2021年03月16日

エチオピア北部の国内避難民を緊急支援します


 ハンガーゼロは、パートナーである国際飢餓対策機構エチオピア(FHE)を通じて、内戦から逃れてきた国内避難民への緊急支援を行います。以下、FHエチオピアからの報告です。

 2020年11月4日にティグレ州で、エチオピア政府軍とティグレ人民解放戦線の間で内戦が発生し、安全を求める人々が多数国内避難民となりました。今回の人道的危機により支援を必要としている人の数はシレだけで30万人以上に上ります。FHは、軍事衝突以前からその地域で活動しており、36万2000人近くの国内避難民と影響を受けた地域住民への初期支援を実施しました。ティグレ州における最初の衛生用品の配給は、2021年3月12日に完了しました。

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 シレのエンデサラシエ高校の避難民キャンプで出会ったボランティアたちによると、その避難民キャンプには17万人以上の国内避難民が登録されていますが、使えるトイレはたった4つしかありません。
 シレには30万人以上の国内避難民が到着しており、そのうちの65%が女性と子どもです。「次から次へと避難民キャンプに人が到着してきますが、ここには提供できるものがほとんど何もありません。あらゆる職業の、様々な生活を営んでいた人達がやっとの思いでここにたどり着きますが、食料、水、教育、緊急援助用品、最低限の日用品など、何もかもが足りません。このように基本的な必要に事欠き、絶望的な状況に瀕している人たちに、人としての最低限の尊厳を回復したいと願い、できる限りのことをしています。」とFHエチオピアのカントリーディレクターは語っています。

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 FHエチオピアでは、ティグレ州のシレ、アベルジェレ、アラマタの町とその周辺で、紛争の影響を受けた国内避難民と地域住民を対象に支援の実施を予定しています。食料、水・衛生関連の設備、女性のための保健衛生用品、避難場所や寝具類、食料品以外の必要品、様々な必要のための現金、新型コロナ感染予防用品などの必要に応えることを現在計画しています。

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【エチオピアの国内避難民を助けるための緊急募金にぜひご協力ください】
緊急募金方法は以下から選べます。

①郵便振替00170-9-68590 一般財団法人日本国際飢餓対策機構
 「エチオピア緊急援助」と明記のこと。

②クレジッカード、コンビニエンスストア、ゆうちょ銀行からの振込
 こちらの「エチオピア緊急募金」から


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