2018年01月19日
【ガンビア】自らの問題解決のため4ヵ国リーダーが連携を協議
ガンビア共和国の首都バンジュールで11 月7日から4日間、国際飢餓対策機構フェ デレーション(FHIF)の第1回アフリカ会議が開かれました。JIFHから参加した浅 野スタッフの報告です。
体の飢餓と心の飢餓、世界に 存在する2つの飢餓の撲滅のた めにFHIFでは、飢餓と貧困に苦 しんでいる地域の人々が、自分た ちにもともと備えられている潜 在能力に目を向け、地域の資源 を活用して、自分たちが描く理想 の村の姿に向かって協力していけ るよう「Vision of Community (VOC)」という手法を進めています。
そのためにFHIF加盟団体の スタッフは、このような地域の人々 と良い関係を築いた上でVOCセ ミナーを行って、地域のリーダー となる人々と共にその歩みに寄り添って活動しています。
コンゴ民主共和国のプエトは、 このVOCのモデルとなるコミュ ニティです。ルブア村から3村に VOCが広がっていったように世界中でモデル・コミュニティが始まり 拡大していくことを願って、FHIFでは昨年5月の国際会議でそれぞれの国で核となる団体を強め連携を深めるための地域会議を行うことを決めました。
その最初の地域会議として、第1回アフリカ会議が 11月に開催されたのです。ガンビ アがホスト国となり、FHガンビア のスタッフが献身的に会議の準備と運営を担ってくれました。また、 JIFHの海外駐在員でありハンズ・ オブ・ラブ・コンゴ(HOLC)の代表でもあるジェローム・カセバが、 アフリカ地域コーディネーターとして、議長を務めました。
自らの固定概念と向き合う
会議のテーマは、「固定観念とリーダーシップ」。自分たちは貧しいから、と受ける側に立ち続けて いては根本的な解決は望めない、それこそがアフリカの問題だと、 FHIFのアフリカ地域のリーダーた ちが選んだテーマです。4日間の会議には、ガーナ、シエラレオネ、コンゴ民主共和国、そして、地元 ガンビアから約30名が参加しました。それぞれの活動紹介、アフ リカ地域の連携のための話し合いに加え、JIFHの海外事業アドバイザーでもあるFHIF代表のラン ディ・SV388 ホーグ氏がこの テーマに沿って、セミ ナーとワークショップを行いました。
グルー プで考え話し合い、互いから学んだ参加者は 「村に帰ったら、学ん だことをすぐに実践したい。」「村の他のリーダーたち に学んだことを伝えたい。」と目 を輝かせていました。この画期的な会議の様子は、ガンビアのテレビニュースでも取り上げられました。
人が変わってこその地域変革
会議終了後も参加者は、ジェ ローム・カセバやランディ・ホー グ氏と連絡を取りながら、新たなVOCモデル・コミュニティに向けて着々と歩みを進めています。 何らかのプロジェクトが始まるの は、まだ少し先です。人が変わっ てこそ本当の持続可能な地域変革が始まります。今回の会議でたく さんの素晴らしいアフリカのリー ダーに出会えたことは、私にとって大きな励ましでした。
「わたしから始める」と自らが 率先して生き方を転換することで、人々の間に変革を引き起こ し、新たなリーダーを育成してい るリーダーたちを支え、忍耐を 持って共に歩んでくださる方々を 求めています。ぜひハンガーゼロ サポーターになって「わたしから 始める、世界が変わる」の歩みに加わってください。
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