2014年07月22日
【フィリピン】台風9号による被害状況(ビコール地域)
先週、台風9号がフィリピンを襲い、当機構が支援している地域でも家屋損壊などの被害が出ています。以下、フィリピン飢餓対策機構からのレポートです。
台風9号(現地名:台風Glenda)は7月15日(火)夜にビコール地域を直撃しました。前日には低地や土砂崩れ、冠水の危険のある地域に住む人々に対し、自治体から事前に避難勧告が出されていました。
火曜日の午後、高潮の危険が高まったことから、スラ地域に住む人々が避難を始めました。人々は(昨年の)台風30号での高潮の被害の大きさを知っていたので、地域の安全確保のために残った数人以外は言われたとおりに安全な場所に避難、家族はビンゾンのパイロット小学校で寝泊まりしました。
台風本体は16日(水)の朝にビコールに来襲しました。真っ先に避難した家族は地域に戻り、自宅の被害を見に行くことができました。その時点で全家族の安全が確認されました。
18日(金)には、スラに住む390家族のうち、46家族の自宅が部分的被害(屋根が飛ばされた、壁が壊れたなど)を受けていました。家に使われた建築資材が軽いため、これらの被害は予想されていましたが、7家族は完全に流出しました。養殖している魚の囲いが破損したために生計が立てられなくなった家族も多くあります。
当機構が支援している家族の中にも6家族が被害を受けました(半壊3件/完全流出3件)。自宅が完全に流出した家族は自力で一時的な避難場所を設置し、その他は親戚宅に宿泊しました。
マトノグ、バスード、カマリネスノルテでは、731家族のうち26家族が避難、120件の家が半壊しました。FHの支援を受けている人々のうち、2家族の家が一部被災しました。
21日現在、ビコル地域全体で電力と通信網が被災、停電しています。電話とインターネットは時々しか繋がらず、ATMとほかの金融機関も散発的にしか機能していません。Mahjong Ways
今後もフィリピン飢餓対策機構と連携しながら、情報収集をし、必要な支援を検討していきます。
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