2012年06月23日
森祐理 親善大使 被災地慰問コンサート報告
6月11日から14日まで、財団法人大阪クリスチャンセンターと一般社団法人モリユリ・ミュージック・ミニストリーズ主催の被災地訪問ツアーがありました。 昨年9月に第1回目が開催され、今回は2回目のツアー。2回目の参加となる方や、初めて参加して下さった方と一緒に被災地を回り、森祐理さんのコンサートも一緒に作り上げました。
今回は主に計4ヶ所の被災地訪問(石巻市、南三陸町、気仙沼市、山元町)と、4ヶ所の仮設住宅などでコンサートを行いました。去年訪れた場所は瓦礫も撤去され、1年でこれだけ変わったのかと驚きを隠せませんでした。初めて被災地を訪れた方も、まだ手つかずの状態で残っていた家屋に、「うわぁ...」と仰り、心を痛めておられました。
【石巻 日和山公園より】
祐理さんは今回で10回目の被災地訪問。2回目の公演となる会場もあった為、リピーターの方もおられました。「元NHKの歌のお姉さん、森祐理さんのコンサートをします!」とお声掛けを仮設住宅でしていると、「あ、知ってる知ってる!前も聞いたことある。」と仰って下さる方もいました。祐理さんの美しい声と心のこもった歌、そして涙なしでは聞けないメッセージ...毎回本当に素晴らしいコンサートを披露して下さいますが、今回も聞く人の心に響くものとなりました。
ある山元町の仮設住宅でコンサート中、祐理さんが震災直後にこの山元町にある避難所となっていた坂元中学校を訪れて歌を歌ったという話をされました。すると、その時そこに避難していて、祐理さんの歌を聞いたという方に再会するといった嬉しい出来事もありました。来場下さった方たちは、「癒されました~。元気を貰いましたよ。」と言って下さり、歌の持つパワーを感じるコンサートになりました。
【南三陸町でのコンサートの様子】
会場外ではツアーメンバーによるポン菓子(東北では"ばくだん"や、"パットライス"と呼んでいました)を作って、皆さんにお配りすると、「懐かしい味だね~。」と笑顔で頬張っておられ、和やかな雰囲気に包まれていました。ツアーメンバーの中には、仮設住宅の方と色々なお話をし、「震災当時の様子など貴重なお話を伺えました。帰ったら手紙を書こうと思います。」「今回は個人的に仮設住宅の方とお話をする機会が多く、とても良かった。」とそれぞれ心に残った経験ができたようで、大阪に戻ってから周りの人に現状を伝えるからね!と言って帰路につかれました。
【気仙沼市 仮設住宅でのコンサート】 【ポン菓子作りに励むメンバー】
今迄も各地でコンサートやイベントをさせて頂きましたが、ボランティアの人数も激減し、メディアで取り上げられることも少なくなり、取り残されたような気持ちになっておられる方も少なくありません...これからも継続的に訪問し、仮設住宅の方同士が気軽に集えるような機会を提供していこうと思います。(報告:東北事務局)
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