2011年12月30日
仮設住宅でやきとりカフェ(亘理聖書キリスト教会)
当機構がボランティアを派遣している亘理聖書キリスト教会の熊田康之牧師は震災以前、焼き鳥の屋台で移動しながら、焼き鳥の販売をされていました。その経験を活かして、12月から仮設住宅の方々への応援として「やきとりカフェ」をスタート。
毎週2回、火曜日と金曜日に教会周辺の仮設住宅を周り、やきとりやミニドーナツ、コーヒーなどを仮設住宅にお住まいの方々に届けました。
熊田牧師はカフェを始める前にボランティアに対して次のように話されました。
「仮設住宅に住まれている方の中には、家からなかなか出てこない独居老人の方が多数いると聞いている。そのような方が出て来て、一緒にやきとりを食べたり、お話をしたりできるような場所を提供したい。出てこられない方にも積極的に訪問してお話を伺いましょう。」
毎回やきとり屋台の前には長蛇の列ができました。
焼き鳥が焼きあがるのを待っている間、ボランティアを通じてコーヒーやミニドーナツが振る舞われ、とても喜ばれました。
そして焼き鳥を食べた子どもも大人もみんなが笑顔になりました。
熊田牧師は並んでおられる方々に声をかけながら、「何度並んでもいいから、何回でも来てくださいね」と優しく焼き鳥を手渡しされていました。
実際にそのあまりのおいしさに何回も並ぶ方もおられましたが、その度にみかんやリンゴ、干し柿、ジュースなどの差し入れを携えて来て下さいました。
それから、集会所に駐在されておられる町の臨時職員の方のご協力により、独居のお年寄りの方の家やなかなか外に出てこられない方の家を一緒に訪問し、焼き鳥やお米をお配りしました。
12月23日は、冬休みに入った子どもたちも多く集まり、ボランティアと子どもたちが一緒に遊ぶ光景も見られました。またパンアキモトのパンの缶詰やラボンダンスのパン、さらにラッピングした絵本やクリスマスリース、手作りクッキーなどもクリスマスプレゼントとしてお配りさせていただきました。
熊田牧師は「来年もこの『やきとりカフェ』を継続して、仮設住宅を周りながら、地域の方々に寄り添い、精いっぱい応援していきたい」と話しておられました。
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