2011年06月12日

4つの避難所(南三陸町)で「のみの市」を同時開催


今回パン・アキモトの社員やパン・アキモトと協力関係にある企業や大学生を中心に結成されたボランティアチーム、
総勢35名が東北入り。事前に秋元社長より「ボランティアを助けるためのボランティアをしたい」と連絡があり、
かねてより計画していた南三陸町で「のみの市」を実施することになった。

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「のみの市」を開催したのは志津川中学校、志津川高校、林生活センター、田尻畑の4カ所。
現地の避難所で寝泊まりしながら、ボランティア活動をしておられる南條さんや西川さんの協力のもと、
それぞれ4つのチームに分かれ、衣類やパン、お米、トートバッグ、日用品など各地域のニーズに合わせて、
物資を配布した。

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【志津川中学校体育館内で行われた「のみの市」】

その後、4チームが集結し仮設住宅を訪問。パンの缶詰めやミルクパン、ジュース、チーズなどを配布して周った。

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当機構は今まで、仙台市内の若林区と宮城野区の避難所で「のみの市」を開催してきた。
しかし、ある時、避難所で数人の男性からこんな言葉をいただいた。

「おれたちはもう大丈夫。物流も回復した。買おうと思えば服なんて買える。
 でも、南三陸や気仙沼はこっちよりも被害が大きく、店も街もないと聞く。だからもっとそっちに届けてほしい」

その方たちの思いと、その言葉に心動かされたスタッフと、物資を届けてくださった方々の応援と、
このプロジェクトに賛同し時間を割いて働いて下さった方々の協力によって、今回の「のみの市」は実現した。

4つの避難所どこにおいても感謝の言葉は絶えなかった。
物資を受け取ったすべての仮設住宅において感謝の笑顔はあふれていた。
自分のことだけでなく、他者の必要を考え、行動すること。
そんな愛の連鎖が重なりあうことで、本当に必要な救援活動は進められていく。

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