2017年07月26日
持続可能な開発目標(SDGs)とJIFH
国連の新たな「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)について考えてみましょう。
2015年までに達成することを目指して、国際社会が掲げてきた目標、それがミレニアム開発目標(Millennium Development Goals: MDGs)です。2000年9月の国連ミレニアム・サミットや1990年代に開催された主要な国際会議やサミットで採択された国際開発目標を統合したものでした。
このMDGsの第1に掲げられたのが「極度の貧困と飢餓の撲滅」で、極度の貧困と飢餓に苦しむ人口の割合を1990年と比べて半減させるというものでした。結果として中国やインドの急速な経済発展による影響で、極度の貧困に苦しむ人は世界人口の約36%(約19億人)から2015年には約12%(約8.4億人)まで減少しました。目標を達成したことになりますがサハラ砂漠以南のアフリカ地域では、人口の41%が依然として極度の貧困状態にあるということを忘れてはなりません。
飢餓については、この15年間で開発途上地域における栄養不足人口の割合は23.3%から12.9%に減少しました。しかしサハラ砂漠以南のアフリカでは4人に1人が、今も栄養不足に陥っています。
「持続可能な開発のための2030アジェンダ」は、2015年9月の国連サミットで採択され、このミレニアム開発目標(MDGs)を引きついでいます。この中には17の目標が掲げられていて、今後15年間、"誰も置き去りにしない"ことを確保しながら、貧困、飢餓、不平等に終止符を打ち、気候変動と環境に関する対策を講じるなどの取り組みを進めることになります。
JIFHは1981年以来、開発途上国の人々が飢餓・貧困から解放されて自らの力で立ち上がり、希望を持って生きることができるよう、共に歩んできました。皆さまのご支援とパートナー団体の協力によって、一日も早くこれらの持続可能な開発目標が達成されるよう願っています。「わたしから始める、世界が変わる」
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