2015年01月01日
理事長より新年のご挨拶
新年おめでとうございます。国の内外を問わず、今私たちの置かれている時代は激しく動いています。この様な厳しい中で、皆様が犠牲をいとわずにして下さるその尊いご支援に心から感謝を申し上げます。キリスト教会や諸団体、企業、壮年の方々は元より、年金で生活しておられる高齢の方々、またわずかなお小遣いの中からささげてくれる小さな子どもまで、皆様の愛によって支えられ、世界の飢餓と貧困、災害などで苦しむ人々に愛を形にして届けることができました。
私には子どもが3人おります。一人ひとり個性があり私たち夫婦にとってはかけがえのない存在です。長女が学校で楽しく生活しているのを見ると嬉しいですし、次女が交通事故に遭った時には、代わってやりたいと思うほどに心を痛め涙しました。長男が児童合唱団で晴れやかに歌っているのを見る時、感動し誇りに思います。感謝なことは、私たち夫婦と同じようにこの3人の子どもに愛を示してくれる両親、さらには血のつながりを超えて、教会の方々や友人たちがいることです。その様な人たちの愛によって私の家族は支えられているのだと感謝しています。
その感謝の気持ちを具体的に表わしたいと思い、私たち家族は世界里親会を通してフィリピンの10歳の男の子の里親になっています。私の長男と同い年で、見た目もどことなく似ているわが家のもう一人の息子です。そのJM君から手紙が届きます。色鉛筆とクレヨンで描いた絵が添えられてある感謝の手紙です。JM君がしていること、楽しんでいることはまさに長男がしていることと同じなのです。場所が変わっても、子どもが楽しむこと、頑張っていること、苦しんでいることは同じようなことなのだと改めて思わされます。息子が笑い、泣き、楽しみ、苦しむ時、海の向こうのJM君もそうであることを思い、彼のために祈ります。食べ物が与えられ、わが家の食卓で感謝の祈りをする時に、彼にも今日食べる物が与えられるようにと祈ります。そして、このことが私たち家族の心を育て、豊かにしてくれているのです。支援しているようで、実は私たちが支えられているのです。
愛が行動に表わされ、形になること。これが一人また一人と広がる時に、支えられる人も支える人も、心豊かにされ、飢餓と貧困に苦しむ人が必ず救われると信じています。ぜひ、あなたも愛を見える形に表わして下さい。そして愛の冷えた社会で本当の豊かさを分かち合いましょう。
『愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、
私たちもまた互いに愛し合うべきです。』 (聖書)
日本国際飢餓対策機構 理事長
岩橋 竜介
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