2015年05月21日
ネパール KFHIと被害調査、子どもを取り巻く問題
ネパールで緊急支援活動中の吉田知基からの続報です。KFHIのチームと新たな地域で調査を行いました。
5月20日、KFHI(韓国飢餓対策機構)の緊急支援チームと共にSindhupalchokでまだ行けていない地域を訪問し、状況を見て回り、話を聴いたりしながら情報収集をしてきました。いくつかの地域を回り、途中、土砂崩れで車が通るのが困難なところもあり、最終的にChautaraという地域まで行きました。そこでは赤十字やUN関係の団体が協力し合って大きな避難所を形成し、各支援団体のコーディネートもされていました。


その避難所で一番賑やかで私の印象に残ったのは、子どものケアプログラム(遊んだり、自由に過ごすことができます)をしているテントでした。
今ネパールの子どもたちを脅かしているのが人身売買の問題です。被災家族のテント生活がつづく中、この震災の混乱に乗じて、子どもたちが連れ去られたり、売られていくことに警笛をならす現地メディアもあります。
予防策としては何よりも学校が早く再開することです。しかし、復興の速度は被害状況の違いなどによって地域格差が出ており、5月末に学校再開にむけて動き出す学校もあれば、今日訪問したSindhupalchokのBadegaunのように学校(生徒数500~600人)の再開の目途が立たず、住民に不安と不満が広がっているのが現状です。
地震で建物に多数の亀裂が入ったBadegaunの学校
子どもたちがいつもの笑顔で学校にもどれる日が一日も早くおとずれることを願います。(左はKFHIスタッフ)
21日はKFHIのベースキャンプで今後のことについて話合いをもちます。







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