2012年08月10日
【フィリピン洪水】現地からの報告
当機構のパートナー団体、FHフィリピンからの報告です。
この三日間降り続いたモンスーンの雨のため、フィリピンでは9つの郡で洪水が発生し、およそ25万人が避難を余儀なくされました。濁流が流れる河川近くのFHフィリピン支援地域に住む人々も避難しています。マニラ首都圏地域は70パーセント以上が冠水しています。火曜日の午前、雨は一時降りやみましたが、午後にはまた、強い雨が始まりました。FHフィリピンが支援するコミュニティーのうち4地域が洪水被害にあっています。
FHフィリピンのスタッフの中には自身の自宅が被災した者もいます。
以下はFHフィリピンが支援しているコミュニティーからの報告です:
(1)マラボン市キャトモン地区:
この地域では洪水が胸の高さまで来ています。移動手段はゴムボートだけで、この地域に住む家族はキャトモン小学校に避難しています。教会も浸水していて、避難する人々を受け入れることができません。この地域では停電が二日間続きました。
(2)ナボタス地区:
火曜日の朝、この地域には通行できる道路がありましたが、午後にはまた警報が発令されました。水は腰の高さまで来ていて、地域の家族は一カ所に集まるように指示されました。コミュニティーのリーダーは避難先で炊き出しを始めました。ここでも二日間停電がありました。
(3)リサル地区:
サン・ホゼ小学校には80家族が避難しています。ティバッグ地区ではブルゴス小学校に130家族が避難しています。FHフィリピンの協力教会べテル・クリスチャン・アッセンプリーは地域住民の為に炊き出しをしました。
(4)ブラカン地区:
川の近くに住んでいた40家族は避難したが、正午現在、地域の担当者が近くのダムは放流をしないことを確認したので、帰宅を許されました。
FHフィリピンはナボタス地区とリサル地区での炊き出しを始めており、今後も継続する予定です。食糧、飲料水マットそしてブランケットを配給する予定です。体調不良のこどもたちがいるので医師による診察も行っていきます。
現在、フィリピン洪水のための緊急支援募金を受付ております。
皆さんのご支援どうぞ、よろしくお願いいたします。
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