2015年06月08日

【ネパール】雨季を前に山間部の村人へソーラーランタン支援


 5月に支援活動のために現地を訪問していた吉田は、カトマンズ市内の避難所で山間部のランタン(ラスワ地域)から逃れてきた人々から話を伺い、その地域の周辺には小さな集落が多数あり、物資が十分届いておらず、取り残されている人々がいるという情報を得ました。(過去記事参照

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 その避難所で、ラスワ地域の被害状況を近いうちに調査訪問されるという浅原さん(ヒマラヤトレッキングサパナ代表)と出会いました。そこで5月末、彼を通じて、山間部の村に残っていた人々を対象にソーラーランタン(Panasonic製品)12台を支援させていただきました。太陽電池で電力を充電し、ライトや携帯電話の充電器として使用することができます。受け取られた方々は暗やみの中での生活に光が射し、通信手段の携帯電話も使用することができるので大変喜ばれました。皆さんのご支援に心から感謝いたします。

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 ネパールはこれからモンスーン(夏の季節風による雨季)の時期に入ります。今回、JIFHが支援してきた地域(シンドゥパルショーク、カトマンズ、ラスワなど)は中央ネパールに位置するのですが、年間の平均降水量は1,500~3,000mmと言われており、その85%が6月~9月までの4ヶ月の間に降るそうです。

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 家の再建がいまだできていない状態でこの時期を乗り越えることができるのか、人々は不安の中、過ごされています。大雨が降ればヘリは使えませんし、インフラが十分整っていない陸路での輸送も困難になります。土砂災害によって、孤立してしまう危険性もあります。

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 当機構は現地パートナーと協力、連携しながら、引き続き必要な支援を展開していきますので、応援よろしくお願い致します。
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