など。
②緊急支援チームの近藤スタッフはすでに帰国し、国内から現地の活動をサポートします。
③4月中旬以降に浅野陽子スタッフ(愛知事務所)をポーランドに派遣します。

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2022年04月04日

ウクライナチャリティ企画で目標200万円達成!


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Masuda.jpg 3月20日~4月3日の15日間、愛知県瀬戸市のギャラリーNaniを会場にウクライナ緊急支援チャリティセールが行われました。
名古屋学院大学の教授をこの3月で退任された増田喜治氏(写真)が、長年コレクションしていらした珈琲ミルや蓄音器などを提供し、200万円の目標を掲げてこのチャリティセールを開催してくださいました。この企画は「自分の終活をチャリティにします!」という増田さんの思いで実現しました。
 会期中は元教え子やご友人など多くの方々が足を運んでくださり、会場となった「せと銀座商店街」や近隣のお店からの商品のご提供も得て、最終日の4月3日に目標額の200万円を達成!全額をウクライナの人々に寄付してくださいました。力強い応援を感謝いたします。

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Masuda_04.jpgMasuda_06.jpg中日新聞で紹介されました▶︎
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▼最終日にはウクライナ人と日本人で「ウクライナ国歌が披露されました」

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2022年04月04日

4/24 カリスチャペルがウクライナ支援コンサート


カリスチャペルウクライナ支援コンサート.jpg カリスチャペルウクライナ支援コンサート案内.pdf
4月24日(日曜日)午後2時から、大阪府交野市のカリスチャペルにおいて「ウクライナ避難民支援コンサート 〜ひまわりの咲く日を願って」が開催されます。当日は、ハンガーゼロ親善大使の森祐理さん(福音歌手)がゲスト出演、ハンガーゼロ緊急支援チームメンバーがポーランドでの支援活動を報告します。
参加は無料。会場でウクライナの人々のための募金呼びかけがあります。オンラインでの配信はありません。

会場:カリスチャペル
   大阪府交野市郡津3丁目73−5
電話:072-893-8517
駐車場有:50台まで
会場アクセス:京阪交野線「郡津駅」から徒歩7分/駐車場は50台

ホームページに案内と地図

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2022年04月03日

緊急支援報告⑤日本から緊急支援ボランティアが参加


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ハンガーゼロのポーランドにおける緊急支援活動に日本からボランティアとして月井サムエルさんが加わりました。月井さんは、ハンガーゼロの支援教会の本郷台キリスト教会(横浜市)のスタッフです。同教会は、これまで東日本大震災をはじめとした緊急災害の現場に様々なスキルをもった教会員を派遣しており、今回もハンガーゼロの活動に協力してくださることになりました。
 サムエルさんは4月中旬まで間、メディカのプシミシェルやコルチョバの人道支援センターやジェシェフのGEM(グローバル・エンパワーメント・ミッション)倉庫で物資支援活動のお手伝い、国際飢餓対策機構の避難所施設でのウクライナ難民の様々なケアなどをしていただく予定です。

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UkraineHZh_20.jpg▲中国系アメリカ人の活動グループの王さんと情報交換することができました。台湾出身の王さんはウクライナに留学中にロシア侵攻となり、ほかのメンバーとともにポーランドに避難してから支援活動を始められています。王さんは日系企業で働いた経験もあり日本語も話されます。グループには豊富な物資や衛生通信など設備も充実しています。今後、とくにウクライナ国内での活動が可能になればハンガーゼロとも協力していければ考えています。
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 なお、近藤ら3名の緊急支援チームはメディカを離れ、首都ワルシャワに移動、月曜日の4日に国際飢餓対策機構のチームとポーランドで最大規模の避難所(7千人が避難生活)を視察、今度の協力について関係者と協議する予定です。

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2022年03月31日

緊急支援報告④避難所で日本人ボランティア発見!


UkraineHZh_12.jpgポーランド・メディカの人権支援センターには近隣の欧州諸国をはじめとして世界から様々な支援組織が入って、ウクライナの人々の避難生活をサポートしています。その支援センターで、何の組織にも属さない一人の日本人青年との出会うことができました。

▼ウクライナの船越宣教師夫妻とも出会う
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 支援センターでは、日本の教会からウクライナ・オデッサに派遣されている船越真人・美貴夫妻と会うこともできました。船越宣教師は2月24日のロシア軍の侵攻後、教会の数十人と共にハンガリーとの国境に近い西部のベリカ・ビーガンに避難されています。しかし、まだオデッサに留まっておられる方や国外のポーランドに避難された方もおられるので、それぞれの避難先を訪ねて安否確認もされています。この日の訪問では、ソン・ソルナムさんと協力関係にあるGEM(Global Empowerment Mission、物資支援のための倉庫事業をする米国のNGO)のスタッフに船越宣教師夫妻を紹介、今後のウクライナ国内への物資補給で連携を話し合うこともできました。

▼避難所内で大道芸をする方々、船越宣教師とともに
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▼持参したパンの缶詰のサンプル配布
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ソルナムさんと一緒にハンガーゼロの協力企業のパン・アキモトさんの緊急食「パンの缶詰」を避難者に手配りしたり、支援センターで給食支援をしているワールドセントラルキッチンのスタッフにも試食していただきました。皆さん「とてもおいしい」と言っておられました。今後、パン・アキモトさんの協力のもとハンガーゼロを通じて同所での給食やGEMの物資支援でパンの缶詰が活用できるかどうかを模索しています。

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2022年03月30日

ソルナム親善大使がウクライナ国内の教会で演奏


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solnamoo_01.jpgウクライナの人々のためにポーランドにいち早く入って様々な支援活動を続けているソン・ソルナムさん(ハンガーゼロ親善大使)が先週末、車に食料などの支援物資を満載して陸路でウクライナの人々に届けました。この活動にはウクライナ人ドライバーも協力して行われました。物資を届けたウクライナ教会(名称は控えます)の日曜礼拝でソルナムさんのフルートを演奏も行われ、集まった人々から大変に喜ばれました。またポーランドに戻る際には、車に高齢者の女性と幼子を抱えた母子も乗せることができました。(写真はソルナムさんのフェイスブックから)

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ハンガーゼロは、ソン・ソルナムさんのこうした活動とも連係して、ウクライナの人々への支援を進めていきます。

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2022年03月27日

緊急支援チームからの報告③(動画追加)


25日ポーランドから
コルチョバ人道支援センター
 ポーランドのメディカから車で20分ほど北にある国境の町コルチョバは、ウクライナ西部のリビゥウから車で逃げるウクライナ人が通過する町です。人道支援センター内は難民の方への配慮で撮影禁止になっていますが、中はゆったりしており、組織だった働きがされているようでした。私たちは、ここで情報収集をかねてボランティア活動に参加することにしています。

 フランスの世界医療団MDMにフランス人の夫と一緒に働く日本人のあきこさんと話ができました。すでにここに3週間いて、医療関係のケアを難民に行っています。あきこさんの話ではプシミシェルやコルチョバなど国境沿いのこうしたセンターよりも、もっと支援が必要なのはその後の第2、第3のポーランド国内各地の小さな中長期滞在の避難所だそうです。とにかく食事と睡眠がとれることが健康回復には何よりだといいます。そういう観点からも、国際飢餓対策機構が進めている小中規模の避難所開設はいまのニーズに応えるものであることがわかりました。

コロナ感染が急拡大
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 プシミシェルの支援センターでコロナ感染が昨日より急拡大している情報が入ってきました。私たちは今のところ問題なく活動を続けることができていますが、できるだけ気をつけたいと思います。


コルチョバの支援センターの後、プシミシェルに戻り、駅に着いた難民の様子を視察し、もう一度メディカの国境、プシミシェル人道支援センターを訪問しました。(コロナで中には入りませんでした)短い動画で報告します。

▼ポーランド プシミシェル駅から

▼ポーランド 国境の町メディカから

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2022年03月27日

緊急支援チームからの報告②


UKraineHZh_10.jpgジェシェフのGEM倉庫で記者会見に参加
報告①の続き
24日にジェシェフのGEM物資倉庫に行きました。13時より巨大な倉庫で記者会見が開かれ、今回のウクライナ危機に対して、世界中から支援の物資がこの倉庫に集まり、また必要な団体が必要なだけここからウクライナへ届けられる仕組みについて紹介と関係者の挨拶がありました。ポーランドの女性慈善家として財団を持ち有名な前首相夫人(Jolanta kwasniewska)はじめ、地元の市長、米国の支援団体代表(B Strong他)などが挨拶をしました。(写真▼会見の後、前首相夫人から激励される近藤スタッフ)

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GEMのマイケル・カポーニ代表は、支援の統合、共有、最適化について、そのすべての「ギャップを埋めること」がGEMの倉庫の目標であり、そのゆえに世界的に用いられていることを話されました。今回のウクライナ危機に対し、ワルシャワ、ハンガリーのブタペストに同様の倉庫を持ち、活動が始まっているとのことです。またポーランド国民はこのために国として本当によく難民の支援を行っていることにも触れました。また今回アジアでこの働きに関心を持ち、協力してくれている唯一の団体としてハンガーゼロの私たち3名についても記者会見の中で全員に紹介くださいました。

ウクライナに2週間で17回、トラックで物資を移送

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▲GEMのウクライナ人ドライバーの話(アンドレ・ヴィーラネグリッチさんと奥さん )

ウクライナ西部の町出身で爆撃が近くでも始まるようになり、元々トラック運転手だったが会社をやめ、GEMの活動に加わりました。今では夫婦でこの倉庫で働き、物資の管理と運転をしています。これまでにすでに17回、ウクライナとの間で往復し、食料や医薬品など必要とされるものを運んでいます。


キエフから逃れ、4日前ポーランドについたばかりのヴィクトリア・マカロバさん

UkraineHZh_8.jpgポーランドに着いて以来、すぐウクライナ支援のためGEMで働きはじめました。夫はまだキエフで戦っています。英語の教師をしていたのがここで役立っています。キエフの様子は世界に報道されている通りです。壊滅的とまでは言わないが、とてもひどい状況です。以前の町の様子をネットで見ると今のそれは、墓場に横たわる骸骨のように思えます。爆撃が続き、ロシア兵による町の搾取、不正行為、レイプといった情報も私は日々コンタクトを取るグループの仲間たちから聞いています。ぜひキエフやマリトゥポリなど爆撃が続く町のためお祈りください。私は現地からの情報をできるだけ集め、必要な物資をこの倉庫から送れるようにしています。日本でも多くの方が、ウクライナのために支援や祈りを捧げてくれていることを今、聞き感謝します。

GEMはポーランドを始め、隣国に逃れてきた難民への物資の提供だけでなく、ウクライナ国内に入る団体にも無償で物資を提供しています。GEMと協力関係を構築しているハンガーゼロのソルナム親善大使はウクライナへの物資や医療品の輸送にも携わっています。ハンガーゼロとしてもこうした活動とも連携してウクライナの人々への支援を進めていきたいと考えています。

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2022年03月25日

ポーランドの緊急支援チームからの報告①


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22日にポーランドに入ったハンガーゼロ・ウクライナ難民緊急支援チームの近藤スタッフが現地の様子を伝えてきました。
UkraineHZh_3.jpg チームの3人(近藤・申・ジェロム)は、ルブリン市(ワルシャワから電車で2時間の距離)で国際飢餓対策機構のメンバーと合流、その後郊外のダブリンに確保した「ウクライナ難民の避難所(大きな一軒家)」を訪れて、避難生活をしている6家族(18名)の様子を確認し、話をしたり家族の子どもたちと一緒に軽い運動をしたりしました。
 その翌日、同じルブリン郊外に新たに確保した避難所を訪れました。同所は元会計事務所として使われていた大きな建物で、50名前後の難民を収容することができます。そこでハンガーゼロは、この避難所運営のために資金協力をすることになりました。この避難所では、難民の方々の心のケアのためにウクライナ人の牧師による日曜礼拝も行われるとのことです。
 近藤によると「独自の避難所を開設する目的は、人道支援センターのような第一次避難所から、もう少し小規模で、落ち着いた環境で、しばらく(数日〜1週間ほど)滞在してから、最終的な行き先を決めるまでの一時的な避難場所の提供」としています。また「停戦後にウクライナに戻ることを考えて国境から比較的近いルブリンあたりで避難を続けたい」というウクライナ人の思いにも応えるためとしています。

▼ ハンガーゼロが協力して開設されるルブリン郊外の新たな難民避難所
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 国際飢餓対策機構の現段階での主な緊急支援活動は、①難民のための避難所の提供(ルブリンなど複数箇所)②生活に必要な物資、医薬品の輸送(ポーランドからウクライナのリビウまで。そこからの輸送はウクライナの別団体に引継ぎ、キエフ、チェルカースィ、マリウポリの協力者を通じて配布)としています。当初予定していたもう一つの隣国スロバキアでの活動は再検討した結果、大量の難民が避難してきているポーランドでの活動に集中することになりました。

UktraineHZh_5.jpgUkraineHZh_6.jpg
その後、ソルナム親善大使とも合流し、国境検問近辺の視察(NGOとして許可を受ける)や難民への物資提供のために大規模な倉庫事業を展開しているGEM(Global Empowerment Mission)も訪問しました。ソルナムさんはこのGEMとも協力関係があり、すでにウクライナ国内外への物資や医療品の提供(GEMからの無償供与)などを進めています。なおこの日の午後、GEMがポーランド前首相夫人らを来賓に迎えて、支援事業についてのメディア会見が行われました。その席上アジアから初めて参加した団体としてハンガーゼロも紹介していただきました。GEMはハンガリーでもさらに大規模な事業展開を行う予定で、ハンガーゼロとしてもこうした団体とも連携していければと考えています。

以上、近藤の報告から

【ウクライナ緊急支援】
皆様から多数の募金が寄せてられていますことを心より感謝申し上げます。
ハンガーゼロは皆様とともにウクライナの人々を応援していきます。
募金は、①郵便振替 ②ホームページからのクレジットカード決済利用の2種類

①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記

②ホームページ
 募金画面からクレジットカード、コンビニ決済がご利用できます。
 こちらから

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2022年03月17日

21日にポーランド活動地にスタッフ3名を派遣します


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ハンガーゼロは3月21日に緊急支援活動への人的協力として、近藤総主事、申、ジェロムの3名を緊急支援チームとしてポーランドに派遣します。3人は4月上旬まで現地で様々な支援活動や情報収集を行っていきます

 国際飢餓対策機構はウクライナ隣国のポーランドのルブリン市とスロバキアに拠点を確保しています。
現時点での活動計画は、第1~第3段階まで策定。第1段階は①食料や生活支援キットの配布②ポーランドにいる難民の一時避難場所を提供。第2、第3段階は停戦を見据えて、心のケアや居住区への帰還支援、生活再建などに取り組む意向です。ただし、今後の状況によって計画は変更することもあります。

 第1段階では、ウクライナのキエフ、チェルカースィ、メルトポリにとどまっていたウクライナ人への食料・緊急キットの配布(3月に入り戦闘激化で中断)と同ウジホロドで戦火を逃れてきた国内避難民とスロバキアに逃れた難民への食料提供(計2800食)を実施しました。また戦闘が激化している東部で避難できない2万人に緊急支援キットの支援も行いました。さらにポーランドのルブリン市内で難民のための一時避難場所(滞在最長1年)を設けて、難民の避難生活をサポートしています。

▼ポーランドのルブリン市内に設置した一時避難場所
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 派遣するスタッフは、3月初めに単身ポーランドに入って、いち早く難民支援をしているフルート奏者のソン・ソルナム氏(ハンガーゼロ親善大使)の活動にも協力します。ソルナム氏は、ウクライナから鉄道でポーランドについた難民の心を癒そうと駅のホームや構内でフルート演奏や国境を徒歩で越えてきた母子家族らのために自ら用意した自動車(10台程)で難民が最初に行かなければならない「移動センター」や首都ワルシャワまで送迎するボランティアもしています。

▼ポーランドのワルシャワのホテルに避難生活をしている難民に食品や衣料・日用品を提供
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▼ポーランドのウクライナ国境でたどり着いた難民の送迎ボランティアもしているソルナム氏
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【ウクライナ緊急支援】
皆様から多数の募金が寄せてられていますことを心より感謝申し上げます。
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①郵便振替 00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構 「ウクライナ緊急支援」と明記

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