2016年07月22日
【フィリピン】小学生256名への健康プログラム
フィリピン・ルソン島の南東に位置するビコール地域で、子どもたちへの教育支援を行っている、FHフィリピンはスラ地区にあるバービン小学校で、健康プログラムを実施しました。
正しい衛生知識を身につけることは、子どもたちのこれからの人生にとても役立つだけではなく、次の世代にそれを引き継ぐ上でも大切です。そこでFHフィリピンはスラ地区のバービン小学校の協力を得て、3月に256名の小学生に健康プログラムを実施しました。
この健康プログラムのもう一つの目的は、前回行った時から子どもと家族がどれだけ清潔に注意を払うようになったか、その改善度を知ることでした。このプログラムを実施するにあたっての様々な準備は、スラ地区を担当するクリスティーンがこの地区の必要に合わせて計画しました。バービン小学校と緊密に連絡しあい、教師たちがプログラムの流れを作って、それをもとにFHスタッフが解説用の図や表を用意したり、衛生キットを買ったりしました。
2016年3月17日の午前10時から、FHスタッフが、衛生教育の専門家、校長先生、教師たちと一緒に各クラスを回って指導を始めました。4年生から6年生には手洗いの方法や歯の磨き方、しらみの取り方を教えました。この学年の生徒たちは既に手洗いや歯磨きは知っていました。そこで「髪の毛にしらみがいる人?」とたずねると、子どもたちは恥ずかしがることもなく全員が手を挙げました。生徒たちはしらみはしっかり駆除しなければならないことも知っていました。幸いしらみの駆除に必要な酢は各家庭にありますので、家庭でも実行することが出来ます。
学校とのよい関係の中で
レッスンを受けた256名の生徒たちにタオル、歯ブラシ、歯磨き粉、絆創膏、しらみよけシャンプー、くし、石鹸などの衛生キットを配布しました。以前日本から贈られた手洗い設備は、手洗いにとても役に立っていました。この日の活動は予定どおり終えることができ、FHのチームは最初から最後まで学校が協力して助けてくださったことに、心からの感謝を述べました。同様に学校側からも、FHが全生徒と地域のために常に力を尽くしてくれていることへの感謝がありました。
FHは、私たちの身体は神様からの贈り物なので大切にしなければならないということ、また正しい衛生知識は健康で幸せな生活を送る上で必要であるというメッセージが、子どもたちや地域の人たちに根付いていくよう心から願っています。
【写真:衛生教育の専門家ブライアン(後列男性)とクリスティーン(前列6人目)】
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