2012年09月19日
【ボリビア】アサワニ地域住民の劣悪な健康状態
先週末9月7~9日の3日間、ボリビアのアサワニ地区で高校を借り、医療・社会奉仕活動を実施。
医師による診察の結果、地域住民の健康状態が明らかになりました。
その様子をボリビア駐在員の小西小百合から報告させていただきます。
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一般医療診察にはアサワニ地区に属する他の小さな村々からも来て下さり、大人と子ども合計で217人が診察を受けることができました。この地区の人々の健康状態は私が想像していたよりもずっと劣悪で驚きました。遠くの村からやってきて「羊の放牧があるので急いで診察して下さい」と、日が照りつける中、長蛇の列で待って下さった方々がたくさんいました。
【写真左:子どもの診察の後に診察を受けるため並ぶ大人たち】【写真右:医薬品を受け取るために並ぶ人々】
この地域の低年齢の子どもや年配女性、お年寄りの方々はアイマラ語しか話せない状況です。またボリビア飢餓対策機構の2人のスタッフや医師たちはスペイン語とケチュア語しか話せないため、適宜地域の人に通訳を依頼しがら進めなければなりませんでした。健康面だけを見ても、とても多くの必要を抱えている地域だと改めて思わされました。医師によると、
「年配の多くの方々に尿路感染がある。大人の男性約60%に前立腺炎の症状がみられる。
子どもたちには様々な感染症がみられる。地域の人々全員に歯科衛生指導が必要、
また地域の人たち全員が個人的に保健衛生が必要。特にシラミが多い」とのことでした。
今回の診察記録の詳細をまとめるには時間がかかりますが、さらにそれを参考にして今後どのように関わっていったらよいのかを考えていきます。
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現在、この同地区の子どもたち30人の子どもが教育支援を必要としております。
子どもたちの里親となって、彼らの成長を見守ってくださるチャイルドサポーターを募集しております。
皆さまのご協力よろしくお願いいたします。
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