2011年09月20日

ケニア同行の秋元ハンガーゼロ特別大使からも報告届く


清家スタッフとともにケニアに入った当機構ハンガーゼロ特別大使の秋元義彦氏(パン・アキモト社長)から、現地の様子を伝えるレポートが届きました。秋元氏は、難民キャンプに向かった清家スタッフとは一時別れ、国際飢餓対策機構ケニアがマルサビットを拠点に続けている食糧支援活動などを視察しています。



秋元義彦

乾いた大地・ケニア北部滞在3日目の報告です。

北部マルサビットのFH(国際飢餓対策機構)ケニアのゲストハウスからこんばんは・・・。


本日のフィールド(地域回り)は、予想以上に厳しかった。

朝8時半にマルサビット拠点を出発し、夕方四時半までオフロード走行。

道路があって無いような状態のデコボコ、砂漠化した野原と河川敷のような超オフロードを駆け巡った。

(1)FHが管理する地域食糧配送拠点の視察。

(2)移動性難民の暮らす地域(10年前はきちんとした畑だった、ここ2年以上雨がないため砂漠化した農園)で約20家族が仕事もなく政府やNGOの支援で生きている。数少ない家畜も餌不足の為付近に死体として放置され、カラスやハゲタカがむしばんでいる状況はショックを隠しきれない・・・

(3)あちこちの小さな集落も畑があって無いような状況だが、小学校は目立って存在している。FHのサポートする地域医療・母子支援・コミュニティー(公民館のようなもの)も所どころの集落に存在している。

(4)元河川があったと思われる所の一つに、井戸が複数掘られていてオバちゃんや家畜などが集まってきている。 そして人力で汲み上げているので「ボーリングしたりモーターを付ければよいのに・・・」と

質問したら、直ぐに乾きあがるのでゆっくり汲み上げている・・・と。井戸の整備にもFHは支援を続けている様子。

(5)そしてそこから離れた乾燥の大地に、元河川があったところを堰きとめる「ダム工事」が進んでいる。

いつかは雨が降り、ダム湖が出来ることを期待しているが果たして・・・。

(6)更に山奥(と云ってもあまり木がない山)に、水源があるとのことで道なき道を車で駆け上がったが、倒木と狭すぎる小道の為途中諦めた。

FHケニアの彼らが見せたいものが沢山ある為、あちこちを超スピードで廻る為到着直後にランクルのファンベルトがちぎれるハプニング。身体もガタガタ、背中いっぱいバンテリン・・・日焼けと体中土ホコリにシャワーを浴びてもスッキリ無し。


明日はもっとタフな道を通って奥地の集落へ移動らしいです。そして野宿?状態かも知れないので、一抹の不安。

あと三日でミッションが終了と思うと、頑張りが利くかも。FHケニアのメンバーの働きに感激の連続・・・・

ゴット、ブレス、アス・・・


fhケニア.JPG

fhケニア2.JPG


写真は飢餓対策機構ケニアが提供(マルサビット)

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