2018年11月27日
クリスマスに愛の贈りものを
「緊急食料支援と平和構築のために」
タンガニーカ州の州都カレミは、タンガニーカ湖西岸に位置する港町で、HOLC(ハンズ・オブ・ラブ・コンゴ)の活動地であるプウェトとは陸路で繋がっています。実際に、昨年(2017年)の夏にはタンガニーカ州で起きた部族紛争による戦闘が、プウェトからわずか30㎞のところにまで迫り、共同農園事業が軌道に乗りかけていた1つの村に大きな影響を与えました。
この時、カレミには近隣の村から多くの国内避難民が逃れてきて、政府が用意した国内避難民用キャンプや知り合いの家、学校や教会に身を寄せました。その人たちのほとんどは、いまだに故郷の村に帰ることができず、もう1年以上もそんな暮らしをしています。今も新たな国内避難民が到着しており、食料ならびに生活必需品が大変不足しているだけでなく、衛生状態が悪化しています。
長年にわたるカレミの部族対立は、いま何らかの手を打たないと5年以内に大規模な殺りくが起こる可能性を否定できないと言われています。部族紛争に端を発する大規模な殺りくが起きてからでは、その損失は計り知れません。人々は深く傷つき、何年にもわたってその影響が残ります。
今年のクリスマス募金は、カレミの緊急食料支援、その後の和解のセミナー、ならびにプウェトで行われている元国内避難民と地域住民による地域開発などHOLCの活動全般のために使われます。応援をよろしくお願いいたします。 Q コンゴでいま直面している問題は Q プウェトの農業プロジェクトでの成果は Q 教育プロジェクトの現況は Q HOLCのこれからの計画は
国内避難民300世帯に食料支援とトレーニング
コンゴ民主共和国駐在員ジェローム・カセバ聞く
ハンズ・オブ・ラブ・コンゴの取り組み
一番の問題はコンゴ全土の安全性の低さです。特に東側のカレミ、モバ、プウェトなどでは部族間の紛争がいつ起こってもおかしくないですし、実際に起きています。年末の大統領選挙も治安の悪化を招くのではないかと心配されています。
今はピーナッツとトウモロコシ、そして赤豆を作っています。ピーナッツは市場で良い値段で売れます。
トウモロコシと赤豆はコミュニティで消費しています。
3つのコミュニティから約50人の児童が学校に通っています。学費、制服代、文房具などに1カ月10ドルほどかかりますが、HOLCは2019年の7月までその費用をサポートします。その間コミュニティの両親たちに収入向上に努め、貯金する習慣をつけるように促しています。その後サポートは終了します。コンゴの経済力が弱いので給食はありません。
カレミを中心に「平和と和解」というプロジェクトを始めようとしています。国内避難民キャンプへの食料配布から始め、教会を仲介者として対立している部族のチーフの和解を助けたいと思っています。教会の牧師はたいてい現地の人と友好関係をもっているからです。和解の先には発展があると信じています。200以上あるコンゴの部族対立は元をたどれば小さな誤解に端を発しているケース少なくありません。プロジェクトを通じて、和解の糸口を見つけ、無益な暴力に終止符を打つ手助けがしたいです。
厳しい環境下にある国内避難民の緊急食料支援と地域人々の生活向上を図る農業訓練、部族間の平和構築のために、ぜひクリスマス募金にご協力ください。募金はこちらから
募金チラシHZ_CHRISTMAS2018.pdf
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