2018年03月06日

【バングラデシュ】ロヒンギャ難民支援のために医療・保健チームを派遣


 前回の記事で「バングラデシュに逃れたミャンマーのロ ヒンギャの人々は65万人、そのうち 55%が18歳未満」と報告しましたが、AFP通信は1月17日、国境近く のキャンプには100万4,742人の人々が逃れてきていると述べています。 FHバングラデシュの報告によると、以前から難民として暮らしているロヒンギャの人々の入植地も形成されていて、それがたちまち大きく なってきているということです。

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 また新しく到着したかなりの数の人々が、地域の受け入れコミュニ ティに吸収されています。新規の到着者たちには、医療や安全な水、食べ物、シェルターなどの人的支援がほとんど、あるいは全くありません。 特に新しく自然発生した難民の入植地はアクセスの困難な険しい地形にあり、輸送手段がない所です。このために敏速な支援が妨げられると共に、飲料水が媒介する感染症の素地も生みだしています。FHバングラデシュは、UNHCR、MTI(国際医療チーム)などと協力してこれらの人々の支援を続けています。

 医療センタープログラム
~医療サービスと地域医師の訓練~

 一次医療クリニックチームは、難民が新しく到着してくる場所で活動し、下痢の治療班はキャンプでコレラや下痢感染症が発生した場合に備えて、地域の医療専門家の能力強化の訓練も行なっています。また重症者に医療サービスを始めると同時に、半永久的な医療センターの建設にも着手しています。移動医療隊は医者2名看護師6名が、通訳者を通して治療を行いましたが、そのうち6割が5歳以下の子どもでした。

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 コミュニティ保健従事者プログラム
~家庭訪問や経口補水所の設置~

 コミュニティの人々の健康を支えるために、70人のコミュニティ世話役、健康促進係および指導者養成係、急性水様性下痢症(AWD)の予防法や知識を広め、病気に対処し専門家に紹介する係などが訓練を受けました。

 FHとMTIは20人のボランティアの健康促進係を通して、2017年10月までに2,134の家庭を訪問し、 4,155の経口補水塩、亜鉛薬剤などを配布し、197人を専門家に紹介しました。

 コミュニティの保健チームは、急性水様性下痢症(AWD)の患者が多い地域で2箇所の経口補水療養所を設置しました。そこでは下痢や脱水症状の迅速な治療を行います。重症の場合はFHとMTI(国際医療チー ム)のところに紹介されます。その他経口補水所ではコミュニティの人びとに健康に関する重要事項を伝えることもしています。

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