2011年05月15日

祈りによって開かれる心


サックス奏者スティーブサックスさん達の音楽グループが女川でコンサートを開催。
800人が避難所生活をされている総合体育館でコンサートが行われた。

最後に今回のイベントの発起人である石巻キリスト教会の牧師・伊藤先生があいさつをされ、その中でアメリカ・シカゴの教会から来られていた小針先生を紹介。小針先生は「アメリカから祈っています」とあいさつ。
それを聞いた伊藤先生は「祈っていますという言葉だけではなく、実際にこの場で祈っていただきましょう」と小針先生にお祈りをお願いされた。


「・・・私も、おじ2人を石巻でなくしました。
多くの人が今回の津波でなくなり、多くの犠牲を払わなければなりませんでした。
私たちにはその意味がいまだ分かりません。しかし、どうか神様の慰めが一人一人の上にありますように。
イエス・キリストのお名前によってお祈りいたします。」

その祈りに多くの人が涙を流された。
コンサートが終わっても、その会場から離れようとしない人々。
心の内側をさらけだし、心の傷を牧師先生方に語りはじめる。
できるだけ喜怒哀楽を表さないようにしている避難所生活の人々には、心の内をさらけ出す相手と時間が必要である。
それを表したときからそれぞれの次の歩みが始まる。

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