2023年05月10日
西南学院大学フィリピン海外研修②

許斐彩良 外国語学部外国語学科

日本人の食の西洋化はよく取り上げられる話題ですが、今でも日本人の主食と言えば米であると思います。しかし、フィリピンに行くとそれを考え直させられるほど、お米を食べる文化が強いです。ケンタッキーでもチキンとライスなのが普通であり、お米がついていないと、おやつとしてカウントされやすくなります。これも、現地に行って初めて知ったことであり、多様な価値観の存在に気づかされるものでした。

子どもたちの夢と現実の落差
小西隆太 人間科学部児童教育学科

フィリピンの人気店『ジョリビー』でお祝いをしてもらうことが、子どもたちの夢であると聞きました。しかし、この夢を叶えることができるのは全員ではなく、裕福な家系や親がそのために頑張って働いていると分かりました。反対に貧困地域ではジョリビーの廃棄品を食べる現実もありました。
みんなの笑顔で心が温まる
森 綾菜 外国語学部外国語学科

4日目のトンスーヤ小学校でいくつかの教室に入って小学生たちと記念写真を撮ることがありました。そのとき私は警戒されちゃうんじゃないかと少し不安な気持ちだったのですが、みんな積極的に話しかけてくれたり、名前を見てノートに書き留めてくれたりして私たちを受け入れてくれました。また写真撮影のときずっと私にくっついていた子がいて、私は何もしてないし、会って1分もないぐらいだったにも関わらず、私にくっついて笑顔で楽しそうにしていました。とっても心が温まり、嬉しい気持ちになりました。
情報の「知」と経験の「知」
赤尾円香 外国語学部外国語学科

活動中、「自分にできることなんて1つもないんじゃないか」と数え切れないほど葛藤した。フィリピンの子どもたちに、「あなたの夢は何」と尋ねられて答えられなかった。何の為に大学で学んでいるのかわからなくなっていた。そんな時、FHのスタッフが私たちに一つのヒントをくれた。それは、"Study Hard" ネットで調べたら簡単に答えが出てくる世の中で、見えないものを見ようとすることが大切なのだと身をもって感じた。情報として得た「知」と、経験を通して得た「知」は違う。新しい自分へと変わりたいのなら、まずは勇気を振り絞って一歩を踏み出してみること。"Study Hard"を皆さんにも是非共有したい。
私も祈りたくなった
大番 島 国際文化学部国際文化学科

旧市街探索の際にマニラ大聖堂を訪れた。荘厳な教会で建造にも感動したが、それよりさらに感動したことがあった。その教会の中には信者がキャンドルをマリア像の前に置いて祈ることができる場所があった。フィリピンの現地の人々がマリアを見つめ一心に祈る姿を見て、私は涙した。フィリピンは幸福度の高い国として知られている。どの活動でも、現地の人々はとても陽気に優しく私たちを歓迎してくれた。フィリピンの人々がなぜ朗らかで優しいのかが少しわかった気がする。私はキリスト教徒ではないが、祈りたくなった。
心のボランティアとして
能登原史華 外国語学部外国語学科

フィリピンは「精神的に豊かな国」だと感じましたが、解決すべき問題は沢山ありました。特に、ストリートチルドレンの問題です。虐待を受け親元を離れ一人で生活をする子ども、兄弟が多く家では十分に食事が摂れないため自ら一人で暮らす選択をした子ども、理由は様々ですが、今回の研修中にも多くのストリートチルドレンを目にしました。日本で何不自由なく暮らす私には衝撃的な光景でした。今できる私の精一杯は、この問題を伝え、彼らを想うこと。心のボランティアだと思います。何事にも当事者の境遇や気持ちに寄り添うことができる人物になりたいと強く思います。
肌で感じた貧富のギャップ
矢野壱真 法学部法律学科

今回の活動では民泊をすることは叶いませんでしたが、民泊ではなかった分、貧しさと豊かさの振れ幅を全身で毎日感じることができました。また、いわゆるスラムに住む貧しい地域の子どもたちと交流した日の夜に、おそらく裕福な子どもの誕生日パーティーを見かけて、ギャップを肌で感じました。
手作りブレスレットは私の宝物
宮田 杏 外国語学部外国語学科
小学校を訪問した際に、仲良くなった女の子に手作りのブレスレスレットをもらいました。その場ですぐ何かお礼をと思いましたが何も持ち合わせておらず、ただお礼を言うことしかできませんでした。申し訳ない気持ちとそれを私にあげたいと思ってくれた気持ちがただただ嬉しくて心が温かくなりました。日本に帰った今でもずっと身につけています。子どもたちの笑顔を守りたいと何度でも思わせてくれる、私の宝物です。


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