2014年09月10日
東北支援の経験をいかし住宅床下の泥だし作業
広島土砂災害のボランティアチームは、現在も広島市安佐南八木と同安佐北区可部東での支援活動を継続しています。
現地で活動を進める当機構の吉田スタッフによると「住宅の床下に流れ込んだ泥出し作業は、東日本大震災の時の状況と共通するものがある」とのことです。とくに床上まで浸水するなど、被害規模が大きかった被災者ほど「家をこのまま残して住むか、それとも床板を剥がしてできるところまで綺麗にするかで判断できずにいる方もおられます。中には床下の泥をそのままにとりあえず住むという場合もあります。そのような状況は東北にもみられました」その判断を迷わせている大きな要因の一つが費用や人手の問題です。床下の泥を放置すると建物だけでなく、人体にも少なからず影響があるともいわれるだけに、被災者の心情は複雑です。

そのような状況下で「被災された方からの要望があれば、積極的に床下にもぐって泥出し作業をさせていただいています。市から派遣されてくるボランティアさんはそこまでの作業には制限があるのか、できないようなので、私たちで行わせてもらっています」こうした中で、地区の自治の役員さんや様々な世話をされている方からの依頼も生まれてきています。地域の方々に信頼をいただき応援の輪の連係ができることは現地で活動する者たちにとっても大きな喜びです。
当機構は現在も様々な形で東日本大震災の被災者支援を継続しています。今回、その活動経験がこの広島でいかされています。これからもできるだけ被災された方々に寄り添いながら、少しでも現状からの回復が進むように応援を続けていきたいと願っています。
引き続き皆様からの応援を宜しくお願いいたします。活動現場では、毎日25〜30名の方々がボランティアに駆けつけてくださっています。ボランティアに参加を希望される方は、広島事務所・電話082(546)9036までご連絡ください。活動は、現場だけでなく、ボランティアセンターでの事務手伝いや清掃、食事作りなどもありますので、まずはご連絡ください。
支援はこちらから
郵便振替での募金は、00170ー9ー68590 日本国際飢餓対策機構 「広島土砂災害」と必ず明記ください。
- English(29)
- 【イベント情報】(71)
- 【チャイルドサポーター】(35)
- 【ハンガーゼロアフリカ】(62)
- 【フェアトレード】(41)
- 【世界食料デー】(12)
- 【動画】(1)
- 【国内での活動】(313)
- 【支援者の取組み】(32)
- 【海外での活動】(210)
- 【緊急支援活動】(281)
- ウガンダ(15)
- エチオピア(4)
- カンボジア(14)
- ケニア(21)
- コンゴ民主共和国(19)
- ニジェール(14)
- ハンガーゼロ・パートナーズ(1)
- バングラデシュ(9)
- パキスタン(7)
- フィリピン(23)
- ボリビア(19)
- ルワンダ(7)
- 南スーダン(12)