あらためてこの4年を振り返り、多くの方々に支えられて
きたことを感じています。
2011年から2012年は、毎日毎日、顔と名前も憶えきれない
ほど多くのボランティアの方々が来てくださいました。
日帰り、数日間、数週間、数か月と、それぞれご自分の事情に
合わせて被災地での活動を手伝ってくださいました。
そのようなボランティアさんたちに、東北の私たちは
助けられ、元気をもらい、笑顔をもらい、
時に一緒に泣きながら、4年という時間を過ごして
きたように思います。
前を向いて歩かなければならないと分かっていても、
いつもそのような気持でいられるとは限りません。
狭い仮設住宅での毎日、目の前に広がる雑草だらけの自宅跡、
将来への不安、取り残されていく実感、
復興の光の影で、悲しみが隠れてしまっていくかもしれません。
この4年間、東北を覚え祈り励ましてくださった方々が、
これからも私たちを支えてくださることに感謝して、
5年目を過ごしていきたいと願っています。
地震にも負けない強い絆を作り
亡くなった方々の分も 毎日を大切に生きていこう
傷ついたふるさとを 元の姿に戻そう
やさしい春の光のような 未来を夢み
響き渡れ ぼくたちの歌 生まれ変わる ふるさとの町に
届けたいわたしたちの歌 しあわせ運べるように
「しあわせ運べるように(ふるさとバージョン)」より
作詞・作曲 臼井真さん