ハンガーゼロ アフリカ」とは

吉田 知基

2018年01月22日

a fact of life/FACT

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"Thanks for the memory that doesn't fade in my heart"
「僕の心に、消えることのない思い出をありがとう」

昨日は父親の62回目の誕生日でした。
月日が経つのは本当に早いものです。
さて皆さんは「消えることのない思い出」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

kamishibai.jpg


私にとってそれは幼き頃の「冤罪」の経験です。
冤罪とは「罪がないのに罰せられること」です。

あれは小学校就学前の5歳くらいだったと思います。

私は教会の日曜学校の部屋で、同年代の友だち数人と楽しげに、遊んでいました。
そこへ牧師である父が来たのです。

父はよく遊んでくれていたので、私も調子にのってみんなで
父に飛び乗ったりして激しく遊んでいました。

すると突然。

"プぅ~"

と空気を揺らす可愛らしい音と共に、あたりに不穏な香りが漂いました。

私はすかさず、「あっ、お父さん、おならしたー くっさ~」とげらげら笑いながら指摘したのです。
(といいますのも私のお尻からは、空気がもれる感覚がなく、父がいる方向から音がしたからです)

しかしながら、その瞬間、父の形相が鬼のように怖くなり、
「ちょっとこっちへ来なさい!」と私をその部屋から連れ出したのでした。

父は二人きりになると、私をまっすぐ見つめ、静かにこう問いました。

「誰が、おならをしたんだ?」

私はびびりながら、「...おとうさん」

「本当のことを言いなさい!誰が、おならをした!?」

私は泣きながら力を振り絞って答えました。
「だって、ぼく、してないもん...」

すると、父は片手を振りかざし、今にもビンタをかますぞという勢いでさらに詰め寄ります。
「お前がしたんだろ!ちゃんと正直に言いなさい!たたくぞ!!」

「・・・」

バチンっ!!

私はその痛みに完全に心折れてしまい、声を震わしながら
「ぼ、ぼく、ぼくがしました。」

父は「ごめんなさいは?」

「...ごめんなさい。」と私。

そして、父はその場を離れ、その部屋から去っていったのです。

ひとり、部屋に残された私は、しばらく泣き続けました。
クッサいおならをしていないのに、したことにされ、殴られ、
謝罪をしなければならなかったことがどうしても理解できずにいたのです。


しかし、私は後になって気づきました。

あれは父の大切な愛のメッセージであったのだと。

聖書によるとイエス・キリストは罪がないのに十字架の罰を受けられたのです。
それがどんなにすごいことで、大変なことで、有り得ないことであるのか、
そのイエス様の複雑な胸中をまだ未就学児であった私に教えるためであったのです。


 父へ

 「あの時、おならをしたのは誰だったのか」

 今となってはどうでも良いくらいに、月日が流れてしまいました。

 私の心に消えることのない思い出をありがとうございます。

 年末の方正ビンタを観ると当時の自分と重なり少し心が痛いです。

 たくさんの愛をいつもありがとうございます。

 62歳の誕生日おめでとうございます。


吉田 知基


"No matter what,
 isn't even a harsh future better than
 a history made by somebody else?
 Don't you think so?"

歌詞:a fact of life/FACT

《日本語訳》
どんなに辛くても未来はある
それは他の誰かによって作られた歴史よりは良いだろ?
そう思わない?



【Youtube動画:FACT - a fact of life (Music Video)


『十字架のことばは、滅びに至る人々には愚かであっても、
 救いを受ける私たちには、神の力です。』

(コリント人への手紙第一1:18)

"For the message of the cross is foolishness to those who are perishing,
 but to us who are being saved it is the power of God"

(1 Corinthians 1:18)


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