2015年04月29日

【ブルンジ】次期大統領選挙を控えて現政権と反対勢力間で衝突


 アフリカ中央部にあるブルンジでは、6月26日の大統領選挙を控え、現職のヌクルンジザ大統領の三期目継続に反対するグループの抗議が続いており、この混乱のために隣国のルワンダ、コンゴ民主共和国に逃れた難民は3月末から2万人に上ります。

 ブルンジではツチ族とフツ族との間で13年内戦が続き、30万人以上の死者を出す悲劇がありました。2005年に内戦は終結し、同年から大統領を務めているヌクルンジザ氏の任期は今年で終わります。彼は次期大統領候補として立候補していますが、3期目続投は違憲だとして反対勢力は抗議行動を起こしてきました。

 これに対し、ヌクルンジザ大統領は抗議行動を弾圧し、抗議者を投獄してきました。現大統領の次期大統領選立候補の正式表明後、4月26日から3日間、抗議グループと軍・警察との間で死者を出す激しい衝突がありました。3月末から既に住民は混乱を避けるために隣国のルワンダ、コンゴ民主共和国に難民として逃れています。今後難民の数はさらに増えることが予想されています。(参照:Aljazeera)


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