2016年05月04日
自宅前の公園で10日間車中泊でした
地震から3週間、支援センターに自宅の片付け手伝いを求める方々が増えてきています。
熊本市南区の吉住さん夫妻の自宅片付けに4人のボランティアで行かせていただきました。作業の合間に吉住さんの奥様に地震直後のことを伺いました。
「この地域は前震が震度6弱、本震が6強でした。やっぱり本震のほうが強かったです。でも、私は足の具合がよくなくて病院に入院中でしたので、地震のときは主人とワンちゃんだけでした。私は病院でスタッフの皆さんに守られたので、全然心配はいらなかったのですが、主人は隣の公園で10日間、車中泊を続けてました。自宅はなんとか無事でしたけれど、ワンちゃんが地震のショックで家に入ろうとしないので、それで余震もあって車中泊を続けました。でも、ワンちゃんの散歩のおかげで主人はエコノミー症候群にはならなかったですね」
自宅の危険度を示す市の調査は遅れているとのことですが、知り合いの一級建築士からはとりあえず大丈夫との診断を受けたとのこと。とくに被害が大きかったのは、ご主人専用の別2階の部屋で壁全体に亀裂が入り「ここはもう使えないと思います」(主人)という。ここは趣味の釣りや写真などの仲間が集まる場所でしたが「たくさんの物が壊れたのであきらめて捨てます」(同)という。
「支援センターの評判が良かったので主人が足を運んで、ボランティアをお願いをしたのですが、話しを聞いてくれただけも嬉しかったのに、こんなに早く駆けつけてくれて本当に助かります」(奥様)。地震から3週間がたちようやく片付けを決心した吉住さんですが、これからも様々な困難と向き合わなければなりません。
皆様のあたたかい応援を感謝いたします。
ボランティアのみなさんも元気に頑張っています。
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