2018年09月09日

北海道被災地に入った黒坂スタッフの報告


7日夜に新千歳空港から北海道に入った黒坂スタッフからの報告です。

到着から翌日の8日、黒坂スタッフは札幌市清田区に入り、液状化現象による被害状況の確認と情報収集のため地元のキリスト教会を訪ねました。
【黒坂スタッフからの報告】
 GREEN CHAPEL.jpg午前9時頃、札幌キリスト宣教会・美しが丘グリーンチャペルの佐藤牧師夫妻を訪ねる。夫妻は通信手段が困難中、信徒の家々を回り安否確認を終えて戻られたところでした。
 佐藤牧師は、昨晩、電気が復旧したので一安心した。それまでは、ポンプで水を上げなければならないマンションなどに住んでいる方に水の配給などを行っていたとの事です。今現在、困難を覚えていることは、ガソリンと食料品の確保とのこと。なお明日9日の日曜礼拝は、信徒が集まることが困難な状況なので、各家庭での礼拝になるとのこと。(写真:佐藤夫妻の間に黒坂スタッフ)
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 続いて、清田区里塚の視察。液状化により道路や住宅地に大きな被害が多数出ている状況を確認。(上の写真参照)このような状況で余震も続いており、ここで暮らす住民はもとよりボランティアレベルの人が活動できるかどうかの判断は難しいのではないかと感じた。

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午後「北海道クリスチャン宣教ネットワーク」(略称・ホクミン)の支援対策本部が設置された札幌キリスト福音館を訪ねる。ホクミンは北海道のキリスト教会によるネットワークで、これまでにも災害支援の実績があり、今回も地震直後からいち早く被害情報収集や支援ニーズの確認など開始、現時点で求められる被災者支援を進めている。
HOKUMIN3.jpg支援対策本部の三橋恵理哉氏(同教会牧師)によると、現在、ホクミンホームページに集まった情報を共有しつつ、支援が行き届いていないところを洗い出し、ボードに「支援が必要」「支援が必要個人」「人的手助けが必要」「支援ができる教会」「連絡が取れた教会」「これから対応(実行中)」「対応済み」などの情報を貼り付け、優先順位を決め、個別に必要な支援にあたっているとのこと。
なお今後については余震、電気の復旧、流通復旧を待って集められた情報を精査し、来週以降、ボランティアの派遣についても考え、必要があればハンガーゼロに協力を求めたいとの要望があった。

その他
ホクミン対策本部では教会「札幌キリスト福音館」の一室を市民に開放して、電気(充電)や水を提供。さらに旅行者で新千歳空港の閉鎖(すでに運行再開)などで帰れなくなった方など10名が避難されていた。

これからの予定
釧路、帯広地方からの情報が少ないので、被災状況の確認のため道東地区を回る予定。

ハンガーゼロでは、黒坂スタッフの現地調査や地元の被災者支援の動きを確認しながら、今後の対応を検討していきます。具体的な内容が決まり次第、お知らせいたします。

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