2015年09月11日
ネパール・ボランティアチームカトマンズ到着
今月10日深夜に日本を出発したネパール被災者支援のボランティアチーム(8名)は、首都のカトマンズに到着しました。
4月25日の大地震からまもなく半年となるネパールは、とくに山間部の被災者への復興遅れが問題となっています。また、都市部でも学校の復旧が進んでいないところもあり、依然として震災のダメージが続いています。
(以下はチームリーダーのJIFH吉田知基からの第一報)
再びネパールに戻ってきていまの大きな課題は、やはり家の再建だと感じます。いまだにテント生活や仮の住まいで暮らしている方が多数おられます。
また学校の復旧も進んでいません。JIFHとしてシンドゥパルチョクの学校再建費用支援(KFHI=韓国飢餓対策機構との協力)を決定していますが、現地では建設に着手できずにいます。「支援活動はいまとてもスロー、政府も支援活動に関しては眠ってしまっているようだ」とKFHIのスタッフのクリスさんが言っていました。
その大きな原因は政情不安です。ネパールでは6月頃から憲法草案に反対するジェネラルストライキが各地で起こり、暴動にまで発展しています。これまでに30数人の方が亡くなられたそうです。
そのため、政府の震災支援は一向に進んでいない状況で、NGOの支援活動もストライキなどによって活動が滞ってしまっているようです。それに加えて、この雨季も重なり、山間部への支援は難航しています。
明日、明後日は当初予定していたシンドゥパルチョクではなくカトマンズから西に位置するダーディンの小学校で活動することになりました。
400名を越える学生を対象にに日本チームを3チームに分けて、それぞれ特別授業を3回行い、計9クラスを受け持つことになりました。震災以来、様々な困難の中で過ごしてきている子どもたちと遊んだり、心をふれ合える時間がもてればと考えています。
当初予定していたシンドゥパルチョクへは、別の日に再度訪問できるかを検討したいと考えています。
皆様の応援を感謝いたします。(吉田知基)
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