2015年03月05日

【支援者の取組み】フードイベントで世界の現状伝える(YUMEYA)


 昨年10月16日の世界食料デー前後の約1ヶ月間、飲食店に呼びかけて特定のメニューからおよそ30円分(アフリカ・ケニアの学校給食1食分)を寄付していただく、「世界食料デー・フードイベント」への参加をお願いしました。このイベントに9月17日~10月16日の1ヵ月間、協力してくださった名古屋市内の喫茶店「YUMEYA(ゆめや)」のオーナー、山口峯生さんにお話しを伺いました。

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【写真:YUMEYAオーナーの山口さん】

Q :「フードイベント」に参加を決めてくださったきっかけは?

A: 数年前に世界の飢餓問題に関するニュースを見て、日本は食料廃棄大国で肥満人口も増えている一方で、世界には日々の食べ物さえ手に入れることができない人々がいるという現実を知り、衝撃を受けました。飲食店を経営する者として、この問題に対して何か行動することができないかと調べていて、JIFHの活動を知りました。それ以降、JIFHの地球型募金箱を置いてお客様に協力をお願いしたり、店内で不定期に行う音楽チャリティーイベントを通して世界の現状を伝える活動をしたりしてきました。今回の「フードイベント」は、世界の現状をより多くの方に伝えることができますし、具体的にアフリカの小学校の給食支援ができるので参加しました。

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【写真:店内の地球型募金箱、募金の趣旨説明のチラシも作成してくださっています】

Q:YUMEYAはどのようにして誕生したのですか?

A: この店は、さまざまな障がいの垣根を超えて共に生きる者同士が普通に集うことのできる場所を!という思いで始めました。以前は、障がいのある子どもと健常児が共に過ごす夏のキャンプを長年主催していました。約1ヵ月間のキャンプ生活の中で、初めは障がいのある子をさけていた子どもたちが、次第に一緒に遊び始めるようになり、終盤には共にいることが当たり前になっていくんです。その変化に、障がいのある人との共生が当たり前の社会を築くことの大切さを思いました。今や私たちは日本国内の問題だけではなく世界に目を向ける必要がありますね。共に生きるとは、世界の人々との共生を考えることにも繋がっているように思います。

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【写真:バリアフリーでみんながくつろげる店内】

Q:YUMEYAの名前の由来は?

A: 開業を考えている時に車で「ゆめや」という手芸店の前を通りかかった時、子どもが「ゆめやはどお?」といったひと言で決めました。「夢」という言葉は好きで、娘の名前にも夢の文字を入れています。お店を訪れた人たちに夢を持って欲しいという思いを込めてつけました。

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【写真:日替りランチのひとつ台湾やきそば(通常価格400円)】
(日替りランチは他にドライカレー、三色丼、マーボ丼など。安くてうまいと評判で、14時前に売り切れることも)


 今回はランチの通常料金に30円を上乗せしてお客様に呼び掛けてくださり、571食分、さらにコーヒー973杯分の代金の一部もご寄付いただきました。ご協力を心より感謝申し上げます。

 昨年のフードイベントで頂いた寄付金はケニア・南スーダンの学校給食支援、コンゴ民主共和国の難民食糧支援のために用いさせて頂きました。

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