2016年07月07日

【カンボジア】家族の生活の変化(チャンヒア村)


 里子バ・リアさん(15歳)は中学2年生の女の子です。FHカンボジア子どもクラブのリーダーで、貯蓄グループのリーダーでもあります。彼女には父(50歳)、母(48歳)、兄(17歳)、そして小学5年生の妹(11歳)がいます。

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【写真:家畜のお世話をするバ・リアさん】

 母親のバン・ランさんは「私たちの生活は以前は非常に困難なものでした。家にはお金がなく、いつも誰かが病気になっていて何の希望もありませんでした。小学6年生だった長男に、学校をやめて家族を支えるために働くよう頼んだこともありました。いつも自分自身や毎日の生活に落胆していました」と話します。

FHの活動に参加して
変化を実感すること
 

「今は私たちの村を良くするためにFHカンボジアがしてくれている全ての活動に参加しています。夫は村開発委員会の委員をしていますし、私も健康ボランティアをしています。長男も中高生クラブのメンバーで、バ・リアも貯蓄グループと子どもクラブの両方でリーダーをしています。彼女は村の子どもたちや中高生たちの投票によってリーダーに選ばれたので、母親として嬉しいです」

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【貯蓄グループの様子】


バ・リアさん

「子どもクラブに参加してから学校の勉強以外のことも学べるようになりました。例えば衛生の知識、物事を肯定的に考えて行動すること、貯金の大切さなどです。この事を通して、勇気を持って夢に向かって進むことや周りの人と良い関係を築くことができるようになりました。一生懸命勉強して高校を卒業したいです。そして将来は立派な教師になりたいです」

バン・ランさん(母)

「FHが私たちの村に来てから、自分たちは大切な存在なのだということを知ることができましたし、子どもの教育の大切さも知る
ことができました。子どもたちも貯蓄グループに参加して自分たちが学校に行けるように私たち親を助けてくれています。最近私は、収入を得るために家畜を飼い始めました。夫も丸太や薪を見つけてる仕事を一生懸命しています。家族全員の協力で生活が良くなりました。また食事の前の手洗いや、きれいな水を飲むことを学んだおかげで家族が病気にならなくなりました」

これから期待すること

 バ・リア「私たちだけでなく、村のみんなの生活が良くなればいいなと思います。村に暴力が無くなり、お互いに赦し合い助け合うようになったら嬉しいです。特に若い人たちが教育を受けて大学を卒業して、良い仕事に就けるようになって欲しいです」

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