2012年12月11日

フィリピン南部台風被害について現地からの報告・支援受付開始!


 当機構が教育支援をしているミンダナオ島・アポセンターのキム・チョンフン氏から先週12/4にミンダナオを襲った台風被害の報告が届きました。

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私は土曜日に甚大な被害があったニューバタアン地域に行ってきました。
私が思っていた以上に被災地は非常に悲惨な状況にありました。
強い風によって、住宅の屋根が吹き飛ばされていたり、
周囲の木々が倒れて、多くの家が破壊されていました。
また集中豪雨による、ぬかるみで家、学校、公共の施設、田畑がすべて泥だらけでした。

まだ多くの人々が行方不明の状況にあり、
この日も救助隊が、行方不明者の捜索をしていました。
私が到着した時には、ブルドーザーが道路と街中にある泥を取り除く作業を続けていました。
その作業中に、死体を発見し、倒れた木の下から救助隊が引き出しているところでした。
群庁(Municipality office)の横には身元不明の死体がたくさん運ばれてきています。

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そこには多くの家族が身元確認のために待機していました。
集団で執り行われている葬儀も行われています。
あまりにもむごたらしくて涙があふれてきました。
多くの人々が軍の体育館に避難し、そこで過ごしています。

現在、特にボランティアが不足しており、復旧作業が難航しています。
電気と水の供給がないので多くの人々が苦労しています。
地元の団体や海外の団体が救援物資を提供していますが、
車が入る地域だけに限定されているようです。

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(報告:キム・チョンフン)

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この報告を受けて、日本国際飢餓対策機構も現地パートナーと協力しながら、
支援を開始いたします。みなさんのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

【WEBから今すぐ募金】コチラから⇒http://www.jifh.org/joinus/support/#02_03

【募金受付】 郵便振替 00170-9-68590 日本国際飢餓対策機構
※記入覧に必ず「フィリピン台風」と明記

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