2017年10月13日

【支援者の取組み】一歩を踏み出す仲間を集めて「始める」を実践


 伊藤晴彦氏は泉大津市長時代に世界食料デー南大阪 大会の来賓として大会に出席。回を重ねるうちに、 大会のプログラムにも出演してくださるなど、積極的に協力してくださいました。今年1月に、市長を 退任されてからも南大阪大会の実行委員としてかか わり続け、今回ご自分の趣味である陶芸を通して、 世界の飢餓、貧困問題の取組みに協力したいと、 チャリティ陶芸展(2017年9月15日~17日)を南大阪聖書教会で実施してくださいました。

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Q 陶芸をされ るようになった のはいつ頃から ですか

 母がお茶と生花を教えていて、 父は骨董が好きでした。高校3年 の時に壷をもらったのをきっか けに、全国各地を回って集めるよ うになりました。大学時代には茶 道クラブに所属するようになった のですが、そのとき茶道具を全部 手作りする経験をしました。結婚 後、妻も陶芸が好きであったこと から、二人で全国の窯元57ヵ所を まわりました。その時に京都の先 生(富田幸治郎先生)と出会って、 陶芸を習い始めたのです。先生は 青磁白磁がご専門で、それから今 まで26年続けてきました。

「 自己充足で終わりたくない」

Q 今回のチャリティ陶芸展を開 くに至った経緯は?

 高校1年のとき以来、青少年の 野外活動のボランティアを43年 間して多くの子どもの面倒をみて きました。また阪神淡路大震災や 東北地震でのボランティアの経験を通して、「助け合い、協力する」 というのは人間の生活の中での 基本であると実感しています。だ からこそ、自分の趣味に関しても 自己充足で終わることがないよう に、何か社会の貢献につながるこ とをしたいという思いがありまし た。この思いは特別なものではな くて、ごくナチュラルな、体にしみ ついたものです。というのは幼い 時、母が自分と同い年くらいの子 どもを里親として世話していたの を見ていたからだと思います。

Q 今回の催しを実施されてのご 感想は?

 嬉しいことに市長時代からつな がりのある人たちが率先して手伝 いに来てくださったんです。世界 の飢餓、貧困問題に取り組むため のチャリティということに賛同し て、泉大津市内の各企業の経営者 の方々も協力してくださり、商品 を提供してくださいました。多く の人とのつながりに感謝していま す。

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「市長時代の経験が糧に」

Q 市長をやめられた後も食料デー南大阪大会の実行委員として協力してくださっていますね。

 今までのさまざまな人との出 会いを通して、意見交換をする中 で共通認識があることを知りま した。ミャンマーなど東南アジア を訪問して、違いを認めることや 助け合い、協力することの大切さ も改めて感じました。世界の現状 を多くの人に知ってもらいたいと 思っています。  このチャリティ陶芸展を始める ことが決まった時に、師匠が協力 を申し出て陶器を無償で提供して くださいました。3日間を通して 約200人の方がチャリティである ことを認識してきてくださってい ます。私は本当に幸せ者です。

Q JIFHの掲げる「わたしから始 める、世界が変わる」の実践をし てくださっていますね。

 なかなか一歩踏み出すのが大変 ですけどね。一歩を踏み出す仲間 をどれだけ集められるかが重要です。一緒について来てくれる妻にも感謝しています。今後もできる 限り自分にできる社会貢献をした いと思っています。

▼世界食料デー南大阪大会
日程:10月14日(土) 14:00
内容:講演・現地報告(ハンズオブラブフィリピン エバ・パノピオ)
   音楽(CRUSH、泉大津市少年少女合唱団)絵画コンクール表彰式
会場:テクスピア大阪 大ホール
チラシデータはコチラ

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