2016年03月15日
【ウガンダ】学校菜園で学習意欲向上
ウガンダでは、東部ナムトゥンバ地区にあるマガダ村とイジランゴビ村の2ヵ所で2年前から支援活動が行われています。子どもたちに焦点をあてつつ、地域が変わることを期待して共に歩んだ2年間でした。地域には15の貯蓄グループが組織され、その取扱高は約134万円になりました。貯蓄グループ活動に参加している人は両地区で約12,000人です。
【写真:カサーレ小学校の新校舎】
支援により4教室を建て増し
マガダ村のカサーレ小学校には、教室が足りなくて木の下で勉強していた子どもたちのためにJIFHの支援で4教室が建てられました。両地域では基本的な衛生の知識も学ぶことができました。また18人の子どもが支援を受けてハイスクールに進学しました。
現在の取り組み
カイチ小学校で模範的な学校菜園の取り組みが行われています。菜園活動から得た知識が、まだグループに入っていない保護者や学生に共有され活用されています。2015年6月の時点では、トウモロコシを1,400キログラム収穫することができました。学校で必要な分量のうち、かなりの量を補うことができ、朝食に加え昼食もお腹を空かせている子どもたちに提供することができました。カイチ小学 校では60%の子どもがトウモロコシを使った昼食を食べることができています。ウガンダの田舎の小学 校に通う70%の子どもたちがご飯 な しで 学 校 に通っているのが現状です。食べることで生徒たちの集中力が高まって、学習によい影響を与えています。
【写真:たくさん収穫されたトウモロコシ】
【写真:菜園の世話をして収穫した雑穀を使った給食】
カイチ小学校とカサーレ小学校の生徒が歯科講習を受けました。歯磨き粉とハブラシも提供されました。44人が必要な治療を受けました。口の中を衛生的に保つためには、身近にある手に入りやすい塩や灰で歯磨きをすることも効果があることを学びました。
【 課 題 】
・長期間の干ばつが発生し、食べる物の入手が困難になりました。栄養不良の問題、食べることが可能な食品に限りがあることが現状の課題として浮き彫りになりました。
・ナムトゥンバは電力不足により通信手段が断たれることが多く、Eメールなどコミュニケーションが困難になります。
・子ども自身、また親に教育の必要性が認識されていないため、学校を辞めてしまうケースが依然として多く見られます。教育を受ける価値を理解してもらうように引き続き働きかけていきます。
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